「無職期間(ブランク)が1年になった…転職できる自信なくなってきたな…
モチベーションもないし…転職にどんな影響でたりするんだろう…」
- 無職期間(ブランク)の理由を面接でどう説明すればいいか知りたい
- モチベーションが上がらないときの対処法が知りたい
- 実際に1年以上の無職期間から転職成功した人の話も聞きたい
わたしは過去に採用担当として働いた経験と、実際に無職期間1年以上を経て転職した経験があります。
その体験をもとに今回の悩みに答えていきますね。
無職期間が1年以上ある人の割合は?
無職期間(離職期間)の割合は下記のとおり。
- 1ヶ月未満:29%
- 離職期間なし:24%
- 1ヶ月~4ヶ月:23%
- 4ヶ月~6ヶ月:10%
- 10ヶ月以上:8%
- 6ヶ月以上:6%
10ヶ月以上が全体の8%なので、1年以上無職期間がある人の割合はもっと低いでしょう。
意外と1年間無職する人は少ないんですね。
では、無職期間が1年あると転職にどんな影響があるのか?
無職期間が1年以上だと転職にどんな影響があるの?
[char no=”12″ char=”悩む男性”]「無職期間(ブランク)が1年以上あると転職にはどんな悪影響があるの?やっぱり不利になる?」
[/char]無職期間(ブランク)が1年前後になると下記のような影響が予想されます。
- 書類選考で落とされる確率が高くなる
- 相手が納得できる理由が必要になる
- 未経験の仕事にチェレンジしにくくなる
サクッと解説します。
ブランクがあると書類選考で落とされる確率が高くなる
正直ブランク経験は、雇い主にとって不安材料でしかありません。
さらにブランクについて履歴書や職務経歴書で触れられていなければ、まずはじかれる対象になるでしょう。
よってブランクがあると書類選考で落とされる確率は高くなります。
逆を言えば、ブランクについて履歴書内で説明があれば、可能性あり!
相手が納得できるブランクの理由が必要になる
ブランクが1年近くになると、面接時には必ず理由を聞かれます。
その際、相手が納得できる説明がないとまず採用されることはありません。
納得できない=信頼性がないと判断されやすいためです。
退職理由、転職理由、ブランク理由の繋がりが曖昧になるとより厳しくなるでしょう。
未経験の仕事にチェレンジしにくくなる
転職には下記の3つが重要。
- 即戦力(経験・実績)
- 将来性
- 信頼性
未経験の仕事にチェレンジするなら、将来性と信頼性が必要です。
しかしブランクがあることで信頼性は低くなり、将来性にも不安を抱く採用担当はいます。
そういった理由からブランク明けの未経験の仕事へはチェレンジしにくいでしょう。
もし未経験の仕事にチェレンジするなら、資格を習得したほうが採用されやすい
無職期間(ブランク)の理由を面接でどう説明すればいい?
[char no=”12″ char=”悩む男性”]「ブランクのことを面接でどう説明していいかわからない…」
[/char]では、下記の代表的なブランクの理由を例にして、ブランクの説明を解説していきますね。
- 資格取得のためにブランクが空いた
- 身体的な問題でブランクが空いた
- 家族の看病や介護でブランクが空いた
- 転職活動していたが不採用が続いた
- ぶっちゃけ何もしていなかった
これからの解説では、わたしが面接担当をしていたとき、応募者から実際に説明を受けて納得したことを参考にしています。
資格取得のためにブランクが空いたときの説明
資格取得のためにブランクが空いたときの説明するポイントは5つ
- どんな資格を取得したのか
- なぜこの資格を取得したのか
- なぜ離職して資格を取得したのか
- 資格取得して今後どんなビジョンを持っているか
- ブランクを埋めるために日頃からどんなことを意識してきたか
これを踏まえた例文が下記になります。
ブランクの理由は、以前からしたかった仕事に欠かせない〇〇の資格を取得するためです。
資格の勉強に集中したかったことと、1回で合格するために離職することを選びました。
この資格に特化した職種でこれから頑張っていこうと思っています。
ちなみに、ブランクの不安を無くすために、早寝早起き、適度な運動も欠かしませんでした。
例文のようにすべて言う必要はありませんが、聞かれたらすぐに答えられるよう準備しておきましょう。
身体的な理由でブランクが空いたときの説明
身体的な理由でブランクが空いたときに説明する5つのポイント
- どんな身体的な理由があったのか
- 今は問題なく働くことができるのか
- 今後同じようなリスクが発生することはあるか
身体的な理由でブランクになった場合「完治」しているか「今後同じリスクが発生するか」を心配します。
その部分をしっかりと納得させられる説明が必要です。
〇〇の影響で仕事ができず、休養するためにブランクが空いてしまいました。
休養のおかげで、今は以前よりも体調が良く、仕事へのヤル気が出ています。
この資格に特化した職種でこれから頑張っていこうと思っています。
今後同じようなことにならないよう、日々体調管理していく所存です
病気や症状にもよりますが、できるだけ今後同じようなことが起きないことを強調しておきましょう。
家族の看病や介護でブランクが空いたときの説明
家族の看病や介護でブランクが空いたときの説明ポイントは下記のとおり。
- 今後同じような状況になるかどうか
- 復職に備えて意識してきたこと
この2点でOK
看病や介護が理由だと採用担当者も深く聞いてきません。
採用担当者が気になるのはやはり今後。
今後一生懸命がんばることをアピールすれば大丈夫です。
転職活動していたが不採用が続いた
不採用が続いたことでブランクが空いたときは、まずは原因を自己分析する必要があります。
不採用が続く主な原因は…
- 職歴不足
- 実績不足
- スキル不足
これを分析した上で、これまでの転職活動が間違っていたことを面接で説明しましょう。
かなり難しい説明になると思いますが、自己分析と素直な説明をしたほうが逆に好印象になります。
ぶっちゃけ何もしていなかった
ぶっちゃけ何もせずブランクが空いたときは、嘘をつかず正直にいいましょう。
面接官は嘘を見抜くことが長けているので、つまらない嘘は逆効果。
ですが「なにもしていませんでした」では採用されないと思うので、下記のことを参考にして説明するといいでしょう。
- 自分に適した仕事を模索していた
- 色々な仕事を経験したく、日雇いバイトをしていた
- これまで多忙な仕事をしていたので、1度立ち止まってみたかった
とにかくポジティブに捉えることが重要。
これから這い上がって頑張る意思を見せれば好印象を与えることができます。
無職期間が1年以上|モチベーションが上がらないときの対処法
1年以上無職期間が続くとモチベーションが出ないときありますよね。
そんなときは下記のことを試してみてください。
- 日雇いバイトをする
- 散歩やランニングをする
- 商店街やモールなど人混みに出る
とにかく「外に出る」「人と関わる」ことが大切。
社会から長期間離れていると思考が停止してしまい判断力が低下してしまいます。
すこし運動したり、人混みに交じることで脳がすっきりし、ヤル気が出てくるのでぜひ参考にしてみてください。
【実体験】無職期間(ブランク)1年以上あったわたしの転職成功例
わたしは1年以上のブランクを経験したのち、比較的あっさりと転職に成功しました。
そのときの状況は下記のとおり。
ブランクの期間 | 1年1ヶ月 |
---|---|
ブランクの理由 | 副業に力を入れるため |
ブランク時の年齢 | 39歳~40歳 |
転職活動期間 | 2ヶ月 |
受けた企業数 | 3社 |
前職の職種 | 運搬・配送 |
転職後の職種 | 運搬・配送 |
はじめから1年は転職しないと決めていたので、実際に転職活動したのは2ヶ月程度。
受けた企業数も3社でした。
参考になるかわかりませんが、ここでわたしが転職するときに意識したことをまとめてみました。
1年以上ブランクがある転職活動で意識したこと
1年以上ブランクがあるわたしが転職活動で意識したことは下記のとおり。
- 経験がある職種を選ぶ
- 年収はとりあえず二の次
- 書類選考がない求人を受ける
- 人手不足の業界を選ぶ
- 体と脳を鍛える
まず経験がある職種を選ぶのが大前提。
なぜならブランクがあって未経験の仕事は9割がた不採用になるから。
(普通に考えて企業側もそんなリスクを負う必要ないですし)
そして年収は二の次にすること。
「長い間働いてないけど、以前と変わらないお金ちょーだい!」って少しムシが良すぎ。
っと個人的に思ったので、とりあえず自分に合った職場環境を優先しました。
(できるだけストレスとプレッシャーを与えないようにしたかったから)
さらにできるだけ書類選考がない求人を選んだ
理由はカンタン。自分の口でブランクのことを説明したいし、ヤル気もアピールしたいから。
さらにさらに、なまった体と脳を起こすために毎日かかさず運動をしました。
意外とこれがすごく面倒でキツイ…
これらを総合すると、要するに自分の状況を理解した上で転職活動をすると、比較的採用されやすいかなと。
実績やスキルに自信がある方なら積極的にいっても採用されると思いますが、わたしのように実績もスキルもないような人間に謙虚に活動しないと無理なんですね。
まとめ|ブランクの影響はあるがやる気次第でなんとかなる
ブランクの影響はありますが、面接での上手い説明や、やる気を見せれば必ず採用してくれる企業はあります。
もし不採用が続いたときは転職エージェントに頼るのもアリ。
転職はとにかく選択肢を増やすことが大切なので、利用できるモノは全部利用していきましょう。