アパレルの個人売上ってどんな仕組みになってるの?個人売上にはルールとかあるの?
そんな疑問に答えていきます。
アパレルで個人売上を設定している店舗は少なくありません。そんな中で、個人売上はどうやって管理されているのか?そして、ルールやトラブルはあるのか?そういった部分も今回は紹介していきます。
- 個人売上の管理方法
- 個人売上に関するルール
- 個人売上に関するトラブル&解決方法
アパレルの個人売上(ノルマ)の仕組み
アパレルの個人売上ってどうやった管理の仕組みになってるの?
アパレルの個人売上には2通りの管理の仕方があります。
- レジIDでの管理
- タグでの管理
基本的に個人売上の管理はレジで行っています。販売員には個人のレジIDがあり、レジを打つ前にそのIDを入力する事で個人売上は計算されていきます。名札のバーコードを読ませるレジもありますが、アパレルの場合はレジに直接入力するのが一般的です。
レジで管理していない場合は、バーコードタグを使います。バーコードタグの下半分を切り、その空白部分に自分の名前を書き、後で集計を行います。
アパレルでの個人売上は大体この2種類になります。しかし、現在ではレジでの管理が一般的になっていますので、タグで管理している店舗はかなり少なくなってきているのが現状ですね。
アパレルでの個人売上(ノルマ)のルール
個人売上のある店舗ではルールがあります。そのルールは店舗や会社によって違ってきますが、基本的な部分は一緒です。
- 先に声をかけた販売員の売上になる
- 接客したらレジまで責任を持つ
- 接客されたお客に対して違う販売員は声かけしない
基本的にこの3点が基本になっています。個人売上でのトラブルを避ける為に、どの店舗でも独自のルールがあり、それに沿って個人売上は管理されています。
「購入まで接客してたのに、レジだけ違う人がやったら売上はどうなるんですか?」
「接客されずにお客がそのままレジに持ってきた場合は、丁度居合わせたスタッフの売上になるんですか?」
なんらかの理由でレジでの対応ができない場合は、レジ担当に「これ私のIDで!」とアピールします。基本的に他のスタッフも、どのスタッフがどのお客様についているかを把握していますので、個人売上が他のスタッフに渡る事は基本的にありません。
接客されずにそのまま商品を持ってきたお客様に関しては、そのまま居合わせたスタッフの売上になる場合と、無印IDに振り分けられる場合があります。稀ではありますが、店長のIDに振り分けるルールがある店舗もあります。(店長は販売に集中できない場合があるため)
接客されずに持ってきた商品に関しては、『売上が悪いスタッフに振り分ける』『均等に振り分ける』といったルールもあります。
個人売上の管理にはルールがありますが、接客の基本をしっかりとマスターしてれば基本的にトラブルが起こる事はありません。
接客の基本については売れるアパレル販売員になるには「購入までのプロセス」を知る必要があるを参考にしてください。
個人売上の横取り
アパレルには、個人売上に関するルールが店舗や会社ごとに作られています。その理由は、個人売上を横取りされない為、個人売上を平等にする為です。しかし、そういったルールを無視して、個人売上を横取りする輩はいます。
個人売上を横取りされない為にも、どういった横取り行動があるのかを知り、対策方法を知っておきましょう。
- 商品を取りに行っている間にお客を横取りされた
- レジを頼んだらその人の売上になっていた
- 私の顧客なのに接客して横取りされた
大体この3つが多くあります。では、一つづつ見ていきましょう。
商品を取りに行っている間にお客を横取り
『お客様からの要望でバックヤードに商品を探しにいっている間に、他のスタッフが接客をして商品が売れた』
こういったパターンはかなりあります。
横取りした本人は「気づかなかった~」「向こうから話しかけてきたから~」といった理由があるかもしれませんが、どんな理由であれルール違反はルール違反です。
こういった場合は、横取りした本人に「どのスタッフがどのお客に接客しているか確認してください」と指導する必要があります。自分で指導できない場合は、店長や先輩などに相談をして対処してもらいましょう。
もし、そういった対処をしてもらえない場合は、本社の人事部に相談しても構いません。
レジを頼んだらその人の売上になっていた
『自分のIDでレジを頼んだけど、その人の売上になっていた』
これも結構あります。
大体こういった事をする人は確信犯です。なので、その人がレジをしている時は、必ず自分でレジまで対応するようにしましょう。
個人売上がある場合は、原則として販売~レジまでが一連であり、あなたに責任があります。どんな理由であれ、レジまで担当しなかったあなたにも非があるので、どんなに忙しい時でも必ず最後のレジまで対応しましょう。
そうする事でレジでのトラブルは回避できます。
私の顧客なのに接客して横取りされた
『いつも私が接客している顧客なのに横取りされた』
このパターンもよくあります。
この場合は、他のスタッフに『このお客様は私の顧客』と周知させる必要があります。この周知を怠ってしまうと、お客様自体も『私に接客するのイヤになったのかな』と勘違いしてしまって来店しなくなってしまうケースがあります。
なので、顧客として接客しているお客様に関しては、ミーティングではっきりと周知させておく必要があります。
まとめ
- 個人売上の管理は主にレジで行っている
- 声をかけたら最後まで責任を持って対応する
- 個人売上の横取りには注意する
個人売上がある店舗では、販売員同士がライバルになります。そういった環境下では売上を横取りする人も出てくるでしょう。しかし、あなた自身しっかりとした接客術を身に着けていれば、大抵のトラブルは事前に回避できるはずです。
このサイトでは接客関する情報を多く扱っていますので、ぜひ参考にしてください。