

「人間関係で悩んでるんだけど…もう仕事辞めたいな…
でも人間関係で辞めたら転職に影響ありそうだし…
どうにかして人間関係良くして働きたいな…」
こんな悩みに応えていきます。
わたしは過去に人間関係がハチャメチャな職場で働いていた経験があり、それでもなんとか関係を良好に戻したことがあります。
そのときに試したことや、世間の意見を交えながら参考になることを紹介していきます。
「仕事辞めたい」とおもう原因トップ5

まず、「人間関係が原因で仕事辞めたい」とおもう人は一般的にどれくらいいるんでしょうか?
仕事を辞めたいとおもう原因トップ5は下記のとおり。
- 1位:給料に不満がある
- 2位:人間関係が悪い
- 3位:休みや勤務時間に不満がある
- 4位:仕事内容に不満がある
- 5位:会社の将来が不安
人間関係で辞めたいと思う方は全体の約3割ほど。
しかしそれは建前であって、個人的にホンネだともう少し増えるんじゃないかなと。
また、女性に限定すると割合はすこし高くなるようです。
このデータを見てもわかるように、意外と人間関係が原因で辞めたいと思っている方は多く、働く人ならだれでも直面する問題だとわかりますよね。
中には人間関係で辞めることを「甘え」だと考える人も…
今回はこんなお悩みに答えていきます。 当記事を読めば、今あなたが「辞めたい」と思っている理由が「甘えなのか」「甘えじゃないのか」がわかり、今後仕事を辞めるか辞めないかの判断材料の一つになると思います。 わたし自身も転職を …
要するに人間関係で仕事を辞めたいと感じるのはあなただけではなく、結構当たり前な悩みだということです。
では次に「職場で人間関係が悪くなる原因」を見ていきましょう。
職場で人間関係が悪くなる主な原因

職場で人間関係が悪くなる主な原因は下記のとおり。
人間関係が悪くなる原因に自分が当てはまってないか確認しましょう。
- 同僚・上司の悪口、陰口を言う
- 自分の価値観を押し付ける
- 相手の立場を考えない言動をする
- パワハラ・セクハラ行為
- 感謝と謝罪がない
- 保身のため嘘をつく
- ふざけて仕事をする
- イヤな仕事から逃げる
- 話の輪に入らない
この原因は自分にも相手にも当てはまること!
同僚・上司の悪口、陰口を言う
職場で同僚・上司の悪口、陰口を言うと人間関係は悪くなります。
悪口、陰口は高い確率で本人の耳に入ってしまうから。
さらに悪口を聞かされた人も「自分のことも言ってるんだろうな」と感じるから。
結果、一つの悪口・陰口で2人から嫌われてしまうんですね。
悪口や陰口で仲間は作れません。逆に敵を作っていることを知りましょう。
自分の価値観を押し付ける
自分の価値観を押し付けると、周囲は徐々に距離を置くようになります。
価値観を押し付けるのは「相手をコントロールしたい」という心理があるので、それではお互いに理解し合えません。
たとえそれが部下であっても。
(また、あなたの価値観が相手のためになるとも限りませんし)
まずは相手の話を聞いてみましょう。
そうすることで違う解決案が生まれるかもしれません。
相手の立場を考えない横柄な言動をする
相手の立場を考えない横柄な言動を取ると、上司や先輩、同僚からも嫌われます。
横柄な言動は、協調性がないと判断されるし、ぶっちゃけ扱いづらいから。
たとえば作業手順が決まっているのに、自分の効率化だけを考えて手順を変えてしまったり、上司が決めたことに文句を言ったり。
言われた上司や先輩は当然扱いづらいと感じますし、同僚からも「一緒に作業したくない」と感じるはずです。
パワハラ・セクハラ行為
当然ですが、パワハラ・セクハラ行為は嫌われまくります。
本人が気づかないパワハラ・セクハラをしている可能性があるので、一度自分の行為を見直してみましょう。
主なパワハラ・セクハラ行為
- 体を叩く
- 体を触る
- 体のことを言う
- 暴言をはく
- 無視する
- 挨拶しない
- 嫌味を言う
冗談で言っているつもりでも、相手は違う捉え方をしている可能性があるので、普段の友達感覚で接するのは危険です。
感謝と謝罪の言葉がない
感謝と謝罪の言葉がない方は、周囲に不信感を与えます。
感謝(ありがとう)を言えない人は周囲から傲慢な人間だと思われ、謝罪(ごめんなさい)が言えない人は言い訳人間になってしまうから。
ちょっとしたことだと思いますが、これが人間関係を円滑にする基礎中の基礎なんですね。
保身のために嘘をつく
保身のために嘘をつくと、結果、周囲は敵だらけになります。
なぜなら保身の嘘は、周囲に迷惑をかけるだけだから。
たとえば仕事のミスを保身のために嘘をつくとします。
嘘をつくと真実がわからない、もしくは捻じ曲げられるから対策のしようもないし、最悪間違った対策が講じられるかもしれないから。
要するに現場を荒らしているようなものですね。
保身のつもりが結果的に人間関係を悪くしてしまうので、絶対に嘘をつくのは止めましょう。
ふざけて仕事をする
仕事をふざけると当然人間関係は悪くなります。
なぜなら真剣に作業をしている人を邪魔する行為だから。
たとえばテレビを見ていていきなりチャンネルを変えられると「イラっ」としますよね?
相手にとってはこれと同じような感覚なんです。
要するに場違いな行為ってこと。
ふざけるなら家に帰ってしましょう。
イヤな仕事から逃げる
イヤな仕事から逃げると周囲から嫌われます。
理由は、個々の仕事量に格差が生まれるから。
さらに社歴や年齢を理由に逃げる人はもっと嫌われます。
以上が「人間関係が悪くなる原因」です。
ではこれを知った上で解決案を見ていきましょう。
「人間関係で仕事辞めたい」ときの解決案

人間関係で仕事が辞めたくなったら、下記のことを検討してみてください。
- 社外の親しい人に相談する
- 社内の親しい人に相談する
- 人間関係が悪くなる主な原因を疑ってみる
- とにかく仕事に集中して様子を見る
- 部署異動できないか上司に相談する
- 自分では解決できないなら転職を考える
カンタンに解説していきます。
社外の親しい人に相談する
まずは社外の親しい人に相談する。
なぜなら…
- 自分をわかってくれている人に聞くことで自分の悪い部分が聞けるかもしれないから。
- また、どちらに問題があるかもわかるからです。
職場の人間関係はどちらが悪いって決めつけるのは良くありませんが、可能性として知っておくだけでも対策はしやすいです。
実際に相談して自分の悪い部分もわかったから
なので、まずは客観的に見てくれる社外の人に相談しましょう。
社内の親しい人に相談する
次に社内の親しい人に相談しましょう。
社内の人なら状況もわかってくれていて、もしかすると同じ悩みを解決した経験があるかもしれないから。
人間関係の問題が相手にある場合、他の人も同じような悩みを抱えていた可能性があります。
そうした場合は解決策がすぐに見付かるかもしれません。
仮に経験がなくても、同じ職場で違う考え方を聞くことも解決の糸口になることもある
人間関係が悪くなる主な原因を疑ってみる
人間関係が悪くなるのは原因があります。
原因があなたにあるか相手にあるかわかりませんが、主な原因を知ることで解決策が見付かるかもしれません。
さきほど紹介した「人間関係が悪くなる主な原因」に身に覚えがないかもう一度確認してみましょう。
仕事に集中して成り行きに任せる
荒療法になりますが、とにかく仕事に集中して成り行きに任せるのもアリ。
ほかのことに集中すると、意外と今の問題が小さく見えることもあるからです。
(要は雑念を消すってこと)
たとえばイヤな事があっても、飲みに行ったり、好きなことをしているときって忘れてますし、最後は「まいっか」ってなりますよね?
それと似たような感じで、問題とはまったく関係ないことに集中することで雑念は消えやすくなります。
部署異動できないか上司に相談する
部署に問題がありそうなら、部署異動できないか上司に相談するのも手。
部署異動するだけでもガラッと状況が変わることがあるから。
しかし部署異動は諸刃の剣です。
もし問題が解決できなかったとしても、もう部署異動はできないから。
正直おすすめできる方法ではありませんが、選択肢のひとつとして知っておいてもいいかなと。
自力で解決できないなら転職を考える
自力で解決できないなら転職を考えるのもアリ。
ですが、あまり取りたくない方法ですね。
なぜなら転職は根本的な問題解決にならない可能性があるから。
もし人間関係の原因が自分にあるなら、どこに転職しても同じ結果になるからです。
転職するにしても、できるだけ解決できるように努力は必要だと思います。
以上が解決案になります。
根本的な原因は自分にあることがほとんどなので、まずは自分を疑ったほうがいいかもですね。
人間関係で仕事を辞めたら転職に影響ある?

人間関係で仕事をやめたとき、転職に影響とかある?
考えられる影響は下記のとおり。
- 面接での退職理由や動機の説明がブレまくる
- 原因がわからないなら同じことを繰り返す可能性がある
面接で退職理由や動機がブレまくる
人間関係で仕事を辞めると、面接で退職理由や動機がブレまくる恐れがあります。
なぜなら嘘をつくことになるから。
人間関係で退職したとなれば、採用担当者は「人間関係を円滑に保てない人間」「うちに入社しても同じ理由ですぐ辞める」と考えるはず。
それを回避するために嘘をつく必要がありますよね。
でも嘘をつくと、必ず退職理由や動機につじつまが合わなくなるんです。
原因がわからないなら同じことを繰り返す可能性がある
もし人間関係の原因がわからないままなら、転職しても繰り返す可能性があります。
ある意味これが一番の影響かなと。
仕事を辞める理由はたくさんありますが、中でも人間関係はどこでも発生する問題。
できればどの会社でもやっていけるように、人間関係を円滑にできる方法を学ぶべきかなと。
人間関係を円滑にできる人の特徴

人間関係を円滑に保つ方法として、人間関係を円滑にできる人の特徴を参考にしましょう。
人間関係を良好に保てる人の特徴は下記のとおり。
- 悪口・陰口を言わない
- 与えらた仕事、責任を果たす
- 態度の悪い社員は相手にしない
- ストレス解消できる趣味などがある
- 適度なコミュニケーションを取る
悪口・陰口を言わない
人間関係を良好に保てる人は、必ずと言っていいほど、悪口・陰口はいいません。
なぜならメリットがひとつもないことを知っているから。
悪口よりも、相手を褒めたほうが数百倍メリットがあります。
与えらた仕事、責任を果たす
与えられた仕事、責任を果たす人は、人間関係も良好に保つことができます。
なぜなら信頼を得られるから。
とくに職場では信頼がないと人間関係が悪くなりがちなので、仕事で信頼を勝ち取っている人は人間関係を円滑に保っている人が多いです。
態度の悪い社員は相手にしない
態度の悪い同僚、上司を相手にしないのも人間関係を円滑にしている人の特徴。
なぜなら相手にしてもメリットがないことを知っているから。
人間関係をこじらせる人は、態度の悪い同僚、上司に対して敵意を向ける傾向があります。
しかしそんなことしても敵を作るだけでメリットはありません。
それなら相手をしないのが正解。というわけです。
ストレス解消できる趣味などがある
人間関係を円滑にできる人もストレスは貯まります。
ですが、そのストレスを職場の人に向けるのではなく、趣味で解消できるのが円滑にできる人の特徴。
要するに完全に仕事とプライベートを分けているんですね。
話す内容に「人の話題」を入れない
人間関係を円滑にできる人は、話す内容に「人の話題」を入れません。
なぜなら人の話題は愚痴や陰口の話題になりやすいから。
たとえば上司や同僚、社長や部長の話なんかすると、必ず愚痴や悪口になりますよね。
なので、できるだけネガティブな内容にならないように、ご飯の話や趣味、仕事の話をするんです。
人間関係を良好に戻す具体案

人間関係が悪くなったけど、良好に戻す方法とかない?
人間関係はやり方次第で修復は可能です。
参考にしてほしい具合案は下記のとおり。
- 自分の行いを改める(必要なら謝る)
- 同僚・上司のために行動する
- 問題がある同僚・上司と腹を割って話す
- 「ありがとう」を伝える
- コミュニケーションを積極的に図る
自分の行いを改める(必要なら謝る)
仮に人間関係が悪くなった原因があなたなら、自分の行いを改める必要があります。
必要であれは謝ることも検討してみてください。
実はわたしは一度職場の空気を乱してしまい、皆に謝罪したことがあります。
謝罪したあとも少しギクシャクしていましたが、結果的に前よりも仲良くなりました。
謝罪まで必要ないかもしれませんが、行いを改めることは必要だと思います。
同僚・上司の仕事の手伝いをする
同僚や上司のために仕事を手伝うと人間関係は良好に戻りやすいです。
なぜなら行動は気持ちの現れだから。
ある意味、謝罪するよりも行動するほうが効果的かなと。
要するに新人のときを思い出して気を使うってことです。
そうすればきっと相手もわかってくれます。
問題がある同僚・上司と腹を割って話す
もし問題が相手にあるなら、腹を割って話すのもあり。
なぜなら当の本人は問題に気づいていないことがあるから。
気づいてない人に態度で示しても意味ないですよね。
そんなときは勇気を持って話してみましょう。
「ありがとう」を伝える
相手に「ありがとう」を伝えると人間関係は良好になります。
「ありがとう」という言葉には、幸せホルモンといわれるセロトニン、ドーパミン、エンドロフィンといった、とにかく幸福を感じるホルモンが分泌されるらしいです。
恋人同士でも喧嘩し終わったら「ありがとう」とか「ごめんね」とか普段より言うようになりませんか?
そうするといつもみたいに仲良くなりますよね。
それを一緒です。
恋人と比べると可愛くありませんが、人間関係を戻すためには有効な手段だと言えます
コミュニケーションを積極的に図る
コミュニケーションを積極的に図ると、関係は修復されやすいです。
なぜなら喋る機会が多くなるから。
険悪のムードのままだと喋る機会が減って、関係を修復するキッカケが作れませんよね。
キッカケを作るためにも積極的なコミュニケーションは必要。
人間関係で仕事を辞めていいケースとは?
人間関係でもすぐに仕事を辞めて良いケースがあります。
- パワハラ・セクハラが常習化している
- 精神的な問題が起きはじめている(もしくはすでに起きている)
- 社内全体に問題がある
パワハラ・セクハラが常習化している
パワハラ・セクハラが常習化している会社はすぐに辞めたほうがいいでしょう。
おそらく改善することはないから。
常習化というより、それが社風化しているかもしれません。
社風化しているなら外部の組織が加入しない限り改善は見込めないので、早急に転職したほうが身のためかなと。
精神的な問題が起きはじめている(もしくはすでに起きている)
原因はなんにしろ、精神的な問題が起きはじめている、もしくは起きている場合は早急に辞めましょう。
それ以上いると取り返しのつかないことになるから。
完全にうつ状態になると、復帰まで数ヶ月から数年かかる恐れがあるので、リスク回避するためにも早めに手を打つ必要がありますね。
社内全体に問題がある
人間関係が悪くなりがちな社内の特徴があります。
- 挨拶がない
- 覇気がない
- ダラダラする仕事が当たり前
- 注意する上司がいない
- 話し合いの場(ミーティング)がない
- 上司に威厳がない
などなど。
こういった会社は空気から違うので、すこしでも違和感を感じたら注意深く観察してみてください。
まとめ
- 人間関係で仕事辞めたいと思うのは珍しくない
- まずは人間関係が悪くなる原因に自分が当てはまってないか確認する
- 親しい人に相談する
- 人間関係が原因だと少なからず転職に影響する
- 人間関係はやり方次第で修復できる
- すぐに辞めていい問題もある
ひとつ言えることは、人間関係が原因でカンタンに仕事辞めるのはおすすめしない。ということ。
もし辞めるなら、色々試してから辞めてください。
そのほうが経験にもなりますし、もしかすると改善するかもしれません。