「アイリスオーヤマの真空パック機って安くて評判もそこそこ良いけど、実際どうなの?」
- ちゃんと真空パックできるの?
- すぐに壊れたりしない?
- なんでもパックできるの?
数ある真空パック機の中でもコスパが良いとされるアイリスオーヤマですが、安くてもすぐに壊れないか不安で購入をためらっている方もいると思います。
アイリスオーヤマは日本企業ではありますが、製造はほぼ中国なので少し不安ですよね。
そこでこの記事では、実際にアイリスオーヤマの真空パック機を6ヶ月使用してみての感想などをご紹介します。
アイリスオーヤマの真空パック機にするか、それとも他の真空パック機にするかの判断材料になると思うので最後までお付き合いください。
アイリスオーヤマ真空パック機の基本性能・機能|比較
下記がアイリスオーヤマ真空パック機の基本性能になります。
機種/性能 | 脱気力 | シール幅 | 手動脱気 | 汁物 |
VPF-S50 | 50kPa | 280mm | 可能 | 不可 |
VPF-385T | 500mmHG(※) | 280mm | 可能 | 不可 |
アイリスオーヤマ真空パック機にはシール&脱気、二つの機能しかありません。
脱気力やシール幅もごくごく一般的な数値なので、必要最低限の性能機能といった感じです。
「真空パックさえしっかりできれば良い」という方には満足かなと。
真空性能は十分なのか?
家庭で使う分なら問題ないレベル。
家庭用真空パック機の脱気力は50kPa~80kPaくらい。50kPaあれば、通常の賞味期限より一週間程度伸ばすことができると言われています(冷蔵の場合)
しかしコーヒー豆のように硬い食材をパックするなら80kPa~100kPaくらいあった方がいいかも。
硬い食材だと隅々まで脱気できないことがあるから。
真空パック機の家庭用と業務用の違いってなに?
業務用の真空パック機は食材の中にある空気も脱気するので家庭用よりも保存期間は長くなります。
冷凍ではなく、冷蔵保存で長期的に保管したい方なら業務用を検討していいかもしれません。
アイリスオーヤマの真空パック機でできない事
- ボックスの脱気
- 汁物や水分が多く含まれる食材の脱気
他の真空パック機には袋だけでなく真空ボックス(タッパみたいなもの)も脱気できる機能(ホース)があります。しかしアイリスオーヤマにはありません。
シンプルに袋をパックするだけの機能になります。
さらに、汁物や食材から水分が多く出てくる物は、完全に脱気することはできません。
水分のあるものを脱気してしまうと故障の原因になってしまいます。
(ある程度脱気することはできますがコツがいる。あとで説明)
もし水気があるならしっかりと水切りしてパックする必要があります。
水分の多い食材を脱気するコツ
[char no=”14″ char=”考える女性”]水気のある食材をパックすることは絶対にできないの?
[/char]水気のある食材を完全に脱気することはできません。しかしある程度まで脱気することは可能です。
水分が多い食材をパックするときは、しっかりと水気を切った上で手動脱気を使うと良いです。
(手動脱気は脱気を途中で止めることができる機能)
脱気するとすぐに水気を吸い込むことはありません。ある程度空気が抜けたタイミングで水分が機械に吸い込まれるので、水気が機械に吸い込まれる前に手動脱気で切ってしまえばある程度パックすることができます。
[char no=”14″ char=”考える女性”]それじゃ長期保存できないんじゃないの?[/char]
例を出すと、キャベツの千切りは二週間冷蔵しても変色や萎れることはありませんでした。
生野菜なので開封した時に若干野菜からのガスが発生していますが、再度洗えば問題なくシャキシャキのキャベツが食べられます。
また、茹でたブロコッリーも二ヶ月冷凍していましたが、まったく問題なく食べることができました。
アイリスオーヤマの真空パック機は壊れやすい?
[char no=”14″ char=”考える女性”]アイリスオーヤマの真空パック機ってすぐ壊れたりしない?見た目がしょぼいから心配
[/char]Amazonでは約900件のレビューの中に12件ほど初期不良、短期間での故障がありました。
(二種類のパック機の合計)
約1.3%の確率ですぐに壊れる、または初期不良の可能性があります。
参考にならないかもしれませんが、私が購入したパック機は一度も故障していません。数回水を吸い込んでしまいましたが、なんら問題なく使用しています。
やはり個体差はあるかなと思います。
アイリスオーヤマ真空パック機 2機種の評判・口コミ
アイリスオーヤマには2機種の真空パック機があります。
- スリム型VPF-S50
- VPF-385T
この2機種の評判と口コミをまとめてました。
アイリスオーヤマ真空パック機 スリム VPF-S50の評判
- コードが若干短めだから場所によっては延長コードが必要
- 専用袋はロールだと毎回カットしなければならず面倒
- 袋の先端をしっかり指定位置まで置かないといけない。少しでもずれると圧縮されない
- 吸引は出来るが日にちが経つと空気が入るようで長期保存にはイマイチかな
- パックを切るのが面倒。斜めになったりする
- 他のパック機は本体が大きくて場所取るけど、スリム型はコンパクトで取り出しやすい
- 主にお肉と魚だけなので、値段と機能を考慮すれば満足
- 吸引からシールまでボタン1つで簡単
- 真空機能を途中で止められるので、水気の多いものを真空パックする時にとても便利
- 操作が簡単なのがいい
悪い評判の中に「日にちが経つと空気が入る」とありますが、これに関して一言。
最後にシール(密封)する際、シール部分に水気があったり、シワがよっていると上手く接着できないことがあります。食材が硬かったり食材が大きいとよれやすいのでしっかり袋を伸ばしてシールすると空気は漏れなくなります。
また、水気のある食材をパックする時は、シール部分を事前に拭いたりしてパックすると問題なく密封することができます。
アイリスオーヤマ真空パック機 VPF-385Tの評判
- 使い勝手はよいが、音がうるさい
- 作動中の音が想像以上に大きい
- 袋のセット方法が悪い時には、うまく真空にならないことがある
- ロール袋のためいちいち切って袋に加工しなければいけないのがやや面倒
- 脱気が早い事とシンプルな操作性が良い
- 初心者でも簡単にすぐ使えるから良い
- 気持ちが良いくらい脱気する
- まだ一度も故障は無いし、特に不便を感じたことはない
- 初期不良がありメーカーに問い合わせしたところ迅速に製品を交換してくれた
脱気時の音が大きいとありますが、お昼にテレビをつけてたりする状態だとほぼ気になりません。
しかし、家族が寝静まったときにリビングで脱気すると結構気になるくらいの音です。ちょっと静かな掃除機くらいをイメージすると間違いないかなといった感じ。