「アパレル販売員の平均年収ってどのくらい?」
「アパレル販売員は給料も低くて年収も大したことないって本当?」
結論から言ってしまえば、アパレル販売員はそこまで悪くありませんし、向上心さえあれば同年代よりも年収が良くなることもあります。
わたし自身も18歳からアパレル販売員として10年ほど働いてきましたが、辞める直前の年収は同年代の平均よりも多くもらっていました。
この記事では、アパレル業界に比較的詳しいわたしが「アパレル業界の平均年収」について話していこうと思います。
この記事を読めば、ある程度の平均年収と「将来このくらいは稼げる」であろう目安もわかると思います。
アルバイト販売員の平均時給
アパレルの平均時給は大体1000円くらい。
平均ですので都道府県で違ったり、ブランドショップだったりセレクトショップだったり、それとも自社ブランドのショップなのかで大分違ってきますね。
10年、20年前のアパレル業界は大体700円~850円が相場だったので良くなってきています。
最近では1000円以上の求人が多くあり、中には1500円も出すショップもあります。なのでアルバイトでも月収20万円くらいもらえるショップも増えてきていますよ。
- 古着屋→800円
- セレクトショップ→800~900円
- ブランド・ショップ→900~1500円
- 自社ブランド→900円~1200円
これはあくまで目安です。地域やショップによって変動してきますので注意してくださいね。時給に拘るならブランド・ショップか自社ブランドを扱っているショップがいいでしょう。
アルバイト販売員の平均年収
アルバイトの平均年収は大体200万円前後です。高時給ならもっと高くなるでしょうけど、大体200万円前後と予想していたほうがいいでしょう。
アルバイトの場合はボーナスなどが無いので正社員よりも年収は低くなってしまいます。しかしアルバイトで頑張れば正社員の道も開けてくるので未来はそんなに暗くはありません。タイミングが合えば半年で正社員になる人も珍しくはないんです。
では、次は正社員について話していきましょう。
アパレル正社員の平均年収
アパレルの正社員の平均年収は300~350万円となっています。
アルバイトの時と比べると100~150万円ほど増えましたね。これは月収がアップしたことと手当やボーナスが加算された結果です。
手当やボーナスがあるだけでこれだけ上がります。やっぱりアルバイトよりも正社員で働いた方が得ですね。その分仕事量や責任は増えますけど…。
では、次は店長クラスの平均年収を見てみましょう。
アパレル店長の平均年収
店長クラスになると大体380~420万円くらいになるでしょう。
平社員の給料から”店長手当”がつくだけなので、アルバイトから正社員に昇格したほどのアップはないと思います。それでも年間50万くらいは上がります。でも、会社によっては店長手当が無いところがあるので確認が必要です。
店長手当がない会社もある
店舗数の少ない古着屋やセレクトショップなんかは、店長手当をつけてないところがあります。
その代わりに売上が良ければボーナスで還元する方法をとっているショップもありますが、正直微妙です。
「店長手当の有無を確認するには面接で聞くしかないの?」
手当については面接で聞くしかありませんし、面接の時に聞いても問題はありません。
「将来正社員や店長として働いた時はどういった待遇になるんですか?」みたいに自然と聞くといいでしょう。それが聞けないのなら一度働いてみて他のスタッフに聞くしかありませんね。
でもすぐに辞めるのは駄目ですよ。
将来的に収入が不安な会社でもスキルを学ぶことができます。どんなショップでも良いところがありますからね。どんな職種にも下積みや経験が大切。まずは経験を積んで、スキルを磨いて他のショップに移るのも社会人としての生き方だと思いますよ。
エリアマネージャーの平均年収
では、次にエリアマネージャーの話をしていきましょう。
エリアマネージャーの年収は大体450~550万円くらいです。
会社によってはエリアマネージャーというカテゴリがない場合や、呼び名が違うことがあります。例えば「グループ長」とかですね。言い方は違えど、”複数の店舗を管理する”という意味では一緒です。
エリアマネージャーまでいけば男性の平均年収より少し良いくらいになりますので、まずはエリアマネージャーを目指すことが一番です。
部長の平均年収
さて、アパレル業界の部長の年収なんですが、大体550~650万円くらいと思っていいです。
中には800万円~1000万円ももらってる部長もいます。(前の会社の部長がそうでした)
しかし、部長になるにはいくつもの壁を超えないとなれません。まずは実績を作ることが大前提ですし、それをクリアしたら次は社内競争があります。
ずっと走り続けないと到底たどり着くことができない役職なので、もし目指すなら相当な覚悟が必要です。(まぁ中にはごまするだけ実力のない部長もいますが…)
【番外編】契約社員、派遣社員の平均年収
契約社員や派遣社員はわかりやすく言うと、アルバイトと正社員の中間です。
なので年収もアルバイトよりもいいが、正社員よりも低いんです。
大体250~280万円くらいですかね。でもこれも会社によってまちまちです。契約社員でも派遣社員でも年収が350万円ほどある時もありますよ。大体こういった雇用体系を実施している会社は派遣会社に委託しているのでそこの派遣会社に聞いてみるといいですね。
売上がいいと給料に反映する?
個人売上があるから給料に反映するとは限りません。
でも、店長クラスくらいになるとそういったシステムを導入している会社はあります。「上半期の売上がよかったからボーナスに〇〇%アップする」とかですね。エリアマネージャーでもありますよ。
でも、個人売上があると結構面倒です。詳しくは『個人売り』の仕組みやルールを見てください。
まとめ
アパレル業界は給料が低いというイメージはありますが、他の職種と比べるとそんなに悪くありません。アパレルは管理職になるのが早いので、店長やSVになれば満足いく年収にはなるはずです。
もし、今の会社で期待ができないと判断できるときは転職を考えましょう。
アパレル業界に特化したアパレル業界の転職サイト【クリーデンス】がオススメです。
アパレル販売の経験があれば良い会社が見つかるはずです。