[char no=”15″ char=”男女が考える”]「アパレル販売員として働いてみたいな…でもどんなことするんだろう?自分にできるか心配だな…」[/char]
この記事では下記のような疑問を解いていきます。
- アパレル販売員の具体的な仕事内容が知りたい
- どんな人が向いてるの?
- 年収とかも知りたい
- きつい業務があるのか知りたい
- どんなスキルが必要なのか知りたい
著者はアパレル業界に10年ほど働いた経験があり、業界内で2回ほど転職経験もしています。
さらに店長、SVとしての経験もあるので参考になるかなと。
多少マイナスなイメージがつくかもしれませんが、正直に書いているので参考にしてみてください。
あなたがアパレル販売員としてやっていけるか多少は判断できると思います。
アパレル販売員の具体的な仕事内容
アパレル販売員の主な仕事は7つ。
- 接客業務
- 商品整理
- 商品の検品
- 商品管理(在庫管理)
- レジ・電話対応
- 店内の掃除
- トルソー(マネキン)の変更
- レイアウトの変更
では一つずつ説明していきます。
接客業務
アパレル販売員のメインは接客業務です。お客様にお声掛けをし、どんな商品を求めているのかをヒアリングします。
また、ヒアリングするだけでなく他の商品と組み合わせてセット売りしていくことも求められます。
お声がけをしてイヤな顔をされたり、あからさまに態度が悪くなった時はかなりショックです。しかし、提案した商品が売れた時は相当嬉しく、やりがいを感じる部分ではあります。
商品整理
商品整理は商品を見やすくすること、店内をキレイに見せることが目的です。
繁忙期になると商品整理をするヒマがありません。そのため閉店後に商品整理することもあります。そのときは残業が発生したり、他の業務ができないことだってあります。
毎日することなので正直「もうウンザリ…」っと思うことも。ですがキレイになった棚を見ると達成感は得られます。
下記は洋服のたたみ方を紹介した動画になります。気になる方は動画を見て自宅の洋服で畳んでみてください。(最初は楽しいと思います)
検品
入荷した商品は一つ一つ検品します。
目的は入荷予定数と相違はないか、不良品がないかのチェックです。ハンディを使ってスキャンするのでそれほど大変な作業ではありません。
大型店舗だと検品に一時間以上かかることはありますが、平均して30分前後といったところ。
稀に発注書と数量が違ったり、違う商品が紛れていることがあるので、そのときは店舗側で対応します。
検品はかなり地味な作業なので、大量にあるとウンザリします。細かい作業や確認作業が苦手な方は結構ストレスが溜まるかも。せっかちな人よりもマイペースな人の方が向いてるかもしれません。(著者はせっかちだったのでよくミスしてました)
在庫管理
在庫管理とは、商品の売れ行きに応じて最適な数を把握、配置、管理することです。
また、店内でサイズ切れやカラー抜けがないかのチェックも行います。
発注するタイミングや数量は店長やカテゴリ担当が決めるので、主にチェック&報告が軸になります(店舗によってやり方は違うと思いますが)
在庫切れ=売れ逃しなので、アパレルでの在庫管理は重要です。管理能力が問われる部分でもあるので、商品の把握力理、記憶力がある程度必要になってくるかなと。商品名などがわからないはじめのうちはかなり苦労するかもしれません。
レジ業務
バーコードを読み取る→お会計する→商品を袋に入れる→お客様に手渡す。
これがレジ業務の一連の流れになります。
最近のレジはほとんどバーコード読み取りなので難しいことはありません。(昔は手打ちだった)営業が終われば「レジ締め」という作業があり、店舗によって少し面倒な手順があることも。
たまにレジ内の金額が合わなくなることが起きます。原因は釣り銭間違い。受け取る時や渡すときなんかに間違うんですね。こうなったらレシートロールを一つづつ見直していくしかありません。(これで残業になることも)
店内の掃除業務
店内の掃除は、開店前、営業中、閉店後の3回します。
(ショップによっては営業中に数回するとこもある)
その理由は、店舗はほこりがすごいので、頻繁に掃除しないとすぐに汚れが目立ってしまうから。
「トルソー(マネキン)の変更」とは
ディスプレイのトルソーは「売れ筋商品」を中心に変更していきます。
使う商品はある程度決められているので、自分の思うようにコーデするのは稀です。
もしコーデに自信がないときは先輩に任せるとこもできます。
(わたしも自信がつくまで先輩や店長に頼っていました)
「レイアウトの変更」とは
レイアウトの変更とは、商品の棚の位置を変更したりして、商品の「見せ方」を変えることです。
季節によってかさばる量が違いますし、時期によってパンツの在庫が多いときもあります。
そんなときにレイアウト変更して見栄えを良くする必要があるんです。
アパレル販売員の一日の仕事の流れ
では、ここで「アパレル販売員の一日の仕事の流れ」を見ていきましょう。
※10時オープン・19時閉店をモデルにしていきます。
商品が少ないときは20分くらいで終わりますが、大量にある場合は1~2時間ほどかかるときがあります。
店長の指示によって、ディスプレイ変更やレイアウト変更などがあります
しかし、出荷がある場合は出荷の準備を任されることもあります。
今回は10時~19時までの営業時間ですが、10時~21時まで営業する店舗もあります。
そういったときは早番、遅番があるので、時間は多少前後します。
ですが、同じ8時間労働なので、一連の流れはあまり変わりません。
アパレル販売員の大変な事は?
アパレルで大変な事といえば?
- 長時間の立ち仕事
- 店舗売上
- 個人売上
- イヤなお客との対話
- 毎日の服選び
では、一つづつ説明していきましょう。
長時間の立ち仕事
長時間の立ち仕事を経験したことがない人にとっては最初かなりキツイと思います。
帰宅してからのケア(お風呂でマッサージなど)が重要ですね。ですが、大抵の人は1ヶ月で慣れてくるのでそこまで心配する必要もないと思いますよ。
店舗売上、個人売上
店舗売上に関してはスタッフ全員で意識することなので、どちらかというと店長クラスが頭を抱える部分ですね。ですが、ショップによっては個人売上を設定している会社があります。
そういった場合は毎日数字(売上)を気にしながら接客していくようになりますので、未経験の場合は少ししんどい部分になるかもしれません。(興味があれば個人売りの仕組みやルールも参考にしてみてください)
イヤなお客様
アパレルはサービス業なので接客が基本です。お客様の中には自分とは合わない人もいます。っというかイヤなお客様がいます。
例を上げるとキリがないですが、そんなお客様にも愛想よく接客する必要があるんですね。もしそこでお客様に対してイヤな顔を見せたり、横着な態度を取ってしまうとショップのイメージダウンになりかねません。
他のお客様も以外と他のスタッフの接客などを見ていますので注意したいところですね。
毎日の服選び
最後に毎日の服選びです。アパレルで働こうと思うのですからオシャレ(服選び)は苦になりませんよね。ですが、繁忙期の忙しい時期になってくると疲れが出やすくなります。そういった時の朝の服選びは少し億劫になってしまいますね。
アパレル販売員の楽しいことは?
楽しいことは?
- 新しい服がすぐに着れる
- 社員割引で購入できる
- 自分のコーディネートが評価される
- 顧客との会話
- 別ショップ店員との交流
新しい服がすぐに着れる
トレンドに敏感なショップなら、今流行っている服をすぐ試着できます。さらにこれから流行りそうな服や、これから必ず流行るだろうとされる服も試着できるんですね。これもアパレルの特権です。
社員割引で購入できる
「これがなければアパレルで働く意味がない」っと思うほど重要で嬉しいことですよね。一般的に10%~30%くらいの割引で購入できますが、中には50%以上で購入できる会社もあります。でも気をつけないと「こんな服買ったっけ?」っというのが出てきますので衝動買いはほどほどに。
自分のコーディネートで評価される
たとえばお客様から「あなたの着ている服が欲しい!」とか、「その服ってどこに置いてあります?」と自分が着ている商品を欲しがるお客様がいます。これは自分のコーディネートが良いからです。そして自分がトルソーに着せた商品が売れた時とか。とにかく自分のセンスが売上に繋がった時はすごく嬉しいですよ。
顧客との会話
長く努めていると必ずと言っていいほど顧客が付きます。他のお客様と違って商品の説明だけではなく、世間話をするようにもなってくるんです。これが一番の醍醐味かもしれませんね。
別ショップ店員との交流
モールなどのテナントが複数入ってる場所では、他のショップ店員との交流があります。テナント同士で飲み会を開いたり、モール全体で交流会があったりするんですね。そこで色々な人との出会いがあり、もしかすると素敵な人との出会いもあるかもしれませんよ。(興味があればアパレルの恋愛事情も読んでみてください)
アパレル販売員の年収や待遇はどうなの?
[char no=”15″ char=”男女が考える”]「アパレル業界は年収や待遇が悪いって聞くけど、本当なの?」
[/char]わたしはアパレル業界に10年ほどいましたが、やはり他業界と比べると悪い印象があります。
しかしすべてのアパレル企業が悪いわけではなく、中には給料、待遇共に満足する会社もあるんですよ。
ちなみにわたしがはじめて入社したアパレル会社は最悪でしたが、次に転職したアパレル会社はかなり良かったです!
年収や待遇については下記の記事にまとめているので参考にしてみてください。
アパレル業界に特化した転職サイトを使おう
アパレル販売員になるなら、アパレル業界に特化した転職サイトを使いましょう。
なぜなら、入社するショップを間違えると「低収入、重労働」になってしまうからです。
一般的な求人サイトには「いつも出ている求人」しかありません。いつも出ている=待遇が悪い求人ですよね。
しかし、アパレルに特化した求人サイトなら「非公開求人」を取り扱っているので、待遇が良い求人がたくさんあるのでオススメです。
アパレル業界の中では超有名な転職サイトなので安心もできます。
(アパレル販売員が転職するときは誰でもこの転職サイトを使っています)
まとめ
簡単ではありましたが、アパレルの仕事内容や楽しいこと、大変な事をわかってもらえましたか?
他の職種と比較しても「楽しむ」ことが多いのがアパレルだと思いますよ。おしゃれを楽しんだり、おしゃべりを楽しんだり、他のショップ店員との出会いを楽しんだり。個人的には大変なこと6割、楽しいこと4割くらいじゃないですかね。
会社や店舗の人間関係なども考えるともっと減るかもしれませんが、”アパレル業界”って仕事自体はすごく面白いですし、自分を表現できる数少ない職種だと思います。もし少しでもアパレルに興味があるのであればチャレンジしてみてくださいね。