「良い店長と悪い店長の特徴を知りたい」
そんな質問に答えていきます。
社会経験が浅い人や一つの会社にずっといる人にとって悪い店長の判断って難しいと思います
今回はアパレル業界での良い店長、悪い店長の特徴を知る事で、自分の店長は一体どうなのか?を判断してもらたいと思っています。
判断する事によって「やっぱり自分は間違ってなかった」と思える人もいるでしょうし、「早く転職した方がいいな」と思う人もいるかもしれません。
特徴を知ってどういった行動を取るかは人それぞれですが、「こういった言動はイケない」という意識が芽生えるので今後の役にも立つと思います。
悪いアパレル店長の特徴
悪い店長には外的統制型といったタイプが多い傾向にあります。
外的統制型とは、何か問題があった場合、それらの原因は自分の外にあると考えるタイプの事です。
そういったタイプの店長は仕事においてマイナスな影響を与えることが多く、部下からも信頼されない傾向にあります。
では、悪いアパレル店長とは具体的にどういった特徴があるのでしょうか。
- 感情的になる
- 人(部下)のせいにする
- 部下の意見を聞かない
- 特別扱いする部下がいる
- 手を抜く
ひとつずつ説明していきますね。
感情的になる
普段は優しく落ち着いているのですが、自分の不都合な事が起きると人が変わったかのように怒る店長は感情的になりやすいタイプだと言えますね。さらにその怒りが後日まで態度に出る人は要注意です。
また、ミスのフォローをする訳でもなく『自分でしたミスは自分で片付けろ』的な言動をする店長は悪い店長確定ですね。
人(部下)のせいにする
売り上げが悪かったり、店長よりも上の人からの指摘を受けると部下のせいにする店長はダメ店長です。さらに、自分のミスをあたかも無かったようにするのも店長失格。
『人のせいにする=責任逃れ(責任負いたくない)』人間なのでそういった人の下で働いてるのは時間の無駄です。
部下の意見を聞かない
時として店長の判断が間違っている時もあります。時として店長よりも良いアイデアをする部下も出てきます。そんな部下達は『店舗を良くしよう』『これなら売り上げが上がるだとう』という向上心から店長に意見を言っているんですね。
しかし、ダメダメ店長にとってそういったポジティブな意見は自分(店長)にとってネガティブな聞こえ方になってしまうんです。
そうなると意見が通らないですよね。はいダメ店長です。
特別扱いする部下がいる
これは意外と見落としがちです。ほとんどの店舗のスタッフ数は3人以上います。その複数人いる中で店長クラスが一部の人間を特別扱いするのは派閥を生むキッカケになり組織で動く上で邪魔な部分。
そういった事を理解できずに一部の人間と友達感覚で接したり、あからさまに仲が良い雰囲気を出すのはすでに店長ではありません。
手を抜く
組織で仕事をしていると必ず手を抜く人が出てきます。でもそれは『社会的手抜き』と呼ばれる心理で誰もが経験する事なのですが、それを店長がやってしまっていては意味がありません。
人は単独で行動すると力を発揮しますが、集団になると一人の生産性は減少していきます。これをリンゲルマン効果というのですが、これを理解せずに『店長だから手を抜いても大丈夫』と思ってる節がある店長はクビです。
良いアパレル店長の特徴
良い店長には内的統制型タイプが多い傾向にあります。
内的統制型とは、何か問題があった場合、それらの原因は自分の中にあると考えるタイプの事です。
外的統制型と比べると向上心があり、問題解決に長けていると言われ、ストレスにも強いと言われています。
このタイプの店長は人望が厚く、良い結果を出すことができる優秀な人材である傾向があります。さらに、その部下も良い影響を受け店舗の売り上げが安定する傾向にもあります。
では、良いアパレル店長とは具体的にどういった特徴があるのでしょうか。
- いつも心は平常心
- 部下の意見(アイデア)に興味を持つ
- 相談できる(しやすい)
- 反省する
では、詳しく見ていきましょう。
いつも心は平常心
トラブルが起きてもすぐに対応でき、普段と変わらない言動で処理できる店長は良い店長です。
どこかマイペースな部分を持ち合わせているように見られがちですが、心に余裕がある人なので柔軟に仕事をこなすことができるタイプだと言えます。
本人は「単に何も考えてないだけ」と言うことがありますが、これはその人にとって難しくない問題であってまったく考えてない訳ではないんですね。経験からくる平常心もあると思います。
この動画でも同じようなことを言っています。参考にしてみてください。
部下の意見(アイデア)に興味を持つ
良い店長は部下の意見(アイデア)に興味を持ちます。
『なぜそうしたいのか』
『なぜそう思ったのか』
『いつ実行したいのか』
こういった具体的な話まで聞いてくれる店長は素敵な店長です。
概要を知る事で部下の本気度もわかりますし、店長自体イメージがしやすく適していない部分も把握できるからです。
相談できる(しやすい)店長
仕事上の相談を上司にできるのは良い関係ができている証拠です。
アパレルでは部門ごと(メンズ、キッズなど)に担当が決まっており、その担当者がディスプレイやレイアウトなどその人の考え、センスで変更する事があります。そうした中で店長と話しながら決められるのは部下にとって力強いですし、上司のセンスや考えを知るチャンスでもあります。
反省するか
ここは重要ですね。店長ともなると指示したり注意したりする側になってしまうので、どうしても自分が見えなくなってしまいます。
時には部下から「そういったところがイケないと思います」みたいな事を言われたりします。こういった時に不機嫌にならずに反省する店長はかっこいい店長です。
「良い店長」「悪い店長」の判断基準
今の店長が『良い店長』か『悪い店長』かの判断基準は他にもあります。
- 売り上げ
- スタッフの質
- 雰囲気
- 威厳
- 向上心がない
これらは入社してから比較的早い段階で判断できる要素ですね。
すべてクリアしてないとダメって訳ではないんですが、良い店長なら自然とこの5つはクリアしていると言っていいでしょうね。
店舗売り上げ
店舗売り上げを達成するには店長の販売戦略とスタッフの販売能力が安定しているのが重要です。なので、店舗売り上げが良い店長は必然的にスタッフを育てる能力に長けており、理にかなった指導をしている傾向にあります。
スタッフの質
基本的にスタッフの質が悪いと店長も悪いです。
- 愚痴が多い
- サボる
- 会社の悪口を言う
- 「そのくらい大丈夫よ!」が多い
- 「売り上げ悪くても私達には関係ない」
- 「給料上がらないから別にいい」
こういった事をしたり言ったりしているスタッフは確実に質が悪いですね。おそらく店長もこういった思考しているか、指導するのが面倒だと思っているかです。
そういった場合はすぐに転職を考えた方がいいと思います。
雰囲気
ここで言う雰囲気とはスタッフ同士、店長とスタッフ間の人間関係です。店長は管理する側なのでどうしてもスタッフから距離を置かれてしまいますが、あからさまに店長と話そうとしなかったり、悪口を言ったりしているとあまり雰囲気が良いとは言えませんね。
威厳
店長なのにスタッフからいじられていたり、反対に注意されていたりするとその店長は威厳がなく、店長本人も『部下を守る』といった意識が薄いため人間関係のバランスが崩れている可能性があります。
向上心(目的)がない
向上心や目標がない店長はやる気もないです。
やる気のない店長の下についても社会人としての考えやアパレルの知識なんかを得られる訳もなく、時間の無駄に終わる可能性があるので、「やる気のない店長だな」っと感じた場合は思い切って転職するのもアリだと思います。
まとめ
今働いている店長がもし悪いと判断できる場合は、拘りがない会社であれば転職するべきだと思います。悪い店長の元で長年働いていると高い確率であなたもそういった店長になってしまうからです。
あと、これを読んだ人が店長である場合、自分がどういった店長なのかを確認できると思うので当てはまる部分は明日から直しておくようにしておきましょう。