「今の状況で会社辞めたいって思うの甘えなのかな…
もう少し頑張ればこの悩みって消えるのかな…」
[/char]今回はこんなお悩みに答えていきます。
当記事を読めば、今あなたが「辞めたい」と思っている理由が「甘えなのか」「甘えじゃないのか」がわかり、今後仕事を辞めるか辞めないかの判断材料の一つになると思います。
わたし自身も転職を繰り返した経験があり、後悔したりもしました。
そんな自身の体験談と世間一般的な考えを交えながら進めていこうと思います。
「仕事を辞めたい」と思うのは甘え?
結論、「仕事を辞めたい」と思うこと自体は甘えではありません。
むしろ「辞めたい」と思うのは普通。
下記は「今の仕事を辞めたいと思ったことありますか?」という問に266人が答えたアンケート結果です。
出典:FNNプライムオンライン- 何度も辞めたいと思っている:53%
- たまに辞めたいと思う:21%
- 辞めることが決まっている:16%
- 辞めたいと思わない:10%
約9割の社会人が「辞めたい」と感じています。(中には辞めることが確定している人も…」
この結果から、辞めたいと思うこと自体「甘え」ではなく、ごくごく普通な感情だということがわかります。
「辞める理由によって、今後どんな仕事も続けられない…」という不安が出てくる
[char no=”12″ char=”悩む男性”]「でも理由によっては、今後どんな仕事をしても続けられないんじゃないかって不安になる…」
[/char]辞めたい理由の良し悪しではなく、転職することで「辞めたい理由」が解決できるかが重要。
今の仕事を辞めて、転職したとき「辞めたい理由が解決できる」のであれば、問題なくその仕事は続けられると思います。
しかし、辞めたい理由も解決できない職種や企業に転職するなら、その仕事は続きませんし、周囲からは「甘え」だと思われるでしょう。
たとえば、営業ができないのにまた営業の仕事に転職するのはおかしいですよね?
営業ができない事が原因で辞めたいのなら、次は営業以外の職種に転職するのが普通です。
ちなみに辞める理由で進退を悩むよりも、辞める理由を解決できる職種、企業を探すほうがいいと思いますよ。
「仕事を辞めたい」と感じる理由には2パターンある
仕事を辞めたいと感じる理由には2パターンあり、その理由によって世間では「甘え」なのか「甘えじゃないのか」が判断されます。
その2つの理由とは…
- 「辞める目的がない」理由
- 「辞める目的がある」理由
「辞める目的がない」理由とは?
- 作業が面倒
- 仕事自体やりたいくない
- 自分のやりたいようにできない
- 人間関係がいつもこじれる
要するに転職しても問題が解決できない理由、もしくは転職しなくても解決できる理由で辞めるのは「目的がない」=「甘え」と判断されます。
「辞める目的がある」理由とは?
- やりたい仕事ができた
- キャリアアップのために転職したい
- 資格の勉強に集中するため
辞める理由にはっきりとした目的があり、退職、転職することで目的が達成される理由であれば「甘え」とは判断されにくいです。
「甘え」とは関係なく辞めた方がいいケース
世間では「甘え」と言われていることでも、その仕事を辞めたほうがいいケースがあります。
- パワハラ・セクハラを受けている
- 過度な労働時間(残業)を強いられている
- 身体的な問題がある
- 給料の未払いがある
- 極端に年収が少ない
パワハラ・セクハラを受けている
- 人前でも大声で怒鳴り散らす
- 頭や背中などを叩かれる
- 無視される(挨拶してくれない)
- 体を触られる
- 強制的に飲みに行かされる
- 休みの日に用事がなくても電話してくる
上記のことがあるならすぐに辞めてOK
これで「甘え」なんていう人はズレている人間なので無視しましょう。
過度な労働時間(残業)を強いられている
日本の労働時間の平均は200~220時間程度、残業では月25時間程度とされています。
(出典:労働問題弁護士ナビ)
1日に1時間程度の残業なら許容範囲だと思いますが、1日3時間(月60時間)以上残業がある場合は要注意。
(残業が45時間以上になってくると疑ったほうがいいでしょう)
長時間の労働を当たり前と考えている上司や同僚にも要注意。そんな人間に限って「なに甘いこと言ってんの?」と言ってきます。
身体的な問題がある
- 激しい体の痛み
- 精神的不安定
特に精神的に追い詰められているなら即座に辞めたほうが吉。
なぜなら鬱などになると、復帰するまでに数ヶ月~数年かかる可能性があるから。
早めに辞めることで、最小限の傷口にしておくほうが利口です。
給料の未払いがある
給料の未払いがある場合も、即座に辞めてしまいましょう。
なぜならその会社は潰れる寸前だからです。
未払いの給料については退職代行を利用し対応してもらうことをおすすめします。
極端に年収が少ない
業界内の年収を参考にして、平均年収より大幅に少ないなら辞めたほうがいいかと。
なぜなら採取さているかもしれないから。
業界内なら経験があるので、転職活動しても比較的採用されやすいと思います。
もし辞めることが不安なら、在職中に転職活動してみてはいかがでしょう。
上司や同僚から「仕事辞めたい理由が甘え」だと思われないためにはどうすれば?
[char no=”12″ char=”悩む男性”]「仕事辞めたい理由が甘えじゃないとしても、同僚や上司から「甘えだ!」なんて言われたくないな…」
[/char]そんな時はわざわざ辞める理由を正直に言う必要なし。
上司に退職の報告をするときも「退職したいです」とだけ言えば問題ありませんし、理由を聞かれても「したい仕事がみつかった」とだけ言えば問題ありません。
もし引き止められそうな時は退職を「引き止められた時の断り方」残ったときはどうなるのか?を参考にしてください。
仕事を辞めたいときは「甘え」ではなく「後悔するかしないか」で判断するべき
仕事を辞めたいときは「甘え」とかではなく「後悔するかしないか」で判断してみてください。
「甘え」かどうかで進退を判断すると、必ず他人の意見が気になって判断ができなくなってしまいます。
ですが、後悔するかしないかで考えると、意外と答えはカンタンに出るんです。
たとえば…
- 仕事内容は向いているか
- 人間関係は良いか
- 休みや待遇は良いか
- 給料面は満足できているか
- 会社に将来性はあるか
上記のことを考えたとき、何一つ当てはまらないときは絶対に辞めても後悔しません。
ですが、仮に人間関係と仕事内容が向いているなら話は別。
転職先では、人間関係が良いとは限りませんし、同じ職種でも仕事内容が合わないことがあるからです。
なので、仕事を辞めたいときは「甘え」ではなく、「後悔するかしないか」で判断してみましょう。
まとめ|仕事を辞める判断に他人は関係ない
仕事を辞めたいと思ったとき、周囲から「甘え」だとか「逃げ」「負け」「根性がない」「忍耐力がない」とか言われたり、思われたりするかもしれませんが、その人達は運良く今の職場が合っているだけ。
環境が変われば大半の人が同じ状況になってしまう可能性があるんです。
なので、仕事を辞めたいと思ったときは周囲の目は気にせず、自分で判断してください。
もし迷ったときはメリット・デメリットを天秤にかけて、どっちが特かで選びましょう。
自分で決めたことのほうが後悔はないですよ。