アパレルの仕事で「こんなお客はイヤだなー」っていうのありますか?
アパレルはサービス業で、接客がメインなのでやっぱりいますよね。そのショップによりますが、比較的若い世代をターゲットにしたショップほどそういったイヤなお客は沢山います。
やっぱりそうですか・・・たとえばどういった感じのお客ですか?
ではこれから紹介していきましょう。数ある内の10個をセレクトしました。どれもあるあるな内容ばかりなのでアパレル経験者であればわかるかもしれませんね。
無駄に話が長いお客
接客業なのでお客と喋る事は大切な仕事。でも無駄に話しが長いお客がいるんですね。
困るのは彼氏彼女の話しですね。「聞いてくださいよ~、前彼氏から〇〇〇〇」とか「そういえばこの前彼女の携帯見てですね~・・・」とか。こっちとしては「知らねーよ!興味ねーよ!」っと言いたいところですが、お客にそんな態度とったら終わりですからね。
あと単純に近況報告してきたり、愚痴を聞かされてたりと本当に無駄話しが好きなお客がいるもんです。しかもこちらが忙しそうにしていても喋り続けるので対処に困りますよね。挙句の果てに何も買ってくれないという最悪なパターンも多いですよ。
話しが長いお客の対処法
最初からそっけない態度をとってしまうとお客の機嫌を損ねるので、ある程度時間を決めて喋っていきましょう!5分くらいが目安ですかね。それを越えたあたりから洋服をたたみ出したり、新しい商品の話しに切り替えたり。大抵のお客はそれで感づいてくれますね。
他にお客がいる場合は自然と話しは終わりますが、あなた一人、お客一人の場合は最悪ですね。そういった時は半分あきらめて他のお客が来るまで相手してあげましょう。他のお客が来た時点で「あ、ちょっと他のお客様来たんで作業に移っていいですか?」とか言って逃げても相手は意外とイヤな気はしません。
- 棒立ちで相手せず、作業しながら相手する
- 商品の話しに切り替える
- 他のスタッフにお願いしておく
- 他のお客を利用する
値切ってくるお客
基本的にアパレルショップの商品はその場での値切りしません。当たり前ですよね。それでも値切ってくるお客はいます。
では、どういった事言ってくるのか?
- ほつれてるから値引きしろ
- 売れてないから値引きしろ
- 遠くから来たから値引きしろ
- 彼女、彼氏の誕生日だから値引きしろ
- あなたの力で値引きしろ
- 他の店で同じような商品は〇〇円だから値引きしろ
などなどですね。過去に「今月お金がないから値引きしてよ~」っと言ったお客がいましたね。こっちとしては「親に金借りにきたみたいな言い方するなよ!」っと思ってしまいますが、ここは丁重にお断りしました。当たり前ですが。
値切り客は意外とチャンス
でもこれって意外とチャンスなんです。値切ってくるお客は基本的に話しを聞いてくれます。そしてセール品などに目がありません。そこで今店舗にあるセール品を全部紹介していくと意外とまとめ買いしてくれるお客がいるんですね。すべての人に当てはまる訳ではありませんが、10人中2人くらいはまとめ買いしてくれますね。
- 値引きのお客には丁寧に断る
- 値引き客にはセール品を進める
言い寄ってくるお客
お客の中にはあなたに好意を持つ人もいます。それは女性、男性ともに起こりうる事なんです。
アパレルはおしゃれをして仕事しているので、お客から見ると素敵に見えるんでしょう。でもここで注意!モテるからといってお客に手を出してはいけませんよ!中にはいろいろな男性、女性と関係を持って会社をクビになった人もいます。なので絶対に手を出してはいけません。
以前、あるスタッフのことを好きになったお客がいて毎日店に通っていましたね。そして毎日服を買っていくんです。そしていざその子にフラレると・・・どうなったと思います?
「これまで買った服代全部返せっ!!」って言ってきたんですね。
最悪のシナリオにはなりませんでしたが、店舗にも会社にも迷惑をかけるような出来事だったので結局彼女は辞めてしまいました。お客の勝手な行動でいろいろな人に迷惑がかかってしまうケースもあるってことですね。
言い寄ってくるお客のあしらい方
男女ともに「彼女、彼氏がいる」っと言った方がいいですね。大抵言い寄ってくる人は「彼氏(彼女)いるんですか?」って聞いてきます。どんなにあなたがタイプなお客でもそこは我慢してほしいですね。
- 言い寄られてもとりあえず愛想は忘れずに
- しつこい客には「彼女(彼氏)がいる事を伝える
- 上司や他のスタッフに協力してもらう
- 連絡先は絶対に教えない
- 極端な不快感を与えない
- 絶対に手を出さない
自分よりも知識があるお客
ビンテージのデニムや革ジャンなど少し知識がいる商品を多く置いているショップには多くある事ですね。あとスーツを取り扱うショップもある事です。
特にあまり知識がない新人の時にこんなお客に当たると傷心しますね。「辞めてぇ」っと思っちゃいます。中には自分の知識を自慢したいが為に質問してくる人もいます。
知識がある客の対処法
とにかく素直に受け止めましょう。「お客様〇〇のことよくご存知ですね。勉強になります」とか「〇〇お好きなんですね。私も好きで今勉強中なんですよ」とか。前向きな表現がいいです。間違ってもイヤな顔をしたり、どもったりしないでくださいね。素直で受け止めることでそのお客と仲良くなることもありますから。
でも中には「なんにも知らないスタッフだな」「自分で勉強しろよ」っと思ってしまう人もいるので、そこらへんは一回聞いて反応を見るしかないでしょうね。
- 知識がまだない事を受け止める
- イヤな態度を取らない
- 明るく元気に対応する
- お客から知識をもらうことはOK
服が似合わないお客
これたまにいます。どんな服を着せても似合わないお客。「自分に似合う服選んでもらっていいですか」っと聞いてくるお客がたまにいます。そういったお客に限って似合わないんですね。
体型が原因なのか、顔が原因なのか、こちらのセンスが問題なのか、そもそもうちの洋服がお客と合っていないのか。迷走する時間が苦痛ですね。でもこちらが「合ってない」っと思っても客が「素敵ー」っと言っていれば問題ないです。最悪なのがそのお客自体も「似合ってない」っと思っているのが伝わるのが苦痛ですよね。
似合わないお客には
これは個人的な方法ですが、とにかく似合ってなくても「すごくお似合いですよー」っと言いますね。アパレル業界では超あるあるですが。
こちらは仕事をしるんですからお客に向かって「似合ってないですね」なんて言えないですよね。それこそもっと感じが悪くなってしまいます。なので、どんな服を着ても似合わないお客にも「お似合いです」が鉄則なんです。
自分のセンスやモノの見方なんて結局自分の価値観でしかないんですね。なので違う見方でそのお客に合うコーディネートをすると上手くいくことがあります。お客も自分が想像しているコーディネートよりもいいモノになっている可能性があって、それが新たな発見に繋がることだってあるんですね。
- 似合ってなくても「似合ってます」が鉄則
- 違う見方でコーディネートしてみる
- お客も気づいていない部分を探してあげる
返品、交換してくるお客
買ったその日、翌日とかに返品するのは構いません。でも1周間くらいして返品、交換してくるお客がたまにいるんです。ひどい時は半月前の商品を返品してくるお客もいるんです。
返品理由はいくつかあります。
- 洗って縮んだ
- 穴が空いた
- 合わせるのが難しかった
- 着なくなった
- 他にいいのが見つかった
- いらなくなった
大体こういった人は確信犯。どう考えても何回も着てるだろって服も平気で返品してくれだの、交換してくだの言ってきます。
一回あったのが「これ返品してください」と言われたので商品を見てみるとウチで取り扱ってない商品だった事。あきらかにユ○ク○っと書いてあるのにですよ。どこでどう間違ってウチに来たのか。どういった神経なのかわかりませんが、そういう輩もたまに会えます。
こういった輩には対策はありません。とにかく状況を理解してもらって帰ってもらうしかないですね。
大抵商品の返品、交換の条件は店舗に貼ってあるか、メンバーズカードに記載しています。その条件を改めて説明、把握してもらうしかないですよね。
- 返品、交換の条件を再確認してもらう
- 変な輩は丁寧に帰ってもらう
- とにかく店長、先輩に助けてもらう
試着室でふざけるお客
これも変な輩ですね。例えばお客が試着していて「サイズはどうですか?」っと尋ねると「ちょっと見てもらっていいですか?」と言われたのでカーテンを開けるとパンツ一丁だった事とか。
あと、わざと前後逆に来ていたりとか。まぁこんな人らは滅多に遭遇しませんが、いることはいますね。
カップル同士で試着室に入ってイチャつく輩もいますね。そんな極端な事はしませんが、中の状況が想像できるくらいキャッキャ言ってるカップルとかは迷惑ですよね。他のお客の迷惑にもなりますし、なんと言っても仕事の邪魔です。
ふざけるお客に対しては?
とりあえず普通に接客しましょう。そして大急ぎで商品を選ばせて、急いでレジして急いで帰って頂きましょう。それが一番です。
確かにそうです。あきらかに営業妨害しているお客に対しては注意するのが基本です。
でも、もしそういった状況に出くわして自分が「これは駄目だ!」っと思っても勝手にお客には注意しない事です。そういった時は店長に相談して、店長に注意してもらいましょう。そすることで無駄なトラブルがなくなります。
- 急いで帰ってもらうように急ぐ
- 度を越えた場合のみ注意
- 注意する時は上司に頼む
- 自分で判断して自分で注意しない
子供を注意しないお客
ショップには子連れのお客がよくきます。子供は無為邪気なので服を荒らしたり、かくれんぼをしたりするんですね。子供なんでしょうがいですし、ある程度までは可愛いくて許せます。でも限度を越えてる子供もいるんですね。
- 服を床に投げる
- 帽子をかぶりまくる
- マネキンを勝手に動かす
- 鼻水を服につける
- 試着室で本を読む
そうなんです。おそらく親も疲れているんだろうと思いますが、でも最低限のしつけは必要ですよね。
やんちゃな子供はどうするか?
まずは子供に優しく注意しましょう。それもとびっきりの優しくですよ。あまり強めに言うと親が飛んでくる場合がありますので。
以前スタッフが子供に注意したら親が怒って大変な事になった経験があります。その親も結構な頑固者で苦労しました。とにかく子供がやんちゃな親に限って注意ですね。
理想は親に言ってもらう事なのですが、ちょっと難しいですよね。なので、直接親に言わないにしろ子供に「それは駄目な気がするな~、お母さんに聞いてきてごらん」とか「お母さんそれ悪いことだって言ってなかった~」など、その子の親に聞こえるくらいの距離でいいますね。そうすれば大抵の親は「〇〇ちゃん駄目でしょ」っとなります。
状況によりますが、本当にこれは限度を越えていると感じる場合のみ、親に注意を促してもらいます。そこんところの境界線は難しいですが、こういった時も店長や上司に相談するといいですね。
- 子供には優しく注意する
- 遠回しに親に対して注意を促す
- 限度を越えている時のみ親に注意する
- 親に注意する時は店長、上司に相談する
無駄に散らかすお客
例えば、そのお客のサイズがLだったとしますね。大抵商品は小さいサイズが一番上になっているので下のLサイズを引っ張り出すことになります。
でもそのとり方に問題があるんです。普通に上の商品を持ち上げて引っ張り出せばいいのですが、いちいち上の商品を他の台に置いたり、そのままLサイズを引っ張るもんだから上がぐちゃぐちゃになったり、あげくには上が邪魔だからって奥に商品を押し込んで商品を取ったりするんですね。
あと、試着室に大量に服を持ち込んで、何も言わずそのまま店を出る人もいますね。何が起きたあとなのか分からないほどの散らかり具合でしたね。
無駄に散らかすお客には?
これも輩と一緒ですからね。どうしようもありません。でも、個人的にしていたのは近くで他の商品をずっと畳んでましたね。少し意地悪な感じもしますが、これを見て止める人も中にはいます。
まぁ一番良いのは仕事だと割り切ってひたすら畳むしかないですよね。
飲食するお客
基本的にショップ店内は飲食禁止です。これは注意書きがなくてもわかりますよね。でも若い人に限ってこんな事するんです。
そうですね。高校生なんかがジュース持ったり、アイス持ったりして入店してきますね。「あー、あそこの高校か、やっぱタチ悪いな」なんて事思いませんが、どうしてもそんなお客はいます。
ハンバーガーとか、ホットドック食べながらきたお客もいましたね。「どんだけ時間ないんだよ!」っと思いましたが、その時ばっかりは注意して帰って頂きましたね。
飲食するお客に注意はいい?
これに関しては早めに注意して大丈夫です。もし商品に汚れが付いた場合トラブルになりますし、お店側としても色々な事がマイナスになってしまいます。なので、飲食に関しては比較的早めに注意したほうが得策ですね。
- 飲食は早めの注意が有効
- トラブルにならない様に丁寧に
- 特に子供が飲食している時には注意
さいごに
なんやかんやでただのグチのような記事になってしまいましたが、アパレル店員はストレスが溜まりやすい職種です。どんな方法でもいいのでしっかりとガス抜きをしていきましょう。
ちなみに「アパレル時代の困ったお客様の行動」を紹介した動画あったので紹介します。