加湿器の方式の違い|あなたにピッタリな選び方がわかる!

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こんにちは、マヒロです。

冬は乾燥の季節。

著者も乾燥時期になると肌が乾燥して皮が剥けるわ、唇がカサカサになるわ、喉は痛くなるわで最悪です…

そんなときに役立つのが加湿器。

しかし、加湿器を購入しようとAmazonで見てみると「ハイブリッド式」や「超音波式」という文字が…

「ん?なんか違った特徴や機能でもあるの?」っと気になりますよね。

できればすべて把握した上で決めたいはず。

そんなあなたのために、加湿器の種類(方式)と違いをわかりやすく、そしてカンタンに説明していきます。

この記事を読めば、きっとあなたの悩みや目的に合った加湿器を選ぶことができ、もっと家での生活が豊かになるはずです。

加湿器は主に4種類(方式)ある【種類別に違いを説明】

加湿器は主に4種類(方式)に分かれています。

  • 超音波式
  • スチーム式(加熱式)
  • ハイブリット式(加熱気化式)
  • 気化式

それぞれ加湿方法が違ことでメリット・デメリットも違ってきます。

メリット・デメリットを知ることで悩みや目的に合った加湿器を選ぶことができる

ではまず各方式の性能や効果を見ていきましょう。

超音波式:特徴とメリット・デメリット

超音波式とは、超音波で水を震わせてミスト化させる加湿方式。

濃ゆいモクモクとしたミストが特徴で、いかにも「加湿してます!」って感じになる。

超音波式のメリット

  • 本体が比較的安価
  • 水蒸気が熱くない
  • おしゃれなデザインが多い

構造が複雑でないため、他の加湿器と比べると安価(3,000円以下)で手に入ります。

水蒸気も熱くなく、子供が誤って手や顔を近づけても安心です。

さらにインテリアに合うおしゃれなデザインが多いのも超音波式の特徴。

超音波式のデメリット

  • 頻繁に手入れが必要
  • 結晶化したミネラルが壁に付着しやすい

超音波式は水を加熱やフィルターを通したりしないため、雑菌が繁殖する可能性があります。

そのため水を毎日入れ替えたり、頻繁に内部(タンクやトレーなど)をスポンジやブラシなどで掃除する必要があるんです。

さらに、水道水に含まれるミネラルが結晶化することで、部屋の壁などに白い粉が付着することも。

スチーム式(加熱式):特徴とメリット・デメリット

スチーム式(加熱式)とはヒーターで水を沸騰させて、蒸気で加湿する方法です。

炊飯器の炊ける前の蒸気みたいな感じ。

超音波と比べるとモクモク感は少ないので視界を妨げることはありません。

スチーム式(加熱式)のメリット

スチーム式は加熱式なので細菌やカビの心配がないのが最大のメリット。

頻繁に手入れをするのが面倒なら、スチーム式がいいかなと。

スチーム式(加熱式)のデメリット

  • 電気代がほかよりも高い
  • タンクにカルキがつく
  • 吹き出し口が熱い

スチーム式はヒーターを使っているので電気代がかかります。
(電気代についてはあとで詳しく説明)

さらに水道水のカルキがタンク表面にこびりつくので、たまに掃除は必要。

また、蒸気の吹き出し口が熱くなる(約65℃くらい)のでお子さんやペットがいるお宅にはあまりおすすめできないかも。

ハイブリッド式(加熱気化式): 特徴とメリット・デメリット

ハイブリッド式とは、水を含んだフィルターに温風を当てて加湿する方法です。

スチーム式とは違い吹き出し口が熱くならないのが特徴。

ハイブリッド式(加熱気化式)のメリット

  • タイプの中で加湿スピードがもっとも早い
  • 雑菌やカビの発生は少ない

加湿器の中ではハイブリッド式が一番加湿スピード(部屋を潤す速度)が早い。

またヒーターを使った温風を使用するので雑菌やカビの繁殖も抑えられるのもメリットです。

自宅にいる時間が限定されていて、数時間しか稼働しないならハイブリッド式がおすすめ。

ハイブリッド式(加熱気化式)のデメリット

ハイブリッド式もヒーターを使うので、スチーム式同様電気代がかかります。

スチーム式までコストはかかりませんが、電気代は多少かかるのがデメリットかなと。

気化式 : 特徴とメリット・デメリット

気化式とは、水を含んだフィルターに送風を当てて加湿する方法。

ハイブリッド式と似ていますが、ヒーターを使わず送風だけで加湿させるのが特徴です。
(風量を調整できるのも特徴)

気化式のメリット

気化式の加湿器は、フィルターに送風を送るだけなので電気代が安く済むのが最大のメリット。

また本体価格も安いため自然気化(ペーパー式)を選ぶなら気化式を選んだほうがいいでしょう。

気化式のデメリット

  • 雑菌・カビが繁殖しやすい
  • 湿度上昇は45%くらいと少し低め

ヒーターを使わないので、フィルター内で雑菌やカビが繁殖する恐れがあります。

そのため定期的なメンテナンスは必要。

さらにほかの加湿器と比べると湿度上昇率は45%くらいなので、十分な湿度を求めるならすこし不安があるかも。

ちなみに湿度は40%~60%が目安なので基準は超えています

加湿器の選び方

選び方①:加湿能力で選ぶ

加湿器は部屋の大きさに合わせた[加湿能力]で選ぶのが基本。

加湿器には[加湿能力(mL/h)]といって、機種ごとに「1時間に放出できる水分量」が決まっています。

この数値が高いほど加湿能力は大きくなり、部屋の使用目安にもなるんです。

加湿器の定格加湿能力の目安は下記のとおり

加湿器の定格加湿能力の目安表

※加湿能力は方式に依存しないため、どのタイプでも上記の表を目安にできます。

乾燥肌の悩みや喉の痛みで悩まれているなら、加湿能力はかなり重要。

もし安定した加湿効果を期待したいなら、一つ大きい定格加湿能力を選びましょう。

選び方②:加湿の速さで選ぶ

加湿能力は方式問わず一定ですが、加湿する速さは方式に依存します。

下記に方式別、部屋を加湿するスピードが速い順に並べてみました。

  • 1位:ハイブリッド式
  • 2位:超音波式
  • 3位:気化式
  • 4位:スチーム式
出典:家電Watch

1日中加湿器を稼働させるならこだわる必要はありませんが、数時間しか稼働しないなら速く加湿できるものがいいです。

スチーム式だと部屋の湿度が60%になるまで3時間かかるという結果も。

なので家に帰宅したらすぐに加湿したい方は、ハイブリッド式か、超音波式がおすすめ。

選び方③:タンク量(運転時間)で選ぶ

タンク量(運転時間)は大きいほうがおすすめ。

加湿能力が十分でもタンク量が少なくては補充の手間がかかってしまうから。

また、タンク量が少ないと知らない間に切れていることもあり、せっかくの湿度も下がってしまいます。

置き場所に困るかもしれませんが、タンク量が大きいほうが実用的かなと。

選び方④:手入れのしやすさで選ぶ

加湿器の方式によって雑菌やカビが繁殖しやすくなります。

特にヒーターを使わない超音波式と気化式は雑菌などが繁殖しやすいため、こまめな手入れが必要。

手入れが面倒で「頻繁にするのはイヤ!」という方なら、ハイブリッド式かスチーム式がおすすめかと。

選び方⑤:衛生面・安全面で選ぶ

衛生面・安全面を両立するならハイブリッド式一択。

衛生面だけならスチーム式が良いですが、吹き出し口から熱い蒸気が出るので、お子さんやペットには少し危険です。

ハイブリッド式なら熱くも冷たくもないので、吹き出し口に手や顔を近づけても大丈夫。

雑菌やカビに関しても超音波や気化式よりも繁殖しにくいのでおすすめです。

一番バランスが良いのは「ハイブリッド式」

加湿器の中で一番バランスが良いのはハイブリット式かなと。

スチーム式より電気代はかかりませんし、超音波式や気化式みたいに雑菌やカビを心配する必要もさほどありません。

加湿スピードも速いですし、本体価格もそんなに高くありません。

なので「どれを選んでいいかわからない!」というときは、ハイブリッド式を選ぶと後悔はしないかなと。

加湿器:それぞれの電気代の違いは?

加湿器4タイプの電気代は下記のとおり。

方式消費電力(目安)1ヶ月の電気代(目安)
※1日8時間×30日計算
超音波式約26W約168円
スチーム式約130~260W約1,680円
ハイブリッド式約150~170W約1,104円
気化式約2.5~9W約57.6円
参考:Looop電気

暖房エアコンと併用すると電気代がかさむので、電気代が気になるなら気化式になるのかなと。

ちなみにパナソニックの気化式なら電気代を抑えつつ、高い湿度を保つことができます。
(あとで「おすすめ人気メーカー」でご紹介するので参考にしてみてください)

もしくは暖房器具をガスファンヒーター石油ストーブに置き換えて光熱費を節約するという手もあります。

ガスファンヒーターと大型石油ストーブなどのお得情報をまとめた記事もあるので、よかったら参考にしてください↓

おすすめガスファンヒーター|ガス代の節約方法と暖房器具の光熱費も比較>>

おすすめ大型石油ストーブ!灯油を節約する方法>>

オールシーズン使えるおしゃれな「こたつ」特集>>

加湿器とアロマディフューザーの違いは?加湿効果ある?

[char no=”14″ char=”考える女性”]

「加湿器とアロマディフューザーの違いってなに?」

「アロマディフューザーでも加湿できるの?」

[/char]

結論、アロマディフューザーでは部屋の加湿はできません。

なぜなら粒子の大きさが違うから。

加湿器が出すミストの粒子は細かく、空気によく馴染む性質があります。

一方アロマディフューザーは香りを引き立たせるために粒子を大きくしているので、空気には馴染みにくい性質があるんです。

よって、アロマディフューザーでは部屋での加湿効果は期待できません。

加湿器おすすめ人気メーカー

DAINITI(ダイニチ)

DAINITI(ダイニチ)はハイブリッド式加湿器で2年連続シェア1位を獲得したメーカー。

加湿器をメインに作っている珍しい会社で、かなり力を入れているとのこと。

静寂性・即効性が優れていることから、病院や福祉施設で選ばれているメーカーで、実用性が高い加湿器になっています。

Venta(ベンタ)

Venta(ベンタ)は、ヨーロッパNo.1のベストセラー加湿機を作り出したヒットメーカー。

ベンタの加湿器には空気清浄機能も備わっているのが特徴で[加湿清浄機]と呼ばれています。

さらに特徴的なのが「水で空気を洗う」をコンセプトにしたノンフィルター構造。

水がフィルター代わりになっているので、フィルター掃除が不要なんですね。
(しかしカルシウムの沈着物が固まるのを防ぐ「ハイジェン液」が必要)

「加湿器と空気清浄機を一緒に使いたい!」という方にはピッタリかなと。

Panasonic(パナソニック)

Panasonic(パナソニック)は気化式加湿器に定評があるメーカー。

湿度が低くなりがちな気化式を湿度60~65%まで上げることに成功。

さらに「静寂性」「空気に菌を放出しない」「壁が白く汚れない」と三拍子。

もし気化式を選ぶならパナソニックも検討してみてください。

そのほか気になるQ&A

Q.「加湿で部屋にカビが生えやすくならない?」

A.加湿はカビの原因になりますが、定期的に換気をすれば問題ありません。

Q.「24時間つけっぱなしでも大丈夫?」

A.問題ありません。しかし換気をしないとカビの原因になるので気をつけましょう。

Q.「加湿器ってどこに置けばいいの?」

A.「部屋の中央」「膝上以上の高さ」がおすすめ。壁際に置くと壁にカビが繁殖しやすくなり、直床だとミストが床に溜まりがちになるから。

Q.「安いと加湿能力は落ちる?」

A.値段で加湿能力は落ちませんが、安いと定格加湿能力が低いことが多いです。

Q.「加湿器を顔に直接当てても大丈夫?」

A.おすすめしません。なぜなら加湿器のミストは分子が大きいので肌に浸透しないから。逆に乾燥してしまう恐れがあるので止めておきましょう。

Q.「加湿器って「意味ない」って言われてるけどホント?」

A.そんなことはありません。しかし定格加湿能力が部屋と合っていなければ効果が感じられないことがあります。

以上になります。

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