- 日本史や城に関して知りたい
- 世界各国の歴史を知りたい
最近では歴史を題材にしたドキュメンタリー番組（地上波）は少なくなってきています。
そこで今回はVODで観れる歴史ドキュメンタリー番組を総まとめしました。
日本史、世界史合わせて12番組をピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてください。
日本史
『日本史』は、2014年公開。日本の歴史をわかりやすくアニメで解説している番組。
日本誕生～明治維新まで、日本の歴史を知ることができ、子供でもわかりやすいように解説しています。
時代ごとにエピソードが分かれており、全20話にも及びます。興味がある時代や、あまり知識のない時代を選び、日本の歴史を知ることが出来るため、飽きずに見ることが可能。
視聴後の感想
1話20分程度の短さなので、その時代のあらすじを見ることができます。基本、子供向けに作られた作品かなと。
しかし、日本の歴史をあまり知らない大人であれば、かなり勉強になる内容になっています。
神風・沖縄〈最後の太平洋戦争〉 【同時収録】レイテ島攻略部隊
『神風・沖縄〈最後の太平洋戦争〉』は、1945年公開。
太平洋戦争末期、連合軍が沖縄上陸作戦を開始し、それを阻止せんと奮闘する日本軍の捉えた、かなり貴重なドキュメンタリー映像動画。
視聴後の感想
当時の映像を、ただひたすら流していく、本当のドキュメンタリー映像。
個人的に、あまりにリアル過ぎて1回ですべて見ることができませんでしたが、「歴史を知る上で一番大切な事は、『過去の失敗』を知る事だ。それを知るためには、戦争を知る必要がある」と、幼少期に誰かが口にした事を思い出し、数回に分けて視聴した。
万人受けする作品ではありませんが、一度この映像を見て、今の現状に幸せを感じてほしいです。
日本の天守閣 名城探訪
『日本の天守閣 名城探訪』は、2010年公開。
名城と言われる12城のうち、もっともインパクトがある3城を厳選。
その、歴史とロマンが詰まった築城を堪能できるドキュメンタリーです。
世界文化遺産である『姫路城』。重要文化遺産の『丸岡城』最後に、多くの合戦が行われたという犬山城。
この3つの名城の内部を、映像として流し、その城に関係している歴史を解説しています。
視聴後の感想
城壁、城内に関する情報を持て余すことなく解説しています。なぜ造られたのか、そしてこの場所ではどういった事がなされていたのか。その目的はなんだったのか。
名城の細部にまでフォーカスすることで、様々な物語が浮かんでくるようになっています。
さらに、滅多に入れない部屋なども紹介しているのは、かなり貴重。
戦国武将たちの築城戦略
『戦国武将たちの築城戦略』は、2017年公開。
優秀な武将達が己の築城技術を有し、築城戦略をする。
それを現代の力で紐解いていく、築城ドキュメンタリー番組動画。
城にも個性や目的があり、その城を分析する事で武将達の築城戦略や、思想なども見えてきます。
日本3代築城の名人と言われる、藤堂高虎、加藤清正、黒田官兵衛が主軸となった作品。
視聴後の感想
個人的に、築城に関して興味はありませんでしたが、細部の説明によってその意味がわかってくると、当時の技術力というのはかなり優れていたのだろうと関心してしまいます。
さらに、城は『守る』だけではなく、『攻める』こともできる、云わば、動かない大型の戦車のようなイメージを持つことができます。
歴史に興味がある人なら、よりハマりやすい内容になっているかもしれません。
合戦前夜 ～武将たちのストラテジー～
『合戦前夜 ～武将たちのストラテジー』は、2016年に公開。
有名武将達が取った、未来を左右する戦略を分析し、現代に落とし込むという、一見変わったドキュメンタリー番組動画。
全4話に分かれており、真田幸村、織田信長、毛利元就、羽柴秀吉を1話づつ紹介しています。
視聴後の感想
名将が行った、戦以外の戦略を、現代ではどのように受け継がれているかを検証しています。いわば、日本経済の歴史を紐解いている感じ。
名将は、戦の技術だけでなく戦に必要な資金や、人材の確保といった部分でも力を発揮しており、それらは、今の時代にも共通している部分が多くありました。
『日本の歴史』というより『経済の歴史』をとして視聴すれば、興味が持てる作品かなと。
大世界史
『大世界史』は、2012年公開。人類誕生から現代までの、約7万年の歴史を再現したドラマで解説。
人類の分岐点と言われる瞬間にフォーカスしていきながら、その決断や出来事がどのように現代に影響を与えているかが、わかりやすく解説しています。
視聴後の感想
全8話で構成されており、人類がどのように生活スタイルを変えていき、どのような思考に変わっていったのか。そして、どういった過ちを犯してきたのかが、時代ごとに解説している。
『ドキュメンタリーといえばBBC』と言われるBBCが制作しているだけあって、かなり手の混んだ映像になっています。
あなたが知らない10の歴史秘話
『あなたが知らない10の歴史秘話』は、2014年公開。
シーズン化されており、いくつもの作品が公開されています。
歴史的事件や、重要な人物に関する逸話などを、独自の調査に基づき制作したドキュメンタリー番組動画です。
視聴後の感想
基本的にアメリカの歴史を題材にしており、エピソード別に紹介してある。
恐らく、どのタイトルもこれまでに知り得なかった情報で、これを見なかったら興味を持つこともなかったようなタイトルばかりです。
タイトルによって評価は分かれますが、エピソード数がかなりある為、いくつかは興味深い情報に行き着くことがあるだろう。
地下に眠るローマ帝国～最新テクノロジーでよみがえる～
『地下に眠るローマ帝国～最新テクノロジーでよみがえる～』は、2012年公開。
古代ローマの歴史を、最新技術で分析し、調査し、いかにしてローマ帝国が広大な領土を支配したのかを明らかにしていきます。
さらに、衛生写真を元に、古代ローマの遺跡をCGで蘇らせることにも成功しています。
視聴後の感想
ローマ帝国に関する遺跡や痕跡などを集め、それを元に検証していく流れ。
ローマ帝国を題材にして調査している番組は多くありますが、比較的真面目に調査し、仮説を立てているので好印象は持てます。
現代の技術も駆使しているので、比較的わかりやすい映像と解説になっています。
テンプル騎士団と海賊の財宝
『テンプル騎士団と海賊の財宝』は、2015年公開
テンプル騎士団、海賊、そして、フリーメイソンとの繋がりを探る、歴史ドキュメンタリー番組動画。
考古学者で探検家でもあるバリー・クリフォードと、テンプル騎士団の研究科である、スコット・ウォルターがタッグを組み、海賊、キャプテン・キッドの財宝を追うのが主軸となっています。
視聴後の感想
目的はキャプテン・キッドの財宝だが、それを調べ追っていく過程に、テンプル騎士団や、フリーメイソンの繋がりが見えてくるといった展開。
その繋がりを知る上で、テンプル騎士団や、フリーメイソンなどの歴史に触れています。
若干オカルトな感じはしますが、テンプル騎士団やフリーメイソンを語る上では必要な事です。
シオンの丘 ～シバの女王とソロモン王～
『シオンの丘 ～シバの女王とソロモン王～』は、2016年公開。
エチオピアの歴史上、もっとも欠かせない存在とされているシバ女王と、ソロモン王。
その2人の影響は現在でも教育や宗教観に影響を与えています。
現代に残っている数少ない旧約聖書や絵画などを頼りに、その歴史を紐解いていきます。
視聴後の感想
エチオピアの文化がユダヤ教に影響していることが少しビックリ。
神話な部分が多いですが、ルーツを知るためには必要なことなのかなといった感じ。
個人的にエチオピアの文化を知った上で［ソロモンとシバ王女］の映画を見ると面白い。
失われた時代 ～中世ヨーロッパの暗黒～
『失われた時代 ～中世ヨーロッパの暗黒～』は、2007年公開。
ローマ帝国崩壊後、ヨーロッパでの暗黒時代にフォーカスした、紐解きドキュメンタリー番組動画。
古代ローマの崩壊からルネサンスが始まるまで、数世紀にわたる黒い歴史がありました。
ローマ帝国崩壊後、欧州は飢饉と疫病、迫害、戦争といった苦難が長年続き、平穏な時期はほぼなかったと記されています。
視聴後の感想
ローマ帝国崩壊後、およそ1000年以上も暗黒時代が続いていた事は知らなかったので、個人的にはかなりショック。
動画の内容も、ほぼほぼ暗い出来事ばかりで憂鬱になってしまいますが、微かな光が見えてきた頃から、面白い歴史として見ることができました。
ウォリアーズ 歴史を動かした男たち
『ウォリアーズ 歴史を動かした男たち』は、2007年公開。
世界的に有名な英雄6名を題材にし、彼らがどのように世界を動かしたのかにフォーカスした、時代劇ドキュメンタリードラマ。
ナポレオン 徳川家康 スパルタクス コルテス リチャード獅子心王 アッティラ大王
この英雄6名にフォーカスしています。
視聴後の感想
さすがBBC。まるで映画のような映像と脚本。事実を歪めることなく、わかりやすい物語になっています。
どのエピソードも、約50分に集約されており、視聴自体に疲れを感じ。
しかし、一つ不満があるとすれば、50分では物足りないという事。一人の英雄を語るには、あまりに短すぎますね。
管理人のおすすめ
- 大世界史
- ウォリアーズ 歴史を動かした男たち
どれか迷った時は、この2タイトルを視聴してみましょう。映像は他のタイトルよりも良く、端的でわかりやすく解説しています。
ドラマ仕立てな部分でも、飽きずに視聴することができます。
