「――アパレル店員に転職したいけどみんなはどうやって選んでるの?」

「――失敗しない会社の選び方ってない?」

こんな悩みに答えていきます。

わたしは高校からアパレルでバイトしており、18歳のときに違うショップへ就職、1年後に違うショップへと転職しました。
その転職した理由や経験などをもとに話していこうと思います。

後悔しないための
アパレルショップ(会社)の選び方

ショップ(会社)の選び方

まず、アパレルショップ(会社)には大きく分けて3つあります。

  • 直営店(自社ブランド)
  • セレクトショップ
  • 古着屋

直営店(自社ブランド)の例としては、ユニクロ、グローバルワークなど、自社でデザイン、製造、販売をしているショップのことです。
セレクトショップというのは、直営ブランドから仕入れて販売するショップです。

ここでオススメしたいのが、直営店です。
直営店はコストコントロールができるのでセレクトショップよりも利益が出やすく、その結果福利厚生が手厚い会社が多いです。いわゆる資金力ですね。セレクトショップでも問題はありませんが、理想は直営店です。

直営店(自社ブランド)は、ショップ店員以外でも職種が多数あります。たとえば、MD、SV、VMD、生産管理など。会社にもよりますが、社内で多数の職種がある場合は「社内転職ができる」ことがあるのでキャリアアップにも期待できます。

全国展開しているかで選ぶ

全国展開しているショップはポストが空きやすい傾向にあり、出世しやすいです。
転勤に前向きな人であればなおさらオススメです。

わたしも全国展開しているショップで働いていましたが、店長になるまで1年半でした。店長になったキッカケは「新しい店舗に今の店長が行くから」です。ほかにも店長がSVになったから繰り上げで店長になった人もいます。

移動できるショップが多いと人の流動も多いので、その分チャンスが沢山あります。

ノルマ(個人売)で選ぶ

これはあなたの好みでいいです。ちなみにわたしは個人売りがないショップを選びました。
その理由は「長く務めるのであればできるだけストレスがかからない方がいい」と思ったからです。もちろん店舗ごとのノルマはありますが、個人でないだけストレスのかかり具合は全然違ってきます。

しかし、個人売りがあるとやり甲斐があります。接客スキルも上がりますし、自分の成長に繋がります。それに、販売力が上がればアパレル以外の仕事に就いてもスキルは活きます。

給料(年収)で選ぶ

おそらくこれが一番重要です。
理想としては年収330万円以上は欲しいですね。(販売員の場合)月22万円(総支給)でボーナスが3ヶ月分。そうすれば年収330万はいきます。
一見低いように思いますが、はじめから年収300万円以上出せるアパレル会社は先は明るいです。(最低でも300万円)

アパレルは他の業界と比べると管理職になるタイミングが早いので、年収もグイグイ上がっていきます。はじめから300万円以上あれば年収400万円までは早いと思います。

(番外編)
社内転職ができると良い

社内転職とは、社内で職種を変えるということです。キャリアアップみたいなものですね。
自社ブランドや自社生産している会社は、MD、SV、VMD、生産管理などいろいろな職種があります。希望によってこれらに転身できる会社がたまにあるので、こういった会社は理想です。

もしこういった会社があれば即面接してもらいましょう。

現役アパレル店員が
今のショップ(会社)選んだ理由

わたしが元アパレル店員というのもあり、現役アパレル店員の友人が沢山います。その人達に「今の会社を選んだ理由」を聞いてみました。参考になるかわかりませんが紹介しますね。

給料、待遇面が良かったから

回答した中で一番多かったのが「給料、待遇面で選んだ」です。

  • 「――給料、待遇面が良くないと長く続けられないから」
  • 「――好きなショップは給料が安かったからしょうがなく給料面を重視した」
  • 「――給料はやる気と直結するから待遇を重視した」

やはり給料面、待遇面は私生活に直結するので重視する人が多かったです。

好きなブランド、系統だから

次に多かったのが「好きなブランド、系統で選んだ」です。

  • 「――興味のないブランドや系統で働いても面白くないから」
  • 「――違う系統の洋服を着たくないから」
  • 「――昔からの憧れがあるブランドだったから」

わたしもアメカジが好きだったので、はじめて働いたショップはアメカジショップでした。やはり好きな系統やブランドで働くと、正直毎日が楽しいです。

アパレルの系統を知りたい方はメンズ・レディースファッションの系統一覧を御覧ください。

個人売りの有無で選んだ

少数ですが「個人売の有無で選んだ」という人がいました。

  • 「――前職では個人売りで失敗したから個人売りがないショップを選んだ」
  • 「――販売に自信がなかったから作業メインのショップを選んだ」

人によっては個人売がストレスになります。多少のストレスならいいですが、私生活まで影響がでるようなストレスなら作業メインのショップを選んだ方がいいでしょう。

(まとめ)
やはりファストファッションが強い

個人的な意見を言うと、やはりファストファッションを展開している会社は強いです。もしファッションや系統にこだわりが無ければ以下の会社がオススメです。

ファストファッションブランド
  • UNIQLO
  • GU
  • しまむら
  • 無印良品
  • Commeca Ism
  • Honeys
  • GLOBAL WORK
  • GAP
  • Abercrombie & Fitch
  • ZARA
  • H&M
  • TOPSHOP
  • Bershka
  • Old Navy
  • WEGO
  • スピンズ

この中でも特におすすめは「グローバルワーク」です。株式会社アダストリアが展開しているブランドですが、グローバルワーク以外でも多くのブランドを作っています。

株式会社アダストリアのブランド
  • LOWRYS FARM(ローリーズファーム)
  • LEPSIM(レプシィム)
  • LE FOYER(ルフォワイエ)
  • GLOBAL WORK(グローバルワーク)
  • niko and…(ニコアンド)
  • studio CLIP(スタディオクリップ)
  • JEANASiS(ジーナシス)
  • Heather(ヘザー)
  • RAGEBLUE(レイジブルー)
  • HARE(ハレ)
  • BARNYARDSTORM(バンヤードストーム)
  • apart by lowrys(アパートバイローリーズ)
  • BABYLONE(バビロン)
  • repipi armario(レピピアルマリオ)
  • BLISS POINT(ブリスポイント)
  • Chaos(カオス)
  • Curensology(カレンソロジー)
  • Andemiu(アンデミュウ)
  • BAYFLOW(ベイフロー)
  • Salon de la Trinite/Dissy(サロンデュラトリニーテ/ディッシー)
  • SQUOVAL(スクオーバル)
  • mikoa LOWRYS FARM(ミコアローリーズファーム)
  • me%(ミィパーセント)
  • PAS TIERRA(パティエラ)

実はわたしもファストファッションの会社に努めていました。
そして、やはりファストファッションの会社が一番いいです。会社によって春休みや夏休みもありますし、ボーナスもしっかりあります。コロナの影響でアパレル業界は大打撃を受けていますが、おそらくこの会社は大丈夫だと勝手に思っています。

なんども言いますが、こだわりが無ければファストファッションがオススメです。