悩む男性

「広い部屋で石油ストーブ使いたいんだけど、どれを選べばいいの?」

  • 10畳~20畳以上の部屋で使いたい
  • 部屋全体を暖めたい
  • できればキャンプにも使いたい

こんな悩みに答える記事になっています。

わたしは乾燥肌でエアコンの風が苦手なので、冬はいつもストーブを使っています。

ストーブも2種類使い分けているので、その経験や知識をもとに紹介していこうと思います。

ストーブだと電気代もかかりませんし、結構経済的なんですよ。

では、石油ストーブの豆知識と一緒に広い部屋に使える大型石油ストーブをご紹介しますね。

もぐら

他の暖房器具と比較したコスパも紹介するね!

石油ストーブにも種類がある

石油ストーブ

石油ストーブには「反射型」と「対流型」の2つの加熱方法があります。

特徴は下記のとおり。

加熱方法特徴
反射型反射を利用して壁や床を温めるのが特徴
反射型のストーブ
対流型熱が上がり部屋全体を対流するのが特徴
ストーブ対流型
悩む男性

反射型と対流型、どっちを選べばいいの?

反射型と対流型におすすめな人は下記のとおり。

加熱方法どんな人におすすめ?
反射型・床に座る人
・ストーブの近くで温まりたい人
・足が冷え性な人
対流型・広い部屋で使いたい人
・部屋全体を温めたい人
・ダイニングテーブルやソファで過ごす人

ソファーやダイニング・キッチンなど、比較的体が上に位置する人は対流型がおすすめ。

逆に地べたに座って過ごすことが多い人は反射型がおすすめです。

石油ストーブの選び方

石油ストーブを選ぶときは下記のことに注意しましょう。

  • 実際の部屋面積よりも大きい加熱範囲を選ぶ
  • タンクは4L以上が目安
  • 点火方法も確認する

カンタンに解説します。

加熱範囲は実際の部屋面接よりも大きくする

ストーブの加熱範囲は、実際に使う部屋面積よりも大きくしておくことがおすすめ。

なぜなら部屋が温まる時間が長くなってしまい、燃料の節約ができなくなってしまうからです。

実際に8畳の部屋で6畳用のストーブを使ったらめっちゃ燃料食うし、調整が難しい…

タンクは4L以上が目安

タンクはできるだけ4L以上入るタンクがおすすめ。

タンクが小さいと頻繁に給油しなきゃいけないし、なんといっても面倒。

石油ストーブは1時間あたり0.2L燃焼するので、1日8時間利用しても2.5日持ちます。

点火方法も確認する

石油ストーブには電子点火式とチャッカマンなどを使用して直接点火する方法があります。

電子点火式は電池が必要になりますが、手軽に点火できるのですごく便利です。

石油ストーブの定番メーカー

石油ストーブの定番メーカーは下記のとおり。

  • コロナ
  • トヨトミ
  • アラジン

では、この3社の特徴を見ていきましょう。

メーカー特徴
コロナ・シェアNo.1
・よごれま栓が有名
トヨトミ・シェアNo.2
・こぼれま栓が有名
・手回しで発電する「ぐるんPa」が有名
アラジン・レトロなデザイン
・青い炎が魅力

トヨトミとコロナがシェアを独占しているので、目をつぶってもどちらかに当たる状況です。

仕様は正直似たりよったりですが、細かな部分で差別化しているみたいですね。

とくにメーカーに拘りがなければ、この3社から選ぶといいでしょう。

ちなみにアラジンの青い炎は本当に癒やされます。
(会社のストーブがアラジンで皆で癒やされてる…)

では、おまたせしました。

これからおすすめストーブを紹介しますね。

【8~20畳以上】大型石油ストーブおすすめ6選

【反射型】トヨトミ石油ストーブ(10畳以上)

ブランドトヨトミ
加熱方法反射型
タンク容量4.0L
畳数‎8畳~11畳
価格11,866円(2021/11時点)
Amazon評価4.0
【どんな人におすすめなストーブ?】
  • 本体代を安く押さえたい
  • 給油をこぼしたくない
  • 足元を暖めたい

10畳以上の反射型ストーブで本体代を安く押さえたいならトヨトミ1択。

タンクは転倒させてもこぼれないように工夫してある「こぼれま栓」ですし、電子点火なので手軽に点火することもできます。

タンク容量が4.0Lと若干少ないですが、1日8時間程度なら2日は余裕で持つでの問題はないかと。

利用者レビュー
  • 暖かく操作性も安定しておりコスパ良し。
  • 12.5畳のリビングに置いていますが、部屋中がとても暖かいです。
  • すごく安くて信頼のトヨトミだったので購入、内容は裏切りませんねー
出典:Amazon

【反射型】コロナ石油ストーブ(10畳以上)

ブランドコロナ
加熱方法反射型
タンク容量5.0L
畳数‎8畳~11畳
価格12,800円(2021/11時点)
Amazon評価4.5
【どんな人におすすめなストーブ?】
  • タンクの容量が大きい方がいい
  • 給油の開閉で手を汚したくない
  • 足元を暖めたい

コロナのタンクは5.0Lとトヨトミよりも大容量。

1Lで5時間ほどの差が出るので、長時間ストーブを利用したい方にはうってつけですね。

さらに「よごれま栓」は栓をワンタッチで開閉することができ、手が灯油で汚れることがないので「手が灯油臭くなるのはイヤ!」という方にはおすすめです。

利用者レビュー
  • 操作も簡単で軽くて持ち運ぶ時も簡単に移動出来ました。ボタンを押すとすぐに着いて、数分で暖かくなります
  • キャップを触らずにツマミ開けれるよごれま栓タンクは快適
  • タンク容量が5.0Lもあるから1回の給油で3日は持つ
出典:Amazon

【対流型】コロナ石油ストーブ(20畳以上)

ブランドコロナ
加熱方法対流型
タンク容量7.0L
畳数‎17畳~23畳
価格19,032円(2021/11時点)
Amazon評価4.0
【どんな人におすすめなストーブ?】
  • 部屋全体を暖めたい
  • 広い部屋を暖めたい
  • 本体代を安く押さえたい

対流型で、広い部屋全体を暖めたい!なおかつ本体代も安く押さえたいならコロナの対流型ストーブ1択(最安値)。

ほかの対流型と比べても機能性、安全性はあまり変わらないのでかなりおすすめです。

業務用としても利用されているので、暖かさはバツグン!

利用者レビュー
  • エアコンと床暖房ではイマイチ暖まらず、とにかく乾燥しており静電気にも悩まされていました。また、エアコンからの風や音、高い電気代にも悩まされていました。こちらのストーブを購入して、ほぼ全て解決されています!
  • パワフルで部屋全体が暖かくなり、ストーブの廻りに集まらなくても大丈夫
  • 広い部屋もあっという間に暖まります!この価格なら納得
出典:Amazon

【対流型】トヨトミ石油ストーブ(20畳以上)

ブランドトヨトミ
加熱方法対流型
タンク容量6.3L
畳数‎17畳~24畳
価格53,000円(2021/11時点)
Amazon評価5.0
【どんな人におすすめなストーブ?】
  • キャンプにも持っていきたい方
  • 30畳ちかくの部屋を暖めたい方
  • レトロでおしゃれがストーブが良い方

トヨトミのKSシリーズは高火力で野外のキャンプにも使える対流型ストーブ。

畳数は24畳となっていますが、実際30畳の事務所でも十分暖めることができます。
(以前の職場ではトヨトミのSKストーブだった)

見た目もミリタリーな感じで、キャンプで利用したい方にはおすすめですね。

利用者レビュー
  • 出力も一般的な灯油ストーブの2~3倍あるらしく、実際屋外で使用してもかなり温かかった
  • 11月の秋田のキャンプ場で使用(テンマクデザインのサーカスコットン内で使用)したところ、全く寒さは感じず、むしろ暑くて上着を脱いで過ごす程
  • ランタンのような柔らかな明るさで、寒い冬には暖かさが倍増
出典:Amazon

【対流型】アラジン石油ストーブ(10畳以上)

ブランドアラジン
加熱方法対流型
タンク容量4.1L
畳数‎7畳~10畳
価格54,780円(2021/11時点)
Amazon評価4.5
【どんな人におすすめなストーブ?】
  • おしゃれでレトロなストーブが良い方
  • 青い炎に癒やされたい方
  • インテリアとしても使いたい方

正直、このアラジンのストーブはメンテナンスが必要で機能性は日本製よりも劣ります。

ですが、イギリスの老舗が作ったオシャレでレトロなデザインが部屋に置くだけで満足してしまう不思議なストーブ。

さらに青い炎が本当にキレイで「早くアラジン使いたいな」と思う人も多いよう。

レトロなインテリアが好きな方には満足できるストーブだと思います。

利用者レビュー
  • メンテナンスが大変で、タンクが小さくて、給油も簡単じゃない。化石燃料を使うし、空焚きすると部屋中ススだらけ。そんなアラジンストーブが家にやって来た。俺が一生面倒見てやるからな。
  • ススが出るとか、灯油が少ししか入らないとか、点火が大変そうとか…購入に不安がありましたが。本当に買って良かったです
  • 青い炎がとても綺麗で、見てるだけで癒されます。おすすめです♪
出典:Amazon

番外編:業務用の対流型石油ストーブ(40畳以上)

ブランドコロナ
加熱方法対流型
タンク容量18L
畳数‎31畳~43畳
価格44,800円(2021/11時点)
Amazon評価4.5
【どんな人におすすめなストーブ?】
  • 40畳以上の部屋で使いたい方
  • ファン付きストーブがほしい方
  • 長時間利用したい方

昔ながらの木造&部屋がだだっ広い家に向いてるストーブですね。

30畳以上のリビングをこれ一台で暖めることができるので、エアコンで電気代がバカ高くなっている家庭にもおすすめです。

利用者レビュー
  • エアコンからの移行で電気代が圧倒的に安くなり、灯油代を計算しても1シーズンで十分に元が取れる商品でした。
  • 一階の16畳のダイニングキッチンでは窓開けっ放しでも暖かい
  • 灯油満タンで朝晩4〜5時間程度の使用でほぼ一週間持ちます
  • 設定温泉12度にしても部屋は常夏状態
  • 海道で使用してますが、木造16畳の我が家の居間の中央で点火させると、ものの数分でポカポカです
出典:Amazon

石油ストーブと他暖房機器のコスト比較

石油ストーブと他の暖房器具のコスト(1時間の使用料)を比較してみました。

暖房器具1時間使用料1ヶ月使用量(1日8時間)
石油ストーブ平均17円
(灯油価格によって変動)
約4,216円
電気ストーブ8円~32円約6,200円
ガスファンヒーター23円~25円約5,952円
ホットカーペット19円~21円(3畳用)約4,940円
こたつ5.4円(200W)約1,339円
エアコン4円~43円約8,680円
機器の容量によって変動します。

エアコンと比べると約半額に押さえられるので、電気代を節約しつつ、部屋全体を暖かくするなら石油ストーブはおすすめですね。

石油ストーブの灯油を節約する方法

石油ストーブの灯油を節約する方法は下記のとおり。

  • サーキュレーターを使う
  • 窓やドアの隙間風を塞ぐ
  • ヒートテックの寝間着を併用する

カンタンに説明していきます。

サーキュレーターを使って暖かい空気を循環させる

暖房とサーキュレーターの風向き

暖かい空気は上に溜まってしまう特性があるので、サーキュレーターでその空気を循環させれば部屋全体が暖かくなります。

サーキュレーターは部屋の角(上部)、もしくは上に向けることでストーブの熱を部屋全体に循環させることができます!

窓やドアの隙間風を塞ぐ

窓やドアからの隙間風を塞ぐだけでも、部屋の温度を保つことができます。

隙間風を塞ぐには「隙間塞ぎテープ」があるのでそれを使うと便利です。

飲み物で体を温める

体が温まる飲みのもは下記のとおり。

  • 温かいルイボスティーや麦茶、杜仲茶
  • 生姜湯
  • 白湯

ここで気をつけたいのが「ノンカフェイン」を選ぶこと。

寝る前に飲むことが多いと思うので、睡眠を妨げる可能性があるノンカフェインは避けておいたほうがいいですね。

最後に|石油ストーブ使用時の注意事項

石油ストーブを使うときは下記のことに注意しましょう。

  • 給油時は消火する
  • 1時間に1~2回程度換気をする
  • ストーブで洗濯物を乾かさない

とくに換気には注意しましょう。

密閉された空間で長時間石油ストーブを使うと、酸素が減少し、一酸化中毒になる可能性があるから。

あとは火事が起きないように取り扱いには注意しておきましょうね。