『交通量調査ってどんな仕事するの?』
道路の脇で、椅子に座っている人を見た事ありませんか?
あれが俗に言う、交通量調査です。
しかし、見た事はあると思いますが、実際に何をしているかわかりませんよね。
この記事では、交通量調査の仕事内容や、それに伴った、疑問も、出来る限り紹介していきます。
交通量調査の仕事内容
交通量調査は、車の交通量を観測する仕事です。
カウンターを使用し、車の車種ごとにカウントしていきます。下り、上りどちらか片方を観測するのが基本ですが、交通量が少ない場合は、両方観測する事もあります。
車種ごとにカウントする場合は、以下のようになります。
- 普通車
- 中型車
- 大型車
- 作業車
- バイク
カウントする車の対象は、観測する目的によって変わってきますが、大体この5種類になります。
交通量調査は、交通量を調査する他に、騒音調査をしている場合があります。特別する事はありませんが、近くに設置している時は、電話や喋り声が入らないように、静かにしておく必要があります。
交通量調査の勤務時間
交通量調査の勤務時間は、基本12時間です。たまに8時間程度の調査はありますが、かなり稀です。
さらに、24時間の勤務もあり、そういった場合は、車中泊になります。
12時間勤務の場合は、2人一組、24時間勤務の時は、2~3人一組になるので、1時間交代や、2時間交代になります。そういった事は、組んだ人間同士で話し合い、決定します。
交通量調査の休憩事情
先程も言ったように、基本、2人一組なので、1~2時間ごとの休憩になります。
24時間勤務での仮眠は、基本的に3時間交代になる事があり、そういった時も、基本的に本人達が話し合い、決定します。
休憩時間は、調査場所によって、車が用意されている場合があるので、1時間休憩の場合は、車で休憩したり、近くの商業施設に、買い物など行く事ができます。
交通量調査の求人はいつでるの?
交通量調査は、寒い時期にするのが一般的です。
なので、11月~3月が、交通量調査の求人が出ている事になります。
しかし、稀に、少し暖かい時期にする事がありますので、登録した会社に、確認するようにしましょう。
交通量調査はどこで登録するの?
求人は、バイト求人で募集していますので、ネットなどで確認でき、登録する際は、説明会に参加する必要があります。
環境調査をする企業が、交通量調査を実施しているので、交通量調査をしている企業に、直接問い合わせても大丈夫です。
交通量調査は、女性でも大丈夫?
女性でも問題ありません。
しかし、24時間勤務の場合、トイレなどの問題で、比較的男性が採用される場合があります。
トイレなどの問題が解決できば、女性でも24時間はOKになります。
交通量調査は適当なのか?
交通量調査のカウント作業は、アルバイトにまかせます。近くに正社員がいない事がほとんどなので、適当にカウントしても、その場では気付くことはありません。
しかし、数十メートル置きに、同じ調査員を配置しているので、そのグループと、極端に数字が違うとバレてしまいます。
さらに、騒音調査用の機械でも、通過した車の数をある程度把握することができるので、バレる可能性があります。
もし、そういった事がバレると、今度から仕事を回してもらえなくなり、ブラックリストに載る可能性もあります。
交通量調査の給料の金額はいくら?
- 12時間勤務の場合は、8000円~12000円
- 24時間勤務の場合は、20000円~24000円
登録した会社や、グループの人数によって金額は変わってきます。
経験が豊富になったり、社員の方と親しくなれば、給料が上がる可能性はありますが、かなり稀です。
交通量調査は日払い?
基本、日払い手渡しになります。
逆に、銀行振り込みは聞いた事がありません。
交通量調査の辛いところは?
- 座りっぱなし
- 排気ガス臭い
- 夜は、激寒
- 深夜は、かなり眠い
- 車中泊のため、寝にくい
- トイレまでが遠い時は辛い
交通量調査で一番辛いのは、寒さです。
交通量調査は、基本、寒い時期に決行しますので、夜はかなり寒くなります。
さらに、一箇所にずっと待機するので、身体を動かす事もできなません。あまりに寒いと、車中で調査する事はありますが、原則として、外で椅子に座っての調査になります。
交通量調査の寒さ対策
- ホッカイロ
- 靴下を重ね履き
- ヒートテック上下
- ツナギを着る
- ズボンの重ね履き
真冬の交通量調査では、ホッカイロは必需品です。たとえお昼の温度が高くても、必ず防寒着を必要以上に持参し、ホッカイロは、大量に持っていきましょう。
眠気対策
- 眠気覚ましガム(激辛ガムなど)
- 眠気覚ましドリンク(眠眠打破など)
24時間勤務の場合は、眠気対策も必要です。
つい寝てしまい、3時間観測できなかった事が、バイト生の中で多々あります。
そういった場合は、新たに調査し直す事もあり、減給対象になる可能性がありますので、必ず眠気対策はしておきましょう。
交通量調査が延期、中止になる時
交通量調査は、雨になると延期になります。
その理由は、雨が降ると、通常の交通量が観測できない為です。さらに、騒音調査をする上で、雨の音は非常に邪魔になります。
そういった事から、雨になると延期になる場合があります。
延期になると、次の週の同じ曜日に実施する事が一般的ですが、状況によって違ってくることもあります。
中止は極稀です。しかし、中止でなくても、延期が数週間先に伸びる事はあります。
まとめ
- 車の交通量をカウントするのが主な仕事
- 12時間、24時間勤務がある
- 基本、2人一組
- 休憩時間は、当事者同士で決める
- 24時間勤務の時は、寒さ対策を万全にする
交通量調査は、一つの会社で、年間通して、多くて10現場くらいです。なので、メインの仕事ではなく、暇な時や、ちょっとした小遣い稼ぎとして働く感じになります。
個人的に、24時間勤務の方が、金額は大きいですし、星空を見ながらイヤホンで音楽を聞くことができるので、24時間がおすすめです。