「履歴書に嘘を書いたらバレるの?」
「履歴書の嘘がバレたら損害賠償とかあるの?」
そんな不安や疑問に答えていきます。
待遇が良い求人を見つけても、応募条件が合わなかった時、「嘘書いちゃおうかな」と思ってしまう事があると思います。でも、結果から言うと、バレない嘘はありません。だけど、バレない人も沢山います。
では、どういった嘘がバレて、どういった嘘がバレやすいのかを紹介していきます。
※嘘つくことを補助する内容ではありません。
転職の履歴書で「嘘の学歴や職歴」を書くとバレる?
さきほども言いましたが、状況によってはバレるときもあれば、バレないときもあります。
ですが、履歴書や面接で嘘がバレずに入社できたとしても、そのさきずっと嘘がバレない保証はどこにもありません。
予想外なところから嘘がバレることだってあるんです。
では、学歴や職歴、資格から役職で嘘をついたとき、どんなときにバレるのか?その部分を説明していこうと思います。
学歴(大学)の嘘はバレる確率
バレる確率 | 2.5 |
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罪悪感 | 2.0 |
高卒の新卒で入社する場合、面接時や入社時に卒業証明の提出を求められる事がありますが、社会人として5年以上働いている場合は、求められる事はありません。
20代後半からは、学歴よりも、職歴を重要視するので、比較的学歴について触れられる事はないでしょう。
しかし、応募条件に大卒以上という項目がある場合、どこかのタイミングで卒業証明書の提出を求められるので、嘘は早くにわかってしまいます。
学歴の嘘はどんな時にバレる?
- 同じ学校の友達、先輩がいた時
- 知り合いがいない時
- 卒業年月日がわからない時
中退を、卒業と偽ったり、入学自体していないのに、在籍、卒業したと嘘をついた場合。一番バレるのが、社内に同じ中学校の友達や先輩がいた時です。
履歴書は、基本的に他の社員には見せませんが、もし知り合いがいる場合、ひょんな話から学歴の嘘が見つかる場合があります。
職歴の嘘はバレる確率
バレる確率 | 3.0 |
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罪悪感 | 3.5 |
前々職ならバレにくいでしょう。今は、昔のように、前職に問い合わせたりすることは、まずありません。しかし、同じ業界での転職なら、いつかバレる可能性があります。
同じ業界内は、管理職クラスが繋がっている場合が多く、もし小さな会社なら名前が出たり、場合によっては、実際に紹介される事もあります。
逆に、まったく違う業界なら、まず会社や人との繋がりでバレることはありません。
職歴の嘘はどんな時にバレる?
- 仕事ができない
- 前職と現職の繋がり
- どこかで前職の人と会う
- 雇用保険被保険者証
- 年金手帳
一番バレやすいのが、雇用保険被保険者証と年金手帳です。
雇用保険被保険者証は、前職のみの情報ですが、退職年月日、社名まで書かれているので、前職についての嘘はバレてしまいます。
年金手帳には、基本的に全部の職歴が記載されていますが、紛失届を出せば、何も記載されていない年金手帳が手に入るので、ごまかす事はできます。
他には、専門的な仕事ほど、仕事のできる出来ないで疑われます。さらに、ニッチな業種ほど、横との繋がりが強くなりますので、業界内での職歴の嘘は、かなり危険を伴います。
勤続年数が短かったり、退職理由がネガティブだった場合も『こんなヤツいた?』『あー、あの〇〇で辞めた人ね』と上司や同僚に伝わるかもしれません。
資格の嘘はバレる確率
バレる確率 | 5.0 |
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罪悪感 | 5.0 |
資格の嘘はバレます。
資格を要する仕事では、面接時に、必ず資格の提出を求められます。仮に面接では求められなくても、本社側では、資格のコピーを取る習慣があるので、入社して『証明書は持っていないんです』では通用しません。
資格の嘘はどんな時にバレる?
- 仕事ができない
- 知識がない
- 証明書を提出できない
資格は形に残る物で、しかも専門的な部分なので、嘘は比較的すぐにわかります。
運転免許と同じように考えてください。
免許を持ってると嘘ついている人が、車の運転をさせたらどうなりますか?
まず、車の動かし方がわかりません。道路の情報がわかりません。危険な場合の対処方法がわかりません。
他の資格もこれと一緒です。
役職の嘘はバレる確率
バレる確率 | 4.0 |
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罪悪感 | 5.0 |
以前の役職の嘘は、比較的バレやすいでしょう。
もし、その役職経験を活かしたスキルを、会社側が求めていたとすれば、必ずバレます。
逆に、役職よりも、仕事の経験に期待しているのであれば、バレる確率はグッと下がるでしょう。
役職の嘘が証明されるのは、前職からリークだけですが、あまりに仕事ができない場合、『多分あの人は役職経験ないね』と、影でバレている可能性があります。そうなると今後の立ち位置も危うくなります。
役職の嘘はどんな時にバレる?
- 管理能力がない
- 統率力がない
- 無責任
- 会社の事を考えない
役職を経験している人は、一般的な社員よりも管理能力があります。自己管理や商品の管理、他社員の管理も適切に行えます。
しかし、一般社員のように、手を抜いたり、無責任な行動を取っていると嘘がバレる可能性があります。
勤続年数の嘘はバレる確率
バレる確率 | 3.5 |
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罪悪感 | 3.0 |
前職の勤続年数はバレるが、前々職の年数はバレにくい。
退職後に貰う、雇用保険被保険者証には、前職の退職年月日と会社名が記載されてあります。それを見れば一発でバレます。
さらに、年金手帳でも勤続年数はバレます。
しかし、雇用保険被保険者証で必要なのは、被保険者番号なので、担当している人が、被保険者番号しか見なかったり、そもそも職歴など知らない人が見るのであれば、前職でもバレない可能性はあります。
年金手帳に至っても、紛失届を出し、再発行すれば、真っ新な状態なので、バレることはありません。
勤続年数の嘘はどんな時にバレる?
- 雇用保険被保険者証
- 年金手帳
- 仕事の段取りが悪い
- 専門用語を知らない
一般的な会社内部では、『年金手帳を再発行し、会社に提出する人は、信用できない』と言われているので、年金手帳を再発行しても、疑いの目を持たれてしまいます。
疑いの目を持たれると、ちょっとしたミスでも『やっぱり…』と思われるので、嘘をつくメリットはありません。
嘘がバレた時に、何が起きる?
- 社内からの冷たい視線
- 上司、社長との面談&説教
- 違う部署への移動
- 自己退職の推薦
- 使用期間内でお終い
- 懲戒解雇
- 最悪、訴えられる
嘘の度合いや、会社への損害規模によって、大きく変わってきます。
アルバイトの期間を少し長くしたり、採用条件にまったく関係のない経歴に手を加える程度なら『そんな嘘つかなくてもいいだろう』と、説教されるか、運が良ければ、笑われてお終いです。それでも信用は失います。
しかし、資格や経験を偽ってしまうと、会社の損害は大きくなり、もし、無資格で事故などを起こした場合、懲戒解雇や損害賠償に繋がる可能性があります。
そうなってしまうと、嘘をついて給料が良いところに転職しても、結局生活が苦しくなったり、最悪借金を背負う事になりかねません。
そうならない為にも、嘘は止めておきましょう。
ちなみに「経歴詐称」についてひろゆきさんが持論を展開しています。参考までに見てみてください。
履歴書の詐称の罪状は?
履歴書の虚偽に、法的な罪はありません。
しかし、罪に問われない代わりに、信用は失われます。『信用なんてどうでもいいよ』と思う人もいるでしょう。
でも、歳を重ねるにつれて、それが重くのしかかります。気づいてからでは遅いので、多少給料が悪くても、多少仕事がきつくても、身の丈にあった会社を選ぶようにしてください。
履歴書詐称で懲戒解雇、損害賠償請求になる場合
- 無資格での事故
- 無資格での契約
- あきらかなスキル不足
資格を虚偽し、その資格が必要な業務中に、なんらかの大きな事故やトラブルが起きた場合、高い確率で、懲戒解雇、あるいは、損害賠償が発生します。
資格の確認を怠った会社側にも、責任はありますが、割合的には、資格の虚偽をした本人が罪に問われます。
さらに、あきらかなスキル不足による、売上、経営に傾きが見られた場合、懲戒解雇の対象になる時があります。
まとめ
- 場合によっては、嘘はバレない
- 嘘で入社できても、そのあとが辛い
- 嘘の代償は意外とデカい
- 嘘は、イケない
お金を稼ぐには信用が必要です。信用を得るには、誠実が必要です。嘘をつく人は、お金をもらう権利がありません。
かなり、冷たい言い方ではありますが、これが事実です。もし、今あなたが『嘘ついて面接受けようかな~』と思っているなら、絶対に止めましょう。このサイトを見ているという事は、内心『ヤバいかな』と思っているはずです。その直感は正しいです。なので、止めておきましょう。
嘘をつかなくても、きっとあなたに合った、良い会社があるはずです。