そんなお悩みありませんか?
実はアパレルの正社員と派遣社員ではまったく異なったメッリトやデメリットがあるんです。
それを知ることであなたにとって派遣社員がいいのか、正社員がいいのかがわかるようになります。
わたしはアパレルの正社員として10年働き、派遣社員とも一緒に働いてきました。
そこで感じた「正社員と派遣社員の違い」をもとに派遣社員のメリット・デメリットを話していこうと思います。
- 正社員と派遣社員のメリット・デメリットが知りたい
- 正社員と派遣社員どっちで働くか迷っている
- わたしはどっちに向いているのか判断材料がほしい
では、最後までお付き合いください。
アパレル派遣社員には7つのメリットがある
まずはアパレル派遣社員のメリットを見ていきましょう。
- 一流のハイブランドで働くことができる
- サービス残業がない
- 派遣社員のみノルマがない場合がある
- 職場の環境、雰囲気が悪ければショップを変えられる
- 派遣会社に時給の交渉ができる
- 辞めても転職活動をしなくて済む
- 副業がしやすい
派遣社員は、正社員と比べると融通が効きやすいのが特徴です。
では簡単に解説していきましょう。
一流のハイブランドで働くことができる
アパレルの一流ブランドショップで正社員として働くにはハードルが高い場合があります。
しかし派遣社員であればそのハードルは低くなります。
なぜなら派遣社員にはそれほど能力に期待していないからです。
言い方は悪いですが、派遣社員からするとラッキーですよね。一流のハイブランドで経験を積むことができるんですから。
後のキャリアではかならず役立つ経験になるはずです。
サービス残業がない
正社員にはサービス残業はありますが、派遣社員にはありません。
なぜなら時給制だからです。
正社員のスタッフもそれを理解しているので、時間になったら「〇〇さん上がってくださーい」と声がかかります。
なので、派遣社員はメリハリがある働き方ができるのが魅力です。
派遣社員にはノルマがないことがある
配属先に個人売りのノルマがあっても、派遣にはないことがあります。
理由としては、派遣=お手伝いさん的な捉え方があるからです。
しかし、中には派遣社員にもノルマがある場合があるので、派遣先へ確認しておいたほうがいいでしょう。
職場の環境、雰囲気が悪ければショップを変えることができる
職場の環境、雰囲気が悪いと感じれば、ショップを変えることができます。
派遣社員には契約更新日があります。そこで更新するかしないかは派遣社員、契約企業の判断なので、もしあなたが「もうここでは働きたくない」と感じれば、そこで契約終了することができます。
しかし、契約更新前に辞めることは基本できません。
なので、更新日が3ヶ月単位なのか、1年単位なのかを把握しておいたほうがいいでしょう。
辞めても転職活動をしなくて済む
派遣社員は派遣会社に在籍していれば転職活動しなくて済みます。
なぜなら他の派遣先に行けるからです。
そう考えると気が楽ですよね。
副業がしやすい
派遣社員は副業がしやすい環境にあります。
なぜなら…
- 残業がない
- シフトの融通が効きやすい
- 勤務日数、勤務時間を減らすことができる
- 副業を禁止されていない
中には派遣社員を副業として活動している人もいます。
派遣社員というポジションを活かして他に好きな仕事にチャレンジできるのも派遣社員の魅力のひとつですね。
以上がアパレル派遣社員のメリットになります。
では、次は派遣社員のデメリットについて話していきましょう。
「正社員と派遣社員」を選ぶ判断基準にスキップ
アパレル派遣社員には5つのデメリットがある
アパレル派遣社員には4つのデメリットがあります。
- 派遣社員から正社員になるのは難しい
(引き抜きは基本禁止されている) - 実力が伴わなければ更新日に切られる可能性がある
- 好きな職場でも3年以上は在籍できない
- 管理職になることはできない
- 職場によって時給が違う
では、簡単に一つずつ解説していきます。
派遣社員から正社員になるのは難しい
派遣社員から正社員になることは滅多にありません。
なぜなら引き抜き行為が禁止されているからです。派遣側にとっても優秀な人材を失っては経営に影響が出てしまいます。
しかし、その企業との派遣契約が終了、満了していれば、その後雇用してもらうことはできます。
要するに、派遣社員としての雇用期間中に引き抜くことができないという訳です。
実力が伴わなければ更新日に切られる可能性がある
派遣社員は最低限の実力がないと更新日に切られることがあります。
なぜなら派遣社員は業務に対する即戦力、柔軟性が求められているからです。
正社員であれば長期的な展望で育てていけば会社に役立つ人材になりますが、派遣社員は最長3年しかいないので、育てる意味があまりないんですね。
要するに「育てなくても出来る人材がほしい」というのが企業側の希望なんです。
結果「実力がない人材は、更新日に切られる可能性がある」ということになります。
好きな職場でも3年以上は在籍できない
派遣社員は同じ企業に3年以上在籍してはいけないという法律があります。
法律である以上、どんなに優秀で、どんなにお願いしても在籍することはできません。
企業側もそれを承知で委託しているので優遇して引き抜くことも滅多にないでしょう。
管理職になることはできない
派遣社員で管理職になることはできません。
やはりここでも3年という縛りが原因になります。
要するに派遣社員はずっと下っ端ということなんです…
職場によって時給が違う
時給は委託している企業によって違います。
前の派遣先では時給1300円でも、次の派遣先では1200円という場合もあります。
なぜなら、契約自体に違いがあるからです。
たとえば、A社とは時給2000円で派遣社員を送る契約をするとします。派遣会社はそのうちの25%をピンハネするので、派遣社員は時給1300円になります。
しかし、B社とは時給1900円だとすると、派遣会社はいつものように25%ピンハネするので、派遣社員の取り分は1200円になるということです。
優良な社員によっては以前と同額、あるいはそれ以上になることもありますが、あまり期待ができないのが現状です。
以上がアパレル派遣社員のデメリットになります。
アパレル派遣社員の給料は時給制
アパレル派遣社員の給料は時給制になります。
アパレル派遣社員の平均時給は1,350円。 (求人ボックスを参考)
月収にすると226,800円になります。
どんなに低くても派遣社員の場合は時給1100円以上が一般的です。
アパレルのバイト平均時給が970円なので、最高380円の差が生まれてしまいます。
アパレル派遣社員と正社員の違い
アパレルの派遣社員と正社員には3つの違いがあります。
- 契約更新、期間の有無
- 給料以外の手当や支給の有無
- 待遇の違い
主にこの3つに違いがあります。
では、一つずつ見ていきましょう。
契約更新の有無
派遣社員は正社員と違い「契約更新」「契約期間」があります。
「契約更新」とは、定められた期間(3ヶ月~1年単位)に一回、両者が契約更新をするかの確認すること。
もし労働者側が「更新しない」と言えば、そこで契約解除ということなります。(逆に、企業側から契約を解除されることもある)
さらに、派遣の契約には「同じ事業所に3年以上働いてはいけません」という決まりがあります。
このことにより、労働者が「もっとここで働きたい!」と思ってもいても働くことはできません。
給料以外の手当、支給の有無
正社員は給料以外にも手当などの支給がありますが、派遣社員は時給のみになります。
給料以外の手当、支給は以下の5つ
- 住宅手当
- 扶養手当
- インセンティブ
- 交通費支給
- 賞与(ボーナス)支給
- 転勤費用支給
- 退職金支給
交通費に関しては派遣側から別途支給されることはあります。ですが、ほとんどは時給に含まれていることが一般的です。
待遇が違う
派遣社員と正社員では待遇が違います。
たとえば…
- 賞与(ボーナス)の有無
- 手当(住宅、子供手当など)の有無
- 社割り率の違い
- 退職金の有無
- 健康診断の有無
基本、派遣社員にはこれらはありません。
派遣先の会社で支給されるかもしれませんが、期待はできないでしょう。
以上が正社員と派遣社員の主な違いになります。
派遣会社によって若干の違いはありますが、基本は上記の内容で間違いありません。
では、次はアパレル派遣社員のメリット・デメリットについて話していきます。
アパレル正社員のメリット・デメリット
では、ついでに正社員のメリットやデメリットをサクッと解説してみますね。
正社員のメリット・デメリットを知ることで、あなたがどっちに向いているかを知ることができます。
アパレル正社員のデメリット
アパレル正社員のデメリットは以下の4つ
- 責任が年々増す
- サービス残業がある
- ノルマへのプレッシャーがある
- 転勤がある
正社員になれば責任も伴いますし、売上へのプレッシャーもでてくるでしょう。
さらに、新店舗が増えると転勤にも対応しなければいけません。
会社員なら当たり前ですが、派遣社員と比べるとデメリットになってしまいます。
アパレル正社員のメリット
アパレル正社員のメリットは以下の5つ
- 年収は派遣社員よりも多い
- 売上達成すればインセンティブが支給される
- 出世スピードが早い
- 管理職になれる
- 転勤すれば家賃手当がつく
一番のメリットは年収です。
正社員にはボーナスやインセンティブ、企業によっては決算ボーナスもあります。
さらに扶養手当もあるので、派遣社員と比べると最低でも50万以上多くもらうことができます。
責任やプレッシャーはありますが、給料として還元してくれるのでメリットにはなりますね。
「正社員と派遣社員」を選ぶ判断基準
「正社員と派遣社員のメリットはわかったけど…自分でもどっちを選んでいいかハッキリしないな…」
そこで「正社員と派遣社員」を選ぶ判断基準を紹介します。
まずは正社員から。
年収を意識するなら「正社員」
正社員を選ぶ基準は5つ
- ボーナスや手当をしっかり貰いたい
- 店長になって店舗運営をしてみたい
- キャリアを考えた行動をしたい
- 色々な業務をやりたい
- ある程度のやりがいがほしい
さらに「一つの会社、職種に集中して働きたい」「定期的に職場が変わるのが面倒くさい」という方は正社員に向いていると思います。
正社員はボーナスや手当もあるので「年収は外せない!」なら正社員をおすすめします。
自由な時間がほしいなら「派遣社員」
派遣社員を選ぶ判断基準は8つ
- とりあえずアパレルで働いてみたい
- 一流のハイブランドで働いてみたい
- 一つの会社でずっと働けない
- 時間を縛られたくない
- 残業はイヤだ
- プライベートを充実したい
- 時間通りに終わる仕事がいい
- バイトよりも時給を高くしたい
派遣社員は「お金よりも自由がほしい」という人におすすめです。
正社員よりも求められることが少ないので比較的プレッシャーがないのも魅力。
月給に関していえば正社員とあまり変わらないのでコスパがいい働き方とも言えますね。
おすすめの求人サイト
アパレルの仕事を探すなら、アパレル特化型の求人サイトを利用しましょう。
なぜなら紹介している求人数がまったく違うからです。
求人数が多ければ、それだけあなたの条件にマッチした求人が見つかりやすくなります。
まとめ
正社員 | 契約社員 | |
---|---|---|
年収 | ◎ | △ |
ボーナス | ◎ | ✕ |
休みやすさ | △ | ○ |
プライベートの時間 | △ | ◎ |
プレッシャー | ✕ | △ |
気軽さ | ✕ | ◎ |
「なにを優先するか」で働き方は変わってきます。
目的をはっきりすることでどちらが自分に合っているかわかるので、まずは目的を設定しましょう。