みなさん、こんにちは。
マヒロです。
今はもう4月の後半、4月から新しい事にチャレンジする人も多いのではないでしょうか?
チャレンジ…いい響きですね。
わたしはこの前、カナヅチを克服するため、水泳にチャレンジしましたが、水を大量に飲んでしまい、昼ごはんが入らないようになってしまいました。
――さて、そんなチャレンジ時期ですが、今回はアパレル店員としてチャレンジしようとしている人が気になっているかもしれない『アパレル店員の休み』について話していきたいと思っています。
今回、10個の質問を用意して回答していきます。
あなたが疑問に思っていることがこの中にあるかわかりませんが、どの質問も参考になる事ばかりなのでサッと見ていってください。
元アパレル店長&SVでもあったマヒロが、リアルにアパレル店員の休み事情を答えていきます。
アパレル店員は休みが少ない?月の平均休み日数ってどのくらい?
アパレル店員の休みは、どのショップやブランドでも平均して月6~8程度です。週休2日ってところですね。
一般的なサラリーマンと比べても”少ない”と感じる事はないと思います。
土木やトラックヤローから言わせると
「――何甘っちょろい事言ってんだバカヤロー!しっかり働きやがれコノヤロー!酒持ってこい!」
っと言われそうですが、そういった職種の人と比べると天国に近いかもしれません。
でも、繁忙期(1月、7月、8月、12月)になってくると、いつもは月8回あった休みが、6回になったりする事もあり、繁忙期だけは休みが少なくなることもあります。
以前、わたしが勤めていた会社でも、繁忙期になると1日や2日程度休みを削って出勤する事はありました。
そのかわり、閑散期になると休みが1日多かったりするので、年間休日でいえば変わらないですね。
あ、でも、隣のテナントさんのショップでは、
「――ウチは月で区切ってあるから、休みのストックはないよ」
って言ってあったんで、休みの相殺に関してはショップによると思います。
アパレル店員って有給休暇は取りにくいの?
正直、アパレル店員は有給休暇が取りにくいです。
その理由は、最低限必要な人員しか配置していないショップが多いからです。
(――予備人員くらい用意してくれよ~)
っと当時のわたしは思っていましたが、やっぱり会社は利益を上げてナンボ、経費削減してナンボってところがあるんで、しょうがない部分なんですね。
でも、有給休暇を取りにくいだけであって、絶対取れないって訳ではありません。
人員が足りなくても、他のショップからヘルプを呼んだり、同僚に休みを返上してもらったりして有給休暇を取ることができます。
わたしが店長だった時は、基本的にわたしが休みを返上して出勤していましたし、他の店長や、違うショップの店長も同じような対応をしていたので、有給消化に関しては、店長に相談したほうが良いですね。(週休出勤がつくから実はオイシイんです)
きっと文句を言う店長はあまりいないと思います。
もしいたらコメントください…そこのショップに行って、洋服ぜんぶ裏返して帰りますんで。
GW、年末年始、お盆(大型連休)は絶対に休めないの?
アパレル店員になったからには、GW・年末年始・お盆などの大型連休は基本休めません。(――というより休みづれ~)
その理由は、単純にお客がいつもより多く来店するからです。
そして、大型連休でどれだけ売上をストックできるかで、その年の目標達成が決まるからです。
アパレルショップでなくても、サービス業なら当たり前の事だと思っておいてください。
しかし、「絶対休めないか?」と言えばそうではありません。
たとえば、「初盆で里帰りしなくてはいけない」だとか「結婚したばかりで、年末年始の挨拶に行かなくてはいけない」だとか、そういった理由がある場合は1、2日くらいは休めます。
(――嘘じゃねーだろーな~)
っと、店長や同僚から思われるかもしれませんが、それはしょうがないですよね。そんなこと気にしてたら楽しく仕事できませんし。
アパレル店員は長期休暇を取る事はできるの?
これは有給休暇の場合と一緒で、長期休暇を取る事はできますが、”取りにくい状況”が多いです。
どうしても長期休暇を取りたい場合は、閑散期(2月、6月、10月)を狙うようにしましょう。
あと、会社によっては社員だけに夏季休暇、冬季休暇があります。
どちらも3~4日程度ですが、プラス週休を使うことができるので、合計5~6日程度長期休暇を取得することが可能です。
季節休暇を取り入れている会社も今では多くなっているので、面接の時に聞いてみるのもいいですね。
でも、長期休暇で一つ注意点があります。それは――
(マジしごと行きたくね~)
っとダダをこねる、もうひとりの自分が背中から這い出てくることです。
おそらく出勤する前日の夜なんか最悪でしょう。
布団に入ってもYou Tubeを見ながら「明日行きたくないな~」っと思うでしょう。
そしてあなたは思うはずです。
(あ~宝くじ当たらねーかな~――)っと…
アパレル店員って希望休通るの?融通効かない?
希望休に関しては、大体1ヶ月前に言ってもらえれば融通は全然効きます。
一番確実なのは、シフトを作り始める前に希望休を出す事。店長によってシフトを作るタイミングは様々なので、前もって店長に「店長っていつシフト作りはじめるんですか~」と聞くほうがいいですね。
前もって聞くことで、店長の負担を減らすこともできますしね。
しかし、1週間前や、10日前になってくると融通が効かない時があります。
他のスタッフもシフトに合わせて予定を組んでいるので、そこをズラしてまであなたの希望休を優先させる訳にはいきませんから。
なので、希望休を出すなら1ヶ月前か、店長がシフトを作りはじめる前。
1週間や10日前だと希望休は通りづらくなります。
自分の誕生日や家族の誕生日とかでも休める?
時と場合です。基本的に”忙しい時期は出勤する”が大前提なので、誕生日の日が土日であったり、大型連休中の時は厳しいかもしれません。
でも、”毎年休めない”っという訳ではありません。
たとえば、あなたが去年休まず出勤していれば、
「――去年は出勤したんですけど、今年は休ませてもらっていいですか?」
っと店長に言えば、大抵は休ませてもらえます。(店長によって違うときもありますが――)
わたしの場合は、基本、人から嫌われたくない小心者のプライドゼロ男なので、前もってスタッフには――
「――誕生日に休みたい人は前もって言ってね~」
っと伝えるようにしていて、ほとんど誕生日には休ませていました。(こんな偽善者ぶった店長もたまにいます)
とにかく”ここは休みたい!”と思う日は、1ヶ月以上前に店長に伝えることが大切です。
アパレル店員は土日絶対休めないの?
アパレル店員の場合、土日は休めないと思っていた方がいいです。
おそらく、土日の休みを気にしている人は、
(急用ができた時は休みたい)
(用事がある時は休みたい)
(3ヶ月に1回くらいは休みたい)
と思っている人だと思います。
本当に急を要する出来事(家族の病気や事故など)があるなら休めますが、それ以外なら”出勤するべき”です。
アパレル店員は、土日がメインとっても過言ではありません。土日こそが本番と言ってもいいでしょう。
アパレル店員が土日に出勤しないなんて、幽助がいない暗黒武術会、悟空のいない天下一武道会、ミッチーがいない山王戦じゃねーか!
そうならない為にも、アパレル店員になったのなら、原則土日は出勤できるように整えておきましょう。
――っとここまでは釘を打つために言いましたが、実際は土日休めるショップはあります。
さすがに毎週土日休めるショップはないと思いますが、不定期に土日どちらか一方を休ませてもらうショップは実際にあります。
でも、改めていいますが、アパレル店員は土日出勤が原則ですよ。
アパレル店員が土日出勤しないなんて、ゾロのいない麦わらの――――……そういう事です。
アパレルのバイトは社員に比べると休みは少ない?それとも逆?
これは本当にショップによります。
社員の方が年間休日が多い場合もありまし、バイトの方が多い場合があります。
ちなみに、わたしが勤めていたショップでは、社員が年間休日119日(有給休暇含め)あり、バイトの年間休日は104日でした。
社員は完全週休2日(もちろん平日)で、夏季冬季の休みが7日間、プラス有給休暇が8日使えるので合計119日。
バイトは隔週2日制プラス有給消化でだいたい104日でした。
他のテナントさんや路面店の店員と話す限りでは、「社員の方が休みが多いよ」っていうのが7割くらいですかね。
でも、路面店になると社員の方が少ないか、バイトと同率なショップが多かった気がします。
路面店は個人経営が多いので、どうしても予備人員を配置できないのでそういった状況になっていると推測できますね。
なので、休みを多く貰いたい人は、テナント店で社員になることが一番です。
面接で休みの事を言うと不採用になりやすい?
元アパレル店長のわたしから意見を言わせてもらうなら、不採用になりませんが、不信感は持ちます。
ちょっと堅苦しい考えかもしれませんが、面接って自分をアピールするところだと思うんです。
それなのに、自分の都合だけを考えた発言って目的が違いますよね。
確かに、プライベートは大切ですし、リフレッシュするための休みも必要です。しかし、働く前から休みのことを聞くのは少し気が早いというか、目標がないというか――
なので、休みのことを聞いた時点で不採用とは判断しませんが、休みのことばかり聞いてくる応募者に対しては不信感を持ってしまいます。
わたしだけの感覚かもしれませんが、アパレル店長としての責任を考えればこんな意見になってしまいます。
アパレルの面接については面接で高確率で聞かれる11の質問を参考にしてみてください。
平日休みのメリット
アパレル店員を長くやっていると、土日の休みが逆にイヤになってきます。その理由を上げれば、たぶんそれは平日休みのメリットになってくるので、ここで紹介したいと思います。
- 車が空いている
- ショッピングモールが空いている
- 飲食店も空いている
- 役所や銀行の手続きができる(これ意外と助かる)
- 旅行の宿泊費が安い
- 連勤があまりない(これも意外と助かる)
- 働いている人を見ると(大変だな~)と思う
平日休みはとにかくどこも空いてます。誰もいません。
「えっ?みんなー、どこいったのー」
と言いたくなるほどいません。わたし、裸眼だと0.2なんです…
さらに、週休2日の平日休みは、2日出勤して休み、3日出勤して休みって感じになるので身体があまり疲れません。これ意外とメリットなんです。
とにかくにも、平日休みでも本人次第でメリットは沢山あるってことです。
余談ではありますが、個人的に、あまり土日に拘る必要もないと思います。平日休みが土日休みと比べると年間休日が少ない訳でもないですし、土日にしかできない事もないはずです。それに、平日休みの仕事をしていると、自分だけの時間を持つことが増えて、様々な趣味を見つける事もできます。
今いる友達と遊ぶのもいいですが、平日に行動しているからこそできる人との繋がりもあるので、あなたが思っている以上に沢山人生のメリットはありますよ。
土日やGW、年末年始でも休みやすいショップの見分け方
「なんだかんだで、やっぱり土日やGW、年末年始は休みたい!」
っという人のために、比較的土日やGW、年末年始でも休めやすいショップの見分け方を紹介します。
それはズバリ――スタッフの数が多いショップです。
敷地面積が広く、スタッフの数が多いショップは、イレギュラーな休みでも対応しやすく、予備人員を確保しているケースがあります。
なので、土日やGW、年末年始が休みたいのであれば、スタッフの数が多いショップを狙ってみてください。
わたしが勤めていたショップも比較的スタッフ数が多い(大体7~8人)店舗だったので、土日やGW、年末年始に休んでいるスタッフはいました。
でも、勘違いしてはイケないのが、土日すべて休めたり、GWや年末年始を全部休める訳ではありません。
そして、休みやすいってだけで、絶対に休めるってことでもありません。
繁忙期や来店客が多い曜日などは、販売員なら出勤するのが当たり前です。それを理解できなければ、アパレル店員は諦めた方がいいと思います。
まとめ
- アパレル店員の月平均休日は6~8日程度
- GW・お盆・年末年始は1日くらいなら休める
- 長期休暇は取りにくいが、閑散期なら比較的取れる
- 希望休は、1ヶ月前か、シフトを作りはじめる前に出す
- アパレル店員なら土日は休めないと思っていた方が逆に楽
- ちゃんとした理由があれば土日休める
- 比較的社員になった方が年間休日は多い
- 面接では休みのことを頻繁に聞くと印象が悪い
- 平日休みのメリットは沢山ある
- スタッフの数が多いショップは休みやすい(でも頻繁は無理)
キツイ言い方かもしれませんが、休みのことで引っかかっているなら、アパレル店員にはならない方がいいです。
おそらく、休みが気になるってことは、(アパレル店員になりたい!)のではなく(土日休める職種がいい!)と思っているだけで、優先順位を間違っているかもしれないからです。
そうなってくると、最悪、転職を繰り返すハメになってしまい、人生が狂う原因になりかねないので、もう一度自分が本当に求めている働き方を見直したほうが良いと思います。
最後だけ説教臭くなってしまいましたが、この記事を偶然見たあなたには人生を失敗してもらいたくないので少しキツく話しています。
アパレル販売員はとても楽しいです。
わたしはアパレル業界から身を引いた人間ですが、もし許されるのであれば再度アパレルで働きたいですし、生まれ変わってもアパレル業界で働きたいと思っています。
なので、休みごときに振り回されないで、アパレルという仕事を一度楽しんでみてください。
きっと人生に役に立つ体験がまっているはずです。
これでこの記事はおわりになります。
では、また読みにきてくださいね。
マヒロでした。