30後半で転職した時「意外に苦労した事」「活動中に気づいた事」|そして、その後に思ったこと

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みなさん、こんにちは。
運営者のmahiroです。
今回の記事はわたしが36歳のときに転職して『意外と苦労したこと』そして、『転職活動中に気づいたこと』をテーマに話していきます。

「30代後半で転職すると実際にどんな苦労があった?」という疑問がある方に対しての内容になっています。
しかし、今回の記事は他サイトのようなありきたりな内容ではなく、個人で感じた本当に苦労した部分を話しているので、もしかすると共感できる部分が少ないかもしれません。

ですが、最後にはおそらく納得してもらえるような話をしていますので、ぜひご一読ください。

30代後半の転職で『意外と苦労した事』『活動中に気づいた事』

30代後半の転職で『意外と苦労したこと』

ハローワークや求人サイトで見る限り、年齢制限は35歳、39歳までが多いと思います。当時のわたしの年齢は36歳で、35歳の制限から外れている状態でした。
この時点で若干求人の幅は狭まっていましたね。

では、ここから36歳の転職で『苦労したこと』と『気づいたこと』を話していきます。

  1. 妥協できない部分が増えていた
  2. 体力面を考えるから職種が狭くなる
  3. 「これは無理かも…」と思うことが20代より多くなった
  4. 面接で聞かれることが多くなった
  5. 面接官によっては明らかに不信感を抱かれる
  6. ”自暴自棄さん”がやってきた

小さなことを上げるとまだまだありますが、これくらいにしておきます。
やはり、苦労したことを見てみると、20代の時と比べると、メンタル部分がだいぶ弱くなっているみたいですね。
その原因が年齢なのか、周囲の目なのか、ネットの情報を見過ぎたせいなのかはわかりませんが、おそらくメンタルが弱くなる原因には自信の無さが関係していそうです。

さて、前置きはここまでにして、苦労した詳細を話していこうと思います。

妥協できない部分が増えていた

妥協できない部分が増えた原因は、おそらく、過去に働いてきた会社の良い部分だけを切り抜いた夢物語の会社を求めていたからだと思います。
そんな会社があるはずもなく、あったとしても自分には到底入社できない会社だったと思います。
これに気づくまで苦労しました。っというか自分で認めるまで時間がかかりました。

妥協できない部分を探すよりも妥協できる部分から探したほうがいいですね。

体力面を考えるから職種が狭くなる

36歳、四捨五入で40歳。先を考えると体力が心配になって、あまり体力を使わない楽な職種ばかり探していました。
結果的に若干体力を使う粗大ごみを回収する仕事に転職したのですが、それを見つけるまではなかなか苦労しました。
でも、実際のところ40代でもバリバリ動けますし、50代でも慣れていればバリバリ動けます。
おそらく先を見過ぎていたんだと思います。
そして、今できることを今することが大切なんだなと思いました。

「これは無理かも…」と思うことが20代より多くなった

これはあきらかにそう思いました。
わたしは16~32歳までアパレル業界で働いていたのですが、実はその間も求人雑誌を見たり、実際に面接も受けていました。
その当時のわたしは、「――給料いいからこれ受けてみよ」「――めっちゃ休みあるやん!これ受けてみよ」という感じが多かったのですが、その勢いはどこへやら。
30過ぎて大人の視線になったのか、それとも現実的なものへの不安か、もしくはただイモをひ引いただけなのか…過去のわたしに聞いてみないと詳細はわかりませんが、おそらく「――かもしれない」という形のない未来への恐怖でしょう。

これを少しでも取っ払うには『考え過ぎないこと』が重要ですね。

面接で聞かれることが多くなった

「なぜ、転職しようと思ったんですか?」
「なぜ、以前の会社を離職されたんですか?」
ここまでは普通にあります。

「前職で得たことはなんですか?」
「いままで積み上げてきたものは何ですか?」
「あなたにとって仕事とは何ですか?」
…うるせぇーーーーっともうひとりのわたしが耳元で叫んでいましたが、それには耳を貸さず、慎重かつ丁寧に返答していました。
やはり30代後半ともなると、人間性を知るための質問が多くなるんですかね。

なので、今までのようなありきたりな質問を予想しているとひどい目に遭う可能性があります。
とにかく、考えつくだけの質問の回答を準備しておきましょう。あと、逆質問に対しての対策もしておくといいでしょう。

面接官によっては明らかに不信感を抱かれる

『面接官から不信感を抱かれる』
これ、意外とありました。わたしの雰囲気や話し方、履歴書が影響しているかもしれませんが、友人や元同僚も経験があると言っていたんで、結構ありえる話なのかな――っと。

特に、退職理由が曖昧だったり、職種がバラバラだったりすると不信感を持たれやすいですね。(わたしがそうです)
でも、それはしょうがないことかなーっと自分は思います。
だって、面接官もわたしのことをすべて知っている訳でもないですし、紙に書かれた履歴書も本当かどうかもわかりません。挙げ句の果てに履歴書にはズラリと会社の名前があるんですから、それは不信がられますよね。

なので、その不信を振り払うために、『自然な笑顔キープ』『ハキハキ返答』『逆質問でやる気をアピール』『「社畜バンザ~イ」みたいな何でも従うアピール』をして、その不信を振り払っていましたね。

”自暴自棄さん”がやってきた

自分ではまだイケると思っていても、周囲の反応だったり、ネットの意見とかを見てしまうと不安になってしまいます。
そして、自分が理想としている会社がなかったり、良いと思った会社が不採用になったりすると、わたしのずっと後ろの物陰から視ていた”自暴自棄さん”がどんどん迫ってくるのがわかります。
それに追いつかれるともうダメですね。
酒やタバコやらでどんどん転職から遠ざかる廃人になってしまいます。

――でも、そんなときに救ってくれるのが”自重自愛さん”です。
人間だれでもピンチになったときは自重自愛さんが助けてくれます。
諦めずに一生懸命活動していれば、かならず報われる日がきます。

――あることを思い出した

そんな苦労をしていた36歳ですが、わたしは以前にもこういった状態になっていたことがあって、そのときにアドバイスをくれた先輩の話を思い出しました。

「転職で失敗するのは自己分析ができていないからだぞオマエ」

あー懐かしい…これを思い出したので、再度その方法で転職活動をしたらやっぱりうまくいきました。

36歳の転職で気づいたこと

  • 経験ある職種なら受かりやすい
  • 運搬関係は人手不足
  • 30代、40代で転職する人はゴロゴロいる

苦労したことよりもかなり少ないですが、36歳の時に転職活動をして気づいたのがこの3つです。
もしかすると、転職活動の参考になるかもしれません。

経験ある職種なら受かりやすい

「そんなの当たり前でしょう」っと思われるかもしれませんが、転職しよう!っと思ったときは大体違う職種への転職が希望だったりするんです。
だって、はじめからから同じ職種を選ぶなら転職なんて考えないでしょ?(状況にもよりますが)前職と同じ職種になるのは結果論であって、大なり小なり、転職するときってだいたい前職とは違う職種に期待を膨らましますから。

でも、結果的に受かりやすい職種って経験ある職種なんです。だって経験あるんですから会社にとっては即戦力ですよね。
ゲームでいうと最初からレベル60くらいある仲間が「仲間になっていい?」って言ってきてるようなものですから。そんなときって絶対『はい』に合わせますよね。

何が言いたいかと言うと、転職で苦労するのは『経験がない職種を選んでいる』からであって、経験ある職種を選ぶと簡単に転職は上手くいくってことです。
転職の目的にもよると思いますが、待遇や給料、休みが原因で転職するなら、前職と同じ職種を選んだほうが手っ取り早いです。人から言われると「当たり前でしょ」って思うんですが、実際転職活動になるとけっこう視野が狭くなって当たり前のことに気づかなくなるものなんです。

運搬関係は人手不足

運搬関係は人手不足なので採用されやすいです。

運搬関係と聞くと長距離トラックや佐○急便なんかを思い浮かぶと思いますが、この2つよりももっと楽な運搬関係があります。たとえば…

  • 生コン運搬
  • ダンプ運搬
  • 資材運搬(建築資材)
  • 資源回収運搬(紙・産業廃棄物)
  • 汚水運搬(環境施設での処理水)

もっと細かく分けるとまだ出てきますが、大体こんな感じです。
一番のオススメは環境施設での運搬です。
環境施設とは、ゴミ処理場や汚水処理場、最終処分場などといったいわゆる役所が管理している施設のことです。
環境施設の運搬は基本的に残業もなく、平均的な年収なのでオススメです。

しかし、基本大型自動車免許が必要なので、少しハードルは高いかもしれません。(ほかの職種も大型が必要です)
中には、『入社後の免許取得可』『免許取得費用一部負担』って会社もあるんで、そういった会社はチャンスだと思います。企業側も運転手を確保しようと必死なので、その必死な人たちの背に乗ってもいいと思います。

▶ダンプ運転手の仕事内容

30代、40代で転職する人はゴロゴロいる

20代の頃から登録している派遣会社があるのですが、わたしはそこで一緒に働く人とよく話します。大体派遣会社って転職のツナギでくる人が多いんですけど、そのほとんどが30代、40代です。
中には――あんた大丈夫?っていう人もいますが、意外としっかりしている人の方が多い気がします。
ツナギで働いてるだけなんで、2~3回くらい一緒に働いて来なくなる人が普通でしたが、その何人かはいまでも付き合いがあります。
その付き合いのある人(これからAと呼びます)が以前こんなことを言っていました。

A「――今の時代、30代、40代でも転職する人はゴロゴロおるよ」

A「昔みたいに一つの会社にずっといることに魅力とかないけんね――」

「へーマジっすか」

A「――自分の周りでは、40代くらいから働き方を変える人が増えてきたね。ガツガツ働くんじゃなくて、プライベートの時間を大切にするために――」

「それでやっていけるんすか?」

A「まぁ、それには副業が必須やけど、いまの時代って副業ありきやろ?――」

てな感じでしたね。

人によって30代、40代で転職する目的なんて違うから、このAさんのように余裕で転職することなんてできないと思いますが、世の中30代、40代でも転職を実行する人ってゴロゴロいることを知ると、無条件で「あ、おれだけじゃないんだ」「別に間違ってないんだ」って思えますよね。
もちろん無責任な転職や、計画性のない転職はグーパンチですが、でも他にも同じように頑張っている人がいると思うと救われますよね。

世間の30代、40代は転職する『意思』が増えている

2011年以降は緩やかな増加傾向で推移し、2019年は351万人と、比較可能な2002年以降で過去最多となりました。男女別にみると、2002年以降、女性の転職者数が男性をおおむね上回る水準で推移しています。【図1・転職者数】

 また、転職者比率※2を年齢階級別にみると、総数に比べて水準の高い15~24歳及び25~34歳では近年ほぼ横ばいで推移していましたが、2019年は前年に比べて大きく上昇し、2008年以来の水準となりました。35歳以上の階級では緩やかな上昇傾向が続いており、特に55~64歳及び65歳以上では2019年に過去最高となりました。

引用元:総務省統計局

転職者の数は、2019年から上昇し、リーマンショック以前の水準まで戻ってきています。
さらに、35歳以上では、緩やかなりではありますが、上昇しているみたいですね。

今はコロナの影響でこのデータは通用しませんが、意識的な話をすれば、30代、40代でも転職する意思があるということになります。
やっぱりみんな転職を考えているんですね。

転職の成功基準ってなに?

転職の成功基準って何でしょう?希望の会社への入社?給料が上がったから成功?休みが年間120日になったら成功?
わたしが思うに、”転職が成功した!”とわかるのは定年退職をする時だと思います。
だって、希望の会社に転職できても5年後に辞めてしまえば成功ではないですよね。給料が10万上がったとしても人間関係が最悪で体調を崩してしまったらそれは成功とは言えませんよね。

何が言いたいかというと、転職で成功するよりも、今いる会社で成功することが一番の成功なんじゃないかなと思うわけです。

確かに、絶対に転職したほうがいい場合はあります。イジメを受けていたり、給料が未払いだったり、パワハラ、セクハラ、マタハラ、色々あると思います。でも、普通に給料をもらっていて、普通に休めていて、普通に1人や2人イヤなヤツがいるくらいで転職を考えるのは間違いなんじゃないかなと。今になって思うわけです。

なので、転職の成功を考える前に、今の会社での成功を考えたほうが、精神的、将来的にも不安がなくなると思います。

36歳で転職して改めて思ったこと

36歳で転職して改めて思ったこと。それは…転職しても対して人生は変わらない…ということです。
32歳のときに転職した時も思ったのですが、転職してもそんなに人生がガラッと変わることはありません。
これはわたしだけの感覚かもしれませんが、仕事ってカレーと一緒だなと思いました。

カレーって具材変えてもカレーですよね。うどんにカレーいれたらカレーになりますよね。カレーパンってほぼカレーですよね。
仕事って結局どの職種だろうが、どの業界だろうが、意識することは根本的に一緒であって、良いマインドを持っていればどこでも通用するし、手抜きする人はどこにいっても手抜きします。
ただ、その職種に興味を持てるか持てないか、やり甲斐を感じるか感じないかで職種は変わってくるもんだと。
なので、転職しても自分が真反対の人間にならない限り、転職しようが職種を変えようが人生って変わったりしないんですね。

なんかすごい冷めた感じになってしまいましたが、転職って自分が思っているほどあまり人生に影響しないんです。影響するのは仕事への考え方だったり、作業への取り組み方だったり、人との付き合い方だったりします。見過ごしやすい部分ですが、これが働く上で一番大切なことなんですね。

あー死ぬ前に気づけてよかった

今回の話、少し長くなってしまいましたがどうでしたでしょうか?
かなり個人によった意見ですが、参考になった部分はありましたか?え?あまり見てない?
こんなに悲しいことってあるんですね。

では、今回の話はこれで終わります。
ご拝読ありがとうございました。

『「仕事が続かない人」のための転職マニュアル』の運営者mahiroでした。

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