
「書類選考は通過するのに、面接で落ちる…」
- 面接で落ちる原因を知りたい
- 面接で受かるにはどうすればいい?
今回は、こんな悩みに答えていきます。
わたしも書類選考は通過しても、面接で落ちたことが何度もあります。そんなときに思うのが…「落とすなら最初から書類選考から外してくれよ」です。そう思いませんでしたか?
ですが、経験と歳を重ねるごとにそのときの意味と反省点がわかっていき、面接する立場になったことで理解することができました。
これから話すことは、わたしが面接官としての経験と知識を土台にしたことです。多少他とは違う意見があるかもしれませんが、一つの意見として参考にしてみてください。
書類選考が通過する理由と「知っておきたい」こと
書類選考に通過する理由は、経験やスキル、年齢に関して合格をもらえているからです。
企業は、状況によってすべての応募者と面接することはできません。なので、書類選考の段階で「採用できそうな人」だけを絞って選考を通過させます。
ぶっちゃけた話、書類選考を通過した時点で採用まで7~8割くらいです。
あとは人間性であったり、質問への受け答えで決まります。
書類選考は通過しても面接で落ちる
考えられる6つの原因
第一印象に問題がある
あなたは[3Vの法則]をご存知ですか?(別の名を[メラビアンの法則]ともいわれています)
アメリカのアルバート・メラビアンという心理学者が発表した心理学で、「情報が相手に与える影響」を示したものです。
その内容とは…
情報 | 内容 | 影響 |
---|---|---|
視覚情報 | 見た目、表情、しぐさ | 55% |
聴覚情報 | 声質、声量、口調 | 38% |
言語情報 | 会話の内容、言葉の意味 | 7% |
すなわち、面接官はあなたの容姿に半分以上に気を取られ、残りのほとんどが、声質や口調に影響を受けるということ。
書類選考で良い評価をされていても、第一印象で評価を落としてしまえば不採用です。
では、どういったことを気をつければいいのか?
- 身だしなみを整える
- ハキハキと答える
- 面接のマナーを知る
当たり前のことだと思いますが、これが意外とできていない人が多くいます。
自分基準で考えるのではなく、相手にどう思われるかを意識して第一印象を良くしていきましょう。
このことに関して詳しく知りたい方は40代が面接に受からない8つの理由をご覧ください。
わざとらしい、マニュアルっぽい
わざとらしい態度や、マニュアルっぽい受け答えは面接官に不信感を与えてしまいます。なぜなら、「自分で考えた答えじゃない」からです。
会社側は、あなたがどういった人物なのかを知りたいと思っています。でも、マニュアル通りにしか受け答えをしない人のことなんて知ることはできませんよね。
とくに、営業や販売職といった対人する仕事は、臨機応変な対応が求められます。
もし、これまでの面接でマニュアルに頼った面接しかしていないなら、それが落とされる原因かもしれません。
質問に対する意図を履き違えている
質問に対する意図を履き違えていると採用されません。
たとえば…
面接官:長所と短所を教えてください。
応募者:長所は人前でも緊張せずしゃべることができるところです。短所はありません。
長所と短所を聞く質問には「自己分析ができているか」、「短所とどう向き合っているか」という意図が隠されています。なので「短所はありません」というのは、意図に対して無視している状態になります。
ほかにも…
面接官:なぜ、この会社を選んだんですか?
応募者:はい。前職よりも実力を評価してくれるので選びました。あと、待遇も魅力的だと思ったからです。
「なぜ、この会社を選んだんですか?」の質問には、「この会社で何がやりたいのか」「どんな目的を持って選んでいるのか」という意図があります。なので、この応募者の回答は「わたしは給料で会社を選んでいます」と言っていることと同じなんですね。
会社からすれば、「ウチよりも給料が高い会社を見つけたらすぐに辞めるな」と思われてしまうので、当然、不採用になってしまいます。
このように、質問に対する意図を理解していないと、知らないところで失言していることがあります。もし、質問に対する意図がまったくわからないのであれば、これが面接に落ちる原因かもしれません。
自己PRが足りない
自己PRが足りないと会社側はあなたを選んでくれません。なぜなら、あなたがどんな貢献をしてくれるかわからないからです。
会社側は、履歴書の内容でどんなスキルや実績があるかは把握できていますが、実際にどのように貢献してくれるかはわかりません。なので、あなたが経験やスキルをどのように活用して会社へ貢献できるかを明確にPRする必要があるんです。
では、自己PRはどうやって作ればいいのか?
自己PRを作る上で大切なのは上記の3つです。

わかりやすいように例文を紹介します。
わたしはTOEICのスコアが720あり、英語力には自信があります。さらに、前職での営業では月間優秀賞をもらった経験もあります。
御社はこれまで国際的なイベントを開催していたり、海外にも支社があるということなので、わたしの英語力と営業力を武器に、日本と海外の架け橋になれると考えています。
このように、実績、企業の特徴、貢献を文法として入れ込むことで内容が明確になり、相手にもわかりやすい自己PRになっていきます。
最初は難しいと思いますが、架空の会社を使って練習すれば1日でオリジナルの自己PRを作ることができますので、ぜひチャレンジしてみてください。
本気度が足りない
本気度とは、面接に向き合う姿勢であったり、面接に際しての準備です。
たとえば、いままで買ったことがない物を買うとき、あなたはどうしますか?その商品のことを調べたり、現物を見にいったりしますよね。さらに、同じような商品が複数あれば、何が違うのか、なにが強みなのかも調べるはずです。
金額が大きければ大きいほど、購入する前の準備は大切になります。
面接も同じです。本当に入社したい会社であれば、その会社や業界のことを調べますし、どんなスキルや経験が必要なのかも調べているはずです。さらに、自分のスキルや経験なども、それに合わせて整理しておくこともできます。
面接に対する姿勢や準備は、面接官からの質問に対する答え方で決まります。
もし、面接に対する準備ができれいないなら、それが面接に落ちる理由かもしれません。
本音で話していない
偽りがある
「理由」や「動機」に矛盾があると「本音を隠してる」と思われ、不信感を持たれるケースがあります。
面接は、心を開いて本音で話をすることで相手に良い印象を与えることが基本です。ですが、理由や動機に矛盾があると、それは「偽っている」ということになり、採用されることはありません。
隠したいこともあるかもしれませんが、それをどう今後改めるか、もしくは今度に活かしていくかを説明すれば、納得してもらえるはずです。
もし、説明するなら、「思っている」だけでは解決になりませんので、「どう行動したか」を説明するようにしましょう。そうすることでより一層納得してもらえるはずです。
面接で採用されない根本的な原因とは?

面接で採用されない根本的な原因は…
- 理由がない
(転職理由、会社を選んだ理由) - 動機がない
(退職の動機、志望動機など) - 目的がない
(どんな目的で会社を選んでいるのか) - 貢献がない
(あなたは会社にどんな貢献ができるのか)
面接で採用されない小さな原因は様々ありますが、その原因の元凶となっているのは、この「4つの無い」です
とくに「貢献」がなければ採用は難しいでしょう。新卒者や20代前半であれば、貢献が「期待」として穴埋めできますが、20代後半から徐々に期待で穴を埋めることが難しくなってくるんです。
なので、もし面接で受からないときは、とにかくこの4項目を徹底的に整理するようにしましょう。
転職のプロに見てもらうのが一番
あなた一人で面接の対策をするには限界があります。なぜなら、第三者の意見や指導がないからです。
特に、面接の話し方や、自己PRの作成、動機や理由付けは、第三者と一緒に作り上げたほうが数段良くなります。
勉強には先生、スポーツにはコーチがいるように、転職にも転職のプロがいます。それらを利用していきましょう。
指導を受けることが面倒だと思うかもしれませんが、面接指導を受けることで、これからの仕事が楽しくなったり、年収が上がる可能性があるなら、やる以外ないですよね。
しかも、自分で考えるよりも負担は減るので、使えるものは全部使っていきましょう。
面接の指導が受けられるところ
面接の指導、履歴書の書き方など、様々なサポートを受けるならDODAエージェントサービスがおすすめです。
すべての項目をサポートしてくれる上に、すべて無料で支援してくれます。非公開求人も豊富にあり「こんな会社あるんだ…」と目を疑うような求人も揃っているのでおすすめです。
さらに、DODAの店舗以外でも、自宅や自宅近くのお店、スカイプなどにも対応しているので、移動が面倒な人でも利用しやすい環境になっています。(対応していない店舗もあるので確認が必要です)
書類選考は通過して、面接だけ落ちる人であれば、面接の指導だけでも十分に効果はでます。さらに、ほかに気になることがあれば相談もできますし、すべて無料なので気が済むまで利用することができます。
もし迷っているなら登録だけでもOKです。しつこい勧誘などはありませんので安心してください。
おすすめはDODAエージェントサービス