

「アパレル販売員で働いてみたいな…でもどんなことするんだろう?自分にできるか心配だな…」
こんな悩みに答えていきます。

当記事を読むことで事前に仕事内容がわかり、アパレル販売員ができるかどうか判断することができるぞ!
わたしはアパレル業界に10年ほど働いた経験があり、業界内で2回ほど転職経験しています。
さらに店長、SVとしての経験もあるので参考になると思います。
- アパレル販売員の仕事内容がザックリわかる
- 大変なこと、楽しいことがわかる
- アパレル販売員の平均年収、待遇がわかる
アパレル販売員の主な仕事内容
アパレル販売員の主な仕事は7つあります。
(接客以外の仕事を紹介しますね)
- 商品整理
- 商品の検品
- 商品管理(在庫管理)
- レジ・電話対応
- 店内の掃除
- トルソー(マネキン)の変更
- レイアウトの変更
では一つずつ説明していきます。
「商品整理」とは
お客様が手にとって崩れた洋服をキレイにたたみ直すことが商品整理です。
商品整理は商品を見やすくすること、店内をキレイに見せることが目的です。
洋服のたたみ方は商品によって違ってきます。
はじめのうちはキレイにたためませんが、2周間もすれば問題なくたたむことができます。
「商品の検品」とは
商品の検品は、発注した商品が正しく送られているかを調べるために必要な作業です。
検品専用のハンディを使ってバーコードをスキャンし、検品表と照らし合わせて確認していきます。
稀に発注書と数量が違ったり、違う商品が紛れていることがあるので、そのときは店舗側で対応します。
ちなみに商品の検品のほかにも「出荷作業」もあります。
出荷作業とは、店舗から別店舗へ商品を送ることです。自分の店舗では売れ残る商品を、別店舗に送って売ってもらうためにします。
「商品管理(在庫管理)」とは
商品管理とは、店内の商品とバックルーム(倉庫)にある商品の在庫を管理することです。
たとえば、店内にあるA商品のMサイズが切れていたら、バックルームから補充したり、売れ行きが良い商品に関してはバックルームにある在庫をいつもより多く出したりします。
要するにサイズ切れ、カラー切れでの売れ逃しを避けるために管理するんですね。
「レジ・電話対応(レジ締めなども含まれる)」とは
レジに担当はありません。接客すればレジまでが一連の流れだからです。
しかし、お客様の流れが早い場合は1日中レジ担当になるときはあります。これはショップによります。
さらに、営業が終われば「レジ締め」といってその日の集計をレジでします。これは新人なら必ず覚えさせられる作業になります。
電話対応は近くにいる人が対応するのが一般的です。
ですが、ほとんどが店長が対応するので気を配るほどではありません。
「店内の掃除」とは
店内の掃除は、朝、閉店前(閉店後)の2回します。
(ショップによっては3回もある)
ショップはほこりがすごいので、頻繁に掃除しないとすぐに汚れが目立ってしまうからです。
暇なときは普段しない箇所の掃除もします。
要は暇つぶしです。
「トルソー(マネキン)の変更」とは
ディスプレイのトルソーは「売れ筋商品」を中心に変更していきます。
使う商品はある程度決められているので、自分の思うようにコーデするのは稀です。
もしコーデに自信がないときは先輩に任せるとこもできます。
(わたしも自信がつくまで先輩や店長に頼っていました)
「レイアウトの変更」とは
レイアウトの変更とは、商品の棚の位置を変更したりして、商品の「見せ方」を変えることです。
季節によってかさばる量が違いますし、時期によってパンツの在庫が多いときもあります。
そんなときにレイアウト変更して見栄えを良くする必要があるんです。
アパレル販売員の一日の仕事の流れ
では、ここで「アパレル販売員の一日の仕事の流れ」を見ていきましょう。
※10時オープン・19時閉店をモデルにしていきます。
商品が少ないときは20分くらいで終わりますが、大量にある場合は1~2時間ほどかかるときがあります。
店長の指示によって、ディスプレイ変更やレイアウト変更などがあります
しかし、出荷がある場合は出荷の準備を任されることもあります。
今回は10時~19時までの営業時間ですが、10時~21時まで営業する店舗もあります。
そういったときは早番、遅番があるので、時間は多少前後します。
ですが、同じ8時間労働なので、一連の流れはあまり変わりません。
アパレル販売員の大変な事は?
アパレルで大変な事といえば?
- 長時間の立ち仕事
- 店舗売上
- 個人売上
- イヤなお客との対話
- 毎日の服選び
では、一つづつ説明していきましょう。
長時間の立ち仕事
長時間の立ち仕事を経験したことがない人にとっては最初かなりキツイと思います。
帰宅してからのケア(お風呂でマッサージなど)が重要ですね。ですが、大抵の人は1ヶ月で慣れてくるのでそこまで心配する必要もないと思いますよ。
店舗売上、個人売上
店舗売上に関してはスタッフ全員で意識することなので、どちらかというと店長クラスが頭を抱える部分ですね。ですが、ショップによっては個人売上を設定している会社があります。
そういった場合は毎日数字(売上)を気にしながら接客していくようになりますので、未経験の場合は少ししんどい部分になるかもしれません。(興味があれば個人売りの仕組みやルールも参考にしてみてください)
イヤなお客様
アパレルはサービス業なので接客が基本です。お客様の中には自分とは合わない人もいます。っというかイヤなお客様がいます。
例を上げるとキリがないですが、そんなお客様にも愛想よく接客する必要があるんですね。もしそこでお客様に対してイヤな顔を見せたり、横着な態度を取ってしまうとショップのイメージダウンになりかねません。
他のお客様も以外と他のスタッフの接客などを見ていますので注意したいところですね。
毎日の服選び
最後に毎日の服選びです。アパレルで働こうと思うのですからオシャレ(服選び)は苦になりませんよね。ですが、繁忙期の忙しい時期になってくると疲れが出やすくなります。そういった時の朝の服選びは少し億劫になってしまいますね。
アパレル販売員の楽しいことは?
楽しいことは?
- 新しい服がすぐに着れる
- 社員割引で購入できる
- 自分のコーディネートが評価される
- 顧客との会話
- 別ショップ店員との交流
新しい服がすぐに着れる
トレンドに敏感なショップなら、今流行っている服をすぐ試着できます。さらにこれから流行りそうな服や、これから必ず流行るだろうとされる服も試着できるんですね。これもアパレルの特権です。
社員割引で購入できる
「これがなければアパレルで働く意味がない」っと思うほど重要で嬉しいことですよね。一般的に10%~30%くらいの割引で購入できますが、中には50%以上で購入できる会社もあります。でも気をつけないと「こんな服買ったっけ?」っというのが出てきますので衝動買いはほどほどに。
自分のコーディネートで評価される
たとえばお客様から「あなたの着ている服が欲しい!」とか、「その服ってどこに置いてあります?」と自分が着ている商品を欲しがるお客様がいます。これは自分のコーディネートが良いからです。そして自分がトルソーに着せた商品が売れた時とか。とにかく自分のセンスが売上に繋がった時はすごく嬉しいですよ。
顧客との会話
長く努めていると必ずと言っていいほど顧客が付きます。他のお客様と違って商品の説明だけではなく、世間話をするようにもなってくるんです。これが一番の醍醐味かもしれませんね。
別ショップ店員との交流
モールなどのテナントが複数入ってる場所では、他のショップ店員との交流があります。テナント同士で飲み会を開いたり、モール全体で交流会があったりするんですね。そこで色々な人との出会いがあり、もしかすると素敵な人との出会いもあるかもしれませんよ。(興味があればアパレルの恋愛事情も読んでみてください)
アパレル販売員の年収や待遇はどうなの?

「アパレル業界は年収や待遇が悪いって聞くけど、本当なの?」
わたしはアパレル業界に10年ほどいましたが、やはり他業界と比べると悪い印象があります。
しかしすべてのアパレル企業が悪いわけではなく、中には給料、待遇共に満足する会社もあるんですよ。
ちなみにわたしがはじめて入社したアパレル会社は最悪でしたが、次に転職したアパレル会社はかなり良かったです!
年収や待遇については下記の記事にまとめているので参考にしてみてください。
アパレル業界に特化した転職サイトを使おう
アパレル販売員になるなら、アパレル業界に特化した転職サイトを使いましょう。
なぜなら、入社するショップを間違えると「低収入、重労働」になってしまうからです。
一般的な求人サイトには「いつも出ている求人」しかありません。いつも出ている=待遇が悪い求人ですよね。
しかし、アパレルに特化した求人サイトなら「非公開求人」を取り扱っているので、待遇が良い求人がたくさんあるのでオススメです。
アパレル業界の中では超有名な転職サイトなので安心もできます。
(アパレル販売員が転職するときは誰でもこの転職サイトを使っています)
まとめ
簡単ではありましたが、アパレルの仕事内容や楽しいこと、大変な事をわかってもらえましたか?
他の職種と比較しても「楽しむ」ことが多いのがアパレルだと思いますよ。おしゃれを楽しんだり、おしゃべりを楽しんだり、他のショップ店員との出会いを楽しんだり。個人的には大変なこと6割、楽しいこと4割くらいじゃないですかね。
会社や店舗の人間関係なども考えるともっと減るかもしれませんが、”アパレル業界”って仕事自体はすごく面白いですし、自分を表現できる数少ない職種だと思います。もし少しでもアパレルに興味があるのであればチャレンジしてみてくださいね。