普段からカラダに入れている砂糖。その砂糖にも多くの種類があり、中にはカラダにいいとされる砂糖もあります。

今回紹介させていただくのは、そのカラダにいいとされている含蜜糖です。

含蜜糖にも6種類の砂糖があり、その一つひとつに特徴があります。

目的ごとに使い分けることによって、料理の幅が広がったり、カラダに良い変化を感じることもできるはずです。

タロータロー

こんなことがわかるです!

  • 含蜜糖と分蜜糖の違い
  • 含蜜糖の種類
  • 含蜜糖のおすすめ人気11選

では、そんな含蜜糖について色々と紹介していきます。

知って損しない「含蜜糖と分蜜糖の違い」

白い砂糖

砂糖には、含蜜糖と分蜜糖の2種類あります。

含蜜糖と分蜜糖の違いは、加工するとき蜜(ミネラル分など)などの栄養を残して加工されるか、されないか(蜜が含まれているかいないか)の違いです。

もっと簡単に言うと、製法の違いから二種類に分けられるってことです。

では、含蜜糖と分蜜糖は具体的にどう違うのか?

ミネラルが豊富「含蜜糖」

原料から抽出した糖汁を煮詰めて作られており、ミネラルも除去されることなく豊富に含まれているのが特徴です。

含蜜糖は多くの栄養素を含んでいます。含蜜糖の代表格である黒糖は、カリウム、カルシウム、亜鉛、銅などが含まれており、女性に不足しがちな鉄分も含まれています。

ミネラルを多く摂取することで慢性的に不足している栄養素を補充することができるので、健康を気にしている方なら選んでおきたいですね。

普段使いの「分蜜糖」

工場で遠心分離機などを使い、砂糖の結晶と蜜を分け結晶だけを取り出したのが分蜜糖。

蜜にはミネラル分がある方なので、蜜を省いた分蜜糖にはミネラルがあまり含まれていません。

分蜜糖は、味にクセがなく、安価で手に入るので普段使いしやすい砂糖です。

これだけあるよ「含蜜糖の種類」

黒糖

今回は含蜜糖が主役なので「含蜜糖の種類」だけを紹介していきます。

含蜜糖の主な種類は以下の6つ

  1. 黒糖(黒砂糖)
  2. メープルシロップ
  3. 赤砂糖
  4. きび糖
  5. てんさい糖
  6. 和三盆

一度は見聞きしたことがある砂糖ではないでしょうか。

では、一つずつ具体的な特徴を紹介していきます。

コクと甘みが特徴的な「黒砂糖(黒糖)」

黒砂糖(黒糖)は、沖縄や奄美地方で作られている黒褐色の砂糖です。

サトウキビの絞り汁をそのまま煮詰めて冷やし固めているので、ミネラルやビタミンなどがそのまま含まれており、苦みや渋みといった独特の風味、そしてコクのある甘みが特徴です。

料理では照り焼きや、甘辛炒めなどに使用するといつもよりコクが出て、味わい深い料理に変身します。

一番のおすすめは自家製の黒蜜です。これに関してはのちほど紹介します。

栄養の黄金リキッド「メープルシロップ」

メープルシロップはサトウカエデなどの樹液を濃縮して作られた天然の甘味料。ホットケーキやワッフルなどにかけて食べるのが主流です。

はちみつや砂糖と比べると糖質は少なく、カロリーも低めなので女性には人気がある含蜜糖になります。

メープルシロップはデザートとして使うことが多いですが、意外に料理にも使うことができます。

たとえば、メープル醤油ソースのソテーであったり、マスタードソースに使ったり、照り焼きに使ったり、ダジバンダリー。

少し変化球的な料理にはなりますが、いつもと違う料理を作りたいときには便利な含蜜糖になります。

砂糖の中でも異端児「赤糖」

赤糖は、サトウキビの絞り汁から採れた原料糖と糖蜜をブレンドして作った含蜜糖。簡単に言うと「黒砂糖よりもちょっとだけ精製した(蜜を分離)もの」です。

カドの取れたやわらかな甘味とコク、後味のバランスが良いのが特徴で、ブラウンシュガーも赤砂糖と同じ扱いになっています。

三温糖を赤砂糖と勘違いしている人もいますが、三温糖は上白糖を生成して残った蜜を加工したものなので、含蜜糖ではありません。
(奥が深いよ含蜜糖…)

赤糖は魚料理全般に使えることができ、特に煮魚には最適です。

赤糖に含まれる蜜が魚の生臭さを抑える効果があり、コクのある優しい味に仕上げるからです。

さらに、味を染み込ませる煮込み料理の隠し味、中華料理にもオススメ使えます。

やさしい甘さがクセになる「きび砂糖」

きび糖にもミネラル成分が含まれており、甘すぎない自然なやさしい甘みがあるのが特徴です。

きび砂糖は、他よりも旨味成分が多く含まれているため、料理に使用すると「コク」「照り」「風味」「色」が良くなるといった特徴があります。

さらに、肉を柔らかくする効果や、魚のにおいを消す効果もあり、和食で多く使われています。

おすすめな料理は、筑前煮、煮物や煮魚、魚の照り焼きです。

腸内環境の味方「てんさい糖」

てんさい糖にもカリウム・カルシウムなどのミネラルが含まれていますが、注目すべきは「天然のオリゴ糖」が含まれていること。

オリゴ糖には善玉菌を増やす効果があり、腸内環境を整えて便秘を防いでくれる優れものの含蜜糖なんです。

まろやかでやさしい甘みが特徴で、お菓子に使うとコクと風味を加えることができる含蜜糖です。

四国の特産品「和三盆」

和三盆とは、サトウキビ糖液から分離した粗糖の塊に、少量の水を加えて手で練り上げる操作と布袋に入れて圧搾す……とにかくめっちゃ手間暇がかかる伝統的な砂糖ということです。

粒が細かいので、口当たりが良く、独特な風味があるので和菓子作りに使われる含蜜糖です。

【お塩にもこだわってみませんか?】

塩はお好き?旨み爆発するおすすめの「国産塩」15選!

カラダにいい含蜜糖のおすすめ人気11選

きび砂糖

では、ここからカラダにいい含蜜糖のおすすめ人気11選を紹介します。

紹介するのは…

  • 無添加「黒砂糖(黒糖)」
  • オーガニック「メープルシロップ」
  • 国産「きび砂糖」
  • 粉末「てんさい糖」
  • 高級「和三盆」

どれも人気があって評判の良いものばかりです。

最後には「目的に合った使い方」も紹介していますので参考にしてください。

【含蜜糖の定番】
おすすめの無添加「黒砂糖(黒糖)」

【含蜜糖の定番】
無添加で安心、沖縄原産のみの無添加黒糖を紹介!

黒糖に含まれるカルシウムは蜂蜜の60倍!粉末タイプで使いやすい!

サトウキビ100%添加物は一切なしのこの商品。料理に使えるのはもちろんのこと、黒糖と同量のお湯を加えれば黒糖シロップもできてしまう優れものです。

加工品ではないのでお値段は少し跳ねますが、粉末で使いやすく健康に気をつかう方なら選んでほしい一品です。

料理をメインとして使うならこれで決まり。

  • 産地
  • メーカー
  • 種類
  • 沖縄(多良間島)
  • ブランド: I.K.Eフーズ
  • 粉末タイプ

沖縄8つの島の中でも人気が高い「黒い宝石」波照間島の黒糖

サトウキビも鮮度が命。収穫したばかりのサトウキビを絞って黒糖を作っているので鮮度は抜群です。

角砂糖のかわりにコーヒーや紅茶に入れてもよし、お菓子代わりにボリボリ食べてもよし、お隣のおトキさんにあげてもよし。

黒糖の旨みをそのまま堪能できる一品です。ぜひお試しあれ。

  • 産地
  • メーカー
  • 種類
  • 沖縄(波照間島)
  • 情熱黒糖
  • ブロックタイプ

職人の情熱が生み出した無添加の黒糖

まさに職人。機械を使わず丁寧に手刈りしたサトウキビだけを使用しているため、エグみの少ない黒糖に仕上がっています。

ブロックタイプでも小ぶりに作ってあるので使い勝手は◎。特にコーヒーとの相性がバツグンです。

さらに生産量の少ない希少な黒糖とあって一度は試したい砂糖です。

  • 産地
  • メーカー
  • 種類

【海外の含蜜糖】
おすすめのオーガニック「メープルシロップ」

【海外の含蜜糖】
カナダ原産のオーガニックメープルシロップのみを厳選!

有機JAS認証! カナダ産 のアンバーリッチテイスト!

アンバーとは4段階あるメープルシロップのグレードのこと。中でもアンバーは風味と味わいのバランスが良く、どんなシーンでも使えるメープルシロップになっています。

モンファボリのメープルは有機JAS認証のため、品質がとても良く(保存料、着色、殺菌済)安心できるシロップの一つです。

ホットケーキのほかにも、ヨーグルトやアイスにも使え、さらには煮込み料理にも使うことができます。

  • 産地
  • ブランド
  • 種類
  • カナダ
  • Mon Favori(モンファボリ)
  • アンバー

オーガニックで大容量!普段使いならこれで決まり!

オーガニックのメープルシロップで容量が1329g!これだけ入って価格は2000円強。

メープルの香りは控えめで、サラッとしたシロップなので料理には使いやすいタイプになっています。

普段からメープルシロップを使っている方なら経済的にも優しいこのメープルシロップをおすすめします。

  • 産地
  • ブランド
  • 種類

アンバーよりもコクと風味、濃さが楽しめる大人向けなベリーダーク

メープルシロップの中でも群を抜いて風味が強いのがこのベリーダークのメープルシロップ。スモーキーな香りが特徴のため、肉料理や魚料理、パン作りに適したメープルシロップになります。

わたし個人的にはバニラアイスにかけて食べるのがオススメです。

甘さの中にビターでクセのある風味が漂い、お酒を飲み終わったあとの口直しにピッタリ。さらにお酒が進みます。

  • 産地
  • ブランド
  • 種類
  • カナダ
  • ‎シタデール
  • ベリーダーク

【普段使いの含蜜糖】
おすすめの国産「きび砂糖」

【普段使いの含蜜糖】
普段使いに最適なおすすめのキビ砂糖を紹介!

植物材料のみ、農薬不使用の安心きび砂糖!

1kg入って1000円未満。サラサラとした小粒タイプで使いやすさも合格点です。

きび砂糖は普段使いとして使用できるのでたくさん使える大容量をおすすめします。

料理に使うことでコクがプラスされ、マイルドな味わいになるので、すこし上の料理を普段からしたい方なら満足できるでしょう。

  • 産地
  • ブランド
  • 種類
  • 喜界島
  • ‎大地を守る会
  • きび砂糖

サトウキビと微量の食塩を混合したハイブリッドなきび砂糖

深みのある甘さを際立たせるために加えた食塩なので塩分は感じません。

個人的におすすめするのは、すき焼き割り下でこのきび砂糖を使うことです。普通の砂糖を使ってしまうとイヤな甘さがありますが、このきび砂糖を使うことで甘みが丸くなり、コクがより目立つようになります。

食塩が微量に入ってる影響もあり、味もしっかりと決まってくれます。

  • 産地
  • メーカー
  • 種類

【オリゴ糖入り含蜜糖】
おすすめの粉末てんさい糖

【オリゴ糖入り含蜜糖】
健康食品としても使えるおすすめの粉末てんさい糖を紹介!

複数のオリゴ糖を組み合わせたスーパーてんさい糖!

こちらは健康食品扱いになっています。毎日の腸活には欠かせないオリゴ糖を積極的に摂取したい方におすすめです。

複数のオリゴ糖を組み合わせることにより、整腸を実感することができます。

温かい料理や飲み物にもOK。

  • 産地
  • メーカー
  • 種類

北海道産のてん菜100%でできたてんさい糖!

どの含蜜糖よりもやさしい甘さで料理にも使えます。

料理に使うとコクや照りを出すこともできるので和食にもピッタリ。通常の砂糖のように使えるうえに一緒にオリゴ糖も摂取できるので一石二鳥です。

  • 産地
  • メーカー
  • 種類
  • 日本
  • 創健社
  • てん菜

【日本伝統の含蜜糖】
おすすめの和三盆

【日本伝統の含蜜糖】
実は高級食材!おすすめの和三盆をご紹介!

リピート続出!和三盆ならこれ一択!

小麦粉のようにサラサラしており、スッと溶けるのが特徴。まろやかで上品な甘さではあるが、甘味度は非常に高く、上白糖と似た数値となっています。

基本、和菓子や洋菓子に使用されることが多いですが、和食にも使うことができます。

レビューでも「買ってよかった」「あまりの旨さにビックリした!」とかなり好評!

和三盆は高級食材として扱われており、少しお高い砂糖になります。普段使いするにはお財布と相談が必要かもしれません。ですが後悔しない美味しさはこの和三盆にはあります。

ぜひお試しください。

  • 産地
  • メーカー
  • 種類
  • 日本
  • 株式会社日本健康堂
  • 海塩(パウダー)

【まとめ】
目的によって使い分ける

含蜜糖を目的によって使い分けるなら…

  • コク出すなら「黒糖」
  • デザートには「メープルシロップ」
  • 普段使いには「きび砂糖」
  • 腸内環境には「てんさい糖」
  • 高級志向なら「和三盆」

目的によって使い分けることで味を楽しむことができます。さらに身体への健康にも繋がりますので、ぜひ料理に合わせた含蜜糖を選んでください。