
「40代…転職したい…でもするべきなのか、しないべきなのかわからない」
「40代で転職が成功する人ってどんな特徴があるんだろう?」
40代になると受けられる会社も限られますし、転職したくても不安要素が沢山あって勇気がでませんよね。わかります。わたしは37歳のときに転職しましたが、その歳でも結構苦労しました。
ですが、40代でも沢山の人が転職を成功させていることは確かです。
では、どういった40代の人が転職を成功させているのか?どんな人が失敗するのか?その部分を紐解きながら、今のあなたは転職すべきなのか、そうでないのかを判断していきましょう。

不安をぶっとばすです~
40代の転職で成功する人の特徴

40代の転職で成功する人の特徴は全部で8つ
- 転職期間に余裕がある
- 退職前に転職活動をはじめている
- 実務経験がある職種を選んでいる
- 複数の手段を使っている
- 転職理由が明確
- 希望条件が明確
- 「謙虚」と「学ぶ姿勢」がある
- 待遇面よりも仕事内容を優先させる
まずは転職活動に余裕を持たせることが第一。次に選び方や手段、理由の明確化などです。
では、一つずつ説明していきます。
転職期間に余裕がある
一般的に、転職活動を始めてから採用されるまでの期間は、2ヶ月から半年とされています。ですが、40代ともなるとそれ以上かかることが予想されます。
そのことを理解したうえで、はじめから転職期間を多く設定している人は比較的成功しているんですね。

余裕が大切ってことです!
もし、退職後に転職活動を行うときは、最低でも6ヶ月の生活費を確保し、余裕を持って会社選びができるような環境を整えておきましょう。
退職前に転職活動をはじめている
退職前に転職活動をすることで、期間が限られることがなく、徹底的に自分の希望条件を満たす会社を探すことができます。さらに、気持ちにも余裕ができますので、視野を広くして会社選びをすることができます。
もし、転職を急いでいないなら、次の転職先が決まるまでは、今の仕事を続けるのが利口ですね。
実務経験がある職種を選んでいる
40代の転職なら、実務経験がある職種への転職が大前提。その理由は、40代で求められるのは「実績」と「経験」だからです。
たとえば、ドラクエで勇者のレベルが50なのに対し、レベル1のホフマンがきても仲間に入れませんよね?経験値と実績がないホフマンなんてただの宿屋オタクのバカ息子です。
このように、会社のレベルを考えると、自分の経験や実績をもとに選ぶのが前提になるんですね。

ホフマンといえばドラクエ4です!
未経験で実績のない職種への転職も可能ですが、楽に転職を成功させたいなら、実務経験がある職種へ転職しましょう。
複数の手段を使っている
転職活動には様々な手段があります。
- ハローワーク
- 求人雑誌
- 求人サイト
- 転職エージェント
- 知人からの紹介
これらをすべて利用している人は、40代でも転職を成功させているようです。
できるだけ多くの手段を使うことで、自分でも知らなかった職種や仕事、会社を知ることができます。その結果、道が大きく開けていき、好条件の会社へと転職することができます。
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転職理由が明確
人事からすれば「履歴書の退職理由と志望動機を見れば、どういう人物かはだいたい分かる」そうです。
わたしも人事を担当したことはありますが、やはり「理由」とつくすべてに一貫性がないと不信感を抱いてしまいます。そういったことから、転職理由が明確で、退職理由も明確である人は、40代であっても転職を成功させやすい傾向にあります。
転職理由の作り方がわからない人はこちらを参考にしてみましょう。
希望条件が明確
「転職して何を変えたのか」「転職して何がしたいのか」が明確であれば、応募書類や面接での動機をしっかり伝えることができるので、面接官に良い印象を与えることができます。
「謙虚」と「学ぶ姿勢」がある
実務経験があり、以前の会社で役職がついていても、転職すれば一番下っ端です。そのことを理解し、経験を「プラス」と考えず「マイナス」ととらえ、過去の経験を「生かす」のではなく「加える」という考え方をしている人は、40代でも成功しています。
どんなに経験があろうと、どんなに年上であろうと、謙虚さと学ぶ姿勢がなければ、それは単なる老害です。
待遇面よりも仕事内容を優先させる
待遇面よりも仕事内容を優先させる40代は転職が成功しやすい傾向にあります。その理由は「会社への貢献」「自分の成長」といったポジティブな印象を与えるからです。
逆に、仕事内容よりも待遇を優先させる40代は失敗することが多いです。
その理由は…
- 「自分自身のメリットしか考えていない」と思われる
- 待遇を優先できる人材か厳しい目で見られる
- 待遇で選ぶなら他にも良い会社は沢山あるから
待遇を優先させることは、自分の株を下げて、ハードルを上げているようなものです、これに気づかず待遇を優先していると失敗してしまいます。

40代の転職で失敗する人の特徴

40代の転職で失敗する人の特徴は6つ
- 漠然とした理由で未経験の職種を選んでいる
- 前の会社を引きずっている
- マネジメント経験がない
- 転職先への希望条件が多すぎる
- 待遇のことしか考えていない
- 社会人のマナーが守れていない
これを見て当てはまっていることはありますか?
一つでも当てはまったら転職に失敗する要因になります。できるだけ直しておきましょう。
では、一つずつ紹介していきます。
漠然とした理由で未経験の職種を選んでいる
未経験の職種にチャレンジすることは悪いことではありません。しかし、ただ漠然とした理由で未経験の職種を選んでいるなら、失敗する確率が高くなるでしょう。
その理由は、漠然とした理由は態度や答えにも出てくるからです。わたしも面接する立場にいたことがありますが、理由や動機が曖昧な人はまず落とします。なぜなら、曖昧な人ほど責任を持って仕事をしないからです。
もし、あなたが漠然とした理由で職種を選んでいるなら、もう一度考え直してみる必要がありますね。
前の会社を引きずっている
今の会社で役職についていたり実績があったとしても、新しい職場ではすべて通用しません。そのことを理解せず、過去の栄光にしがみついていると必ず失敗します。一からの出発に覚悟がないなら、転職は諦めましょう。

厳しいです~
前の会社を引きずったまま転職をしてしまうと、結局出戻り社員になってしまうケースがあります。出戻り社員にもデメリットがあるので、詳しくは出戻り社員のメリット・デメリットを見てください。
マネジメント経験がない
40代でマネジメント経験がないと転職は厳しくなります。なぜなら、人に使われることに慣れすぎていて、自分で考えて行動することが苦手になっている可能性があるからです。これは会社側も抱くこと。
さらに、40代でマネジメント経験がないと「いままで真剣に仕事に取り組んだことがない」と思われてしまいます。なので、もしマネジメント経験がない状態で転職するときは、かなりの覚悟が必要になってきます。
転職先への希望条件が多すぎる
40代で希望条件が多すぎると失敗します。なぜなら、40代の市場価値はそこまで高くないからです。
業界内で信用と実績、知名度がある人なら好条件でも転職できますが、一つの会社内だけで活躍した程度では見向きもされません。
なので、実績ある同業種の転職であっても、できるだけ条件は抑えていたほうが転職は成功します。
待遇のことしか考えていない
仕事は生活するためにするものですが、露骨にその考えを口にすることはNGです。会社としても「会社に貢献できる人材」がほしいわけなので、待遇面ばかり気にしている人を採用したりしません。
本音は待遇でも、社会人としてのモラルや常識を持って活動していきましょう。

待遇だけが仕事じゃないです~
社会人のマナーが守れていない
40代の社会人でもマナーが守られていない人が多くいます。40代は大卒だとしても20年弱は社会で働いていることになるので、経験、年齢的にもベテランの域にいるんです。そんな社会人がマナーを守っていない、もしくはわからない状況なら黄色信号かもしれませんね。
もし、マナーに自信がない人は改めて勉強し直しましょう。あと、面接慣れしていない人は面接のマナーも勉強しておきましょうね。

今のわたしは転職すべきですか?
結論から言うと、漠然とした転職理由なら今は転職すべきではありません。逆に、明確な転職理由があるならいますぐ転職活動をするべきです。
これまで仕事に対して情熱や目標、目的を持って働いていたり、年齢相応のポジションに就いて経験があるなら、40代でも転職は成功すると思います。ですが、これまでチャランポランな働き方しかしてこなかった人は、せめて明確な転職理由をみつけて、目的を持った転職活動ができるまで、転職はすべきでないと思います。

転職できるように整えるです~
ですが、ときには「辞めたほうがいい」ときもあります。詳しくは「仕事辞めた方がいい時」ってどんなとき?をごらんください。
40代の転職を成功させるために必要な「2つの把握」
40代で転職を成功させるには2つのことを把握しておく必要があります。
- 自分の能力、経験と業界の需要を把握する
- 受けたい会社の年齢構成を把握する
自分の能力や経験、年齢と、会社の需要が一致していれば成功します。なぜなら、あなたと会社の利害が一致するからです。
わたしが以前いた会社では、「20代は雇わない」「好ましいのは30代後半から40代前半」という会社でした。なので、その会社の平均年齢は40歳と高め。それでも会社は右肩上がりだったので、そういう会社だったんでしょう。
このように、会社とあなたの利害が一致すれば、40代でも転職を成功させることができます。
40代の転職で使える資格は?

40代の転職で使える資格を紹介します。
- 簿記2級
(営業、バックオフィス側にも有効) - FP,ビジネス実務法務検定
(法務、人事にも有効) - 宅地建物取引士
(40代から挑戦する人も多く、金融、建設業で有効) - 中小企業診断士
(これまでの経験と診断士の知識で独立も目指せる) - 大型自動車免許
(玉掛け、小型クレーンを同時に取得するとかなり有効) - フォークリフト
(操作も簡単で、会社を選べば年収400万円も可能)
40代で資格を取るときは「なんのために取得するか」を明確にしておく必要があります。なんとなくで資格を取得しても時間の無駄になってしまいますし、なんといっても一貫性がない考えは転職失敗する要因になってしまうからです。
資格を取得するなら「なにをするか」を先に決めて取得しましょう。
大型免許やフォークリフトは人手不足な業界になるので、取得さえすれば実務経験はあまり重要視されないと思います。
「体を動かす仕事は絶対にしたくない!」っという人以外は、個人的に大型免許やフォークリフトがおすすめです。
40代で転職しようか正直迷っている…
40代で転職しようか迷っているときは、おそらく「明確な転職理由がない」「不安要素を多い」ことが原因だと思います。そんなときは、とりあえず在籍しながら転職活動をしていきましょう。
在籍していれば期間を気にすることもありませんし、就きたい仕事が見つかって辞めるのであればリスクを極限まで下げることもできます。
40代を超えると転職先が狭くなってしまいますが、異業種の転職でも、同一業務なら評価は高くなるので、少し職種を広げるのもありだと思います。

はっきり決まるまでゆっくり考えるです~
40代で転職をした理由
では、ここで「40代で転職をした理由」を見ていこうと思います。
40代で転職した理由 | |
1. | 労働条件が良くなかった |
2. | 年収が低かった |
3. | 人間関係がうまくいかなくなった |
4. | 長年の不満が爆発してしまった |
5. | 実績に対して正当な評価がされない |
6. | 会社の将来性に不安があった |
7. | 自分の時間や健康を考えた結果 |
8. | 働き方を変えたいと思った |
9. | 会社都合の退職 |
40代で転職した理由をリサーチした結果、「新しいことに挑戦する」のではなく、「労働条件、環境を変えたい」「働き方を変えたい」という理由で転職をしているようです。
あと、20代、30代のときにバリバリ働いている方が「そろそろペースを落とそう」という理由もあるみたいですね。逆に、これまで低賃金で働いていた方が、経験や知識を生かしてキャリアアップを目指すようなこともあります。
40代で未経験の職種へ転職した理由
次は、「40代で未経験の職種へ転職した理由」を見ていきましょう。
ランキング | 未経験の仕事に転職した理由 |
---|---|
1. | やりたい仕事、新しい仕事への挑戦 |
2. | 倒産、解雇、契約終了 |
3. | 収入アップのため |
4. | ライフスタイルの変化 |
5. | 希望の仕事に就けなかった |
6. | 前職に不満 |
7. | 体力に自信がなくなった |
40代で未経験の職種に転職する主な理由は「挑戦」と「現状の変化」です。なかでも「挑戦」を理由にしている方がすごく多い気がします。
一般的に「40代から未経験の職種に就くのはムリ」という考えが多いようですが、個人的に自分ができる作業を把握していれば未経験でもできると思っています。
なぜなら、職種が違っても似たような作業(業務)なら覚えが早いからです。たとえば、営業を経験した方が販売職に転職しても通用しますし、逆でも通用します。建築系の人が配送業に転職しても通用します。(これはわたしの経験談です)
そういったことから、40代でも未経験の職種を選ぶことは可能なんですね。
40代の転職で
大変だったこと良かったこと
40代の転職で大変だったこと
ここからは「40代で転職したときに大変だったこと」を紹介していきます。
- 最初は月収が10万円も下がって経済面が大変だった
- 年収が2割減った
- 一から人間関係を築くのが大変だった
- 仕事がなかなか覚えられなかった
- 年下の上司に気を使うのが大変
- やれる仕事しかできないからやり甲斐はない
- 新しい会社の風土になじむのに時間がかかった
やはりリサーチすると、「年収が下がった」というのが多くありました。そして、在籍年数が長かった方は「人間関係」が大変みたいですね。
40代の転職で良かったこと
- 以前では考えられなかったほど人間関係が良くなった
- 収入よりも充実感が得られたことでストレスがなくなった
- 真剣に取り組めるようになった。結果今の仕事が楽しい
- 新しい環境への順応性が高まった
収入を減らすことで仕事の負担が減り、ギスギスした人間関係がなくなることがあります。結果、人間関係のストレスが減り、充実した仕事をできるようです。
わたしも年収を下げたことはありますが、そのときは快適でした。重責もありませんし、なんといってもリラックスして働けます。やり甲斐はありませんでしたが、身体の疲れはありませんでしたね。
40代の転職で一番最初に悩むこと
「40代の転職」でリサーチしていると「40代の転職で一番最初にぶつかったのが人間関係」というのがありました。
40代で転職すると「年下が上司」なんてこともザラにありますし、同僚のほとんどが年下なんてこともあります。その中で人間関係を一から築いていくのはかなりストレスのかかることだと思います。
では、こういった場合、どうすればいいのでしょうか。わたしの経験やリサーチで得たことをまとめてみます。
40代の転職で人間関係を円滑にする方法
40代の転職で人間関係を円滑にする方法を
- 年齢は上でも立場は下だと納得する
- 自分から積極的にコミュニケーションを図る
- 相手の興味のある話をする
- 仕事を早く覚える
- 会社では役者になりきる
40代になってくると、相手に合わせるのではなく、自分に合わせてもらいがちです。ですが、これが通用するのは社歴が長い人間か役職がついている人間だけ。年齢は上でも、先輩達に合わせるのが新人としての最初のマナーであることを忘れないようにしましょう。
コミュニケーションを取るのは良いことですが、喋りすぎには注意です。「いいことを言おうとするより、余計なことを言わないほうが信用される」という作者不明の言葉もありますので、仕事を一番に頑張り、空いた時間で当たり障りのないコミュニケーションを取るようにしましょう。
[まとめ]
あなたにとっての成功と失敗とは?
40代の転職について色々と話してきましたが、人によって「成功」も「失敗」も変わってくると思います。
年収が下がったとしても、プライベートに使える時間が増えて、充実した毎日が過ごせればそれは成功ですし、逆に、年収が上がったとしても心身ともにボロボロになってしまったら、それは失敗ですよね。
なので、転職を成功させるためには「どうなりたいか」「どんな会社に入りたいか」を明確にする必要があるんです。
もし「それも曖昧で、自分でもどうなりたいのか決めきれない」というときは、マインドマップを作るといいでしょう。以前に書いた「仕事が長続きする職種」がわかるかもしれない自己分析方法にその方法がありますので、興味がある方は見てください。
40代の転職には色々な障壁があると思いますが、目的をしっかりと定めていれば、きっと良い転職ができると思います。

また見にくるです~
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