アパレル店長はどういった仕事をしている?
アパレル店長って給料どのくらいもらってるの?
アパレル販売員は、将来的に店長になります。しかし、アパレル店長の仕事内容や、給料面といった事は、今の店長に聞きづらいですよね。
この記事では、現役アパレル店長に話を聞き、作成しています。実際にやっている仕事や、実際に貰っている給料(年収)も紹介していきますね。(わたしも以前はアパレル店長として働いていましたが、現役に聞いたほうがいいと思い協力してもらいました)
現役アパレル店長の情報
35歳男性。高校卒業と同時に、アパレル業界へ。
20歳から店長として働き、現在はエリアマネージャーとして働いている。
会社はこんな感じ…
- カジュアルショップ
- オリジナルブランド
- ファストファッション
- 全国展開している企業
比較的大きな会社で、待遇が良いとされているアパレル会社の店長がモデルになっています。
現役アパレル店長の仕事内容
アパレル店長の役割は、大分類にすると、店舗運営です。
そして、以下の事が中分類としてあります。
- お客対応
- 売上管理
- 商品管理
- 店舗作り
- スタッフ管理、教育、指導
- 上層部との連絡
路面店、テナントでは、仕事内容が違ってきますし、セレクトショップやオリジナルブランドでも、若干の仕事内容が変わってきます。
しかし、基本的な仕事内容は、この5つです。
では、詳しく見ていきましょう。
お客様の対応
アパレル店長でも、積極的に接客を行います。しかし、販売の為の接客だけではありません。
お客様からの問い合わせや、クレーム対応なども、店長としての仕事になります。中には、激怒しているお客様のお宅へ行き、謝罪する事もあり、中々凹んでしまう対応も求められます。
逆に、お客様からの喜びの連絡や、クレームをしてきたお客様からの激励などもあり、喜びを感じられる事もあります。
お客様と深い繋がりを保てるように、商品を通して、感動や感謝を、具現化できるように、日々試行錯誤していますね。
アパレルのクレームに関してはアパレルのよくあるクレーム7選&対策方法を参考にするといいでしょう。
売上管理
売上管理とは、店舗の年間、月間の売上目標を作ったり、個人売上の設定などを行います。他にも、売上に関する分析や、対策なども含まています。
前年度の実績を元に、今年度の売上を予想するので、数年間の経験が必要になります。さらに、今のスタッフの実力、店舗の運営状況も、判断材料になります。
商品管理
- 商品の在庫管理
- 売り場に出ている商品の確認
- 売れ筋商品の確認
商品管理は、売れこぼしを無くす、とても大切な部分になります。
サイズが店舗に並んでおらず、バックルームに在庫として保管してあっても、その存在に気づいていなければ、意味がありません。
そういったロスを無くす為にも、毎日在庫確認をし、常に、店舗の売り場が潤っている状態にしておく必要があります。
スタッフ管理、教育
スタッフの管理、教育は、店舗の売上を上げる、最良の方法です。
優秀なスタッフを育てるには、優秀な店長が必要です。仮に、販売能力がずば抜けた店長であっても、人材を育てる能力が低ければ、その店舗の売上は右肩下がりになってしまうからです。
そのためにも、しっかりとした教育、管理ができるように、本を読んだり、心理学を習ったりしています。
上層部との連絡
上層部との連絡は、店舗を守る上で必要な事です。
その理由は、店舗同士の情報を共有したり、これからの運営方針を確認する事ができるからです。
さらに、経験豊かな先輩からの教育を受けられるチャンスでもあります。店長になると、教育する側なので、どうしても、自分に教育してくれる人が近くにいません。
なので、たまにそういった機会を作ることによって、自分の成長へと繋がっていきます。
現役アパレル店長の年収&手取り
年齢 | 平均年収 | 手取り(他賞与) |
20~25歳 | 330万円~400万円 | 18万~25万+賞与 |
26~30歳 | 400万円~480万円 | 25万~29万+賞与 |
31~35歳 | 490万円~580万円 | 30万~35万+賞与 |
もちろん、企業によって違ってきますが、大体これが平均年収になります。営業職などに比べると、若干少ないですが、他の業界と比べると、比較的良い数字になります。
『アパレル業界は、給料が悪い』というイメージがありますが、店長クラスになれば、それなりの年収になってきます。
しかし、古着屋や、客単価が安いショップになると、年収が下がってしまう傾向にあるので、比較的ハイブランドの企業に進むと良いかもしれません。
アパレルの平均年収は平社員では少なくなりますが、出世すればそれなりに稼げることがわかりますね。
現役アパレル店長のその将来は?
アパレル店長の将来は、エリアマネージャーやバイヤーなど、様々な職種へ転身することができます。
その理由は、店長を経験する事によって、運営、教育、状況把握など、幅広いスキルを得ることができるからです。
エリアマネージャーでは、店舗の状況を把握し、何が問題かを明確にし、改善するスキルが求められます。
バイヤーなどは、消費者のニーズを、敏感に捉える事が必要になってきます。
さらに、運営に長けていれば、本社への配属も可能になり、課長や部長といったポジションも狙える事もできます。
アパレル店長になるまでの平均期間平均年齢
- 入社して2年以内
- 平均年齢、22歳~26歳
あくまで平均なので、なんともいえませんが、アパレル業界は、比較的店長に出世するのが早いです。
そういった事から、『早く出世したい』と思っているなら、アパレルに転じても良いと思います。
今後のアパレルについて一言
今後のアパレルについてですが、コロナ禍で、アパレル業界の不振は続いており、『アパレルはオワコン』などと言われていますが、今のアパレルは、変換期を迎えています。昔は、『作れば売れる』という時代だった事もあり、お客の立場になって考えない会社が多くありました。
そういった会社が今、潰れているだけであって、お客の事を考えている会社は、コロナ禍でも、順調に売上を伸ばしています。世界的な市場でも、まだまだアパレル業界は、右肩上がりです。そういった事から、アパレルは、まだまだ夢がある業界だと思います。
詳しくはアパレルはこれから先どうなる?を御覧ください。