[char no=”11″ char=”悩む人”]「お店のPOPっていまいち何書いていいかわからないなー
もっと効果的で売れるPOPを作りたいんだけど…
テンプレみたいな簡単に書けるのないかなー」[/char]
こんなお悩みありませんか?
わたしはショップで働いているとき、いくつものPOPを書いては「こんなんで良いの?」「これって効果あんの?」っと内心思っていました。
しかしある日を堺に、迷いなくスラスラと効果的で売れる言葉を書けるようになり、お店の売上も1割~2割増えるようになったんです。
なぜなら”あること”を意識して書くようにしたから。
この記事では「POPを上手く書けない」「どう書いていいかわからない」「わたしにも書けるテンプレがほしい!」という人のために、これまでわたしが実践してきたPOPの書き方について話していきます。
(超簡単です)
[char no=”6″ char=”人差し指”]「効果的で売れるPOPを作りたい!」という人にとっては有益な内容になっているはずです。[/char]
POPは3つの「One」を意識して書く
あなたはこの言葉をご存知でしょうか?
- 1)One Market(ワンマーケット)
- 2)One Message(ワンメッセージ)
- 3)One Outcome(ワンアウトカム)
これはセールスレターと呼ばれる「商品を売るための文章」でよく使われる技法です。「3つのOne」とも言われています。
簡単に説明すると…
- ワンマーケットとは「市場を一つに絞る」こと
- ワンメッセージとは「メッセージを一つ絞る」こと
- ワンアウトカムとは「出口を一つに絞る」こと
要するに、すべてにおいて一つに絞ぼりなさいという意味なんですね。
アパレルショップの多くのPOPは狭い範囲に多くの言葉が書き込まれています。
[char no=”9″ char=”泣き顔”]狭い範囲に多くの言葉が書かれたPOPはもはやお経です。[/char]
文字が書いてあることは認識できるんですが、はっきりいって内容までは認識できません。
そうならないためにも、ワンマーケット・ワンメッセージ・ワンアウトカムを意識して書く必要があるんです。
3つの「Oen」を意識したPOPの例
では、3つの「One」を意識したPOPを書いてみます。
3つの「one」をアパレルショップのPOPに当てはめるときは…
- ワンマーケット=「一つの商品に絞る」
- ワンメッセージ=「一つのベネフィットに絞る」
- ワンアウトカム=「一つの行動に絞る」
に変換して書くと効果的なPOPを書くことができます。
まずは悪い例… 「レディースのスキニーデニムパンツ」で書いてみます。
新作スキニーデニム入荷しました!
着痩せ効果バツグンで美脚をゲット!
ストレッチ素材で動きやすさもグッド!
他にもたくさんの新作パンツがあるので、試着の際はスタッフにお声がけください!
3つの「One」を意識した例
moussyのスキニーデニムパンツがついに入荷!
これ一本で”あのモデルのような足”が手に入る!
いつ買うの?今でしょう!
何が入荷したのか、どんな効果があるのか、そしてどう行動してほしいのかが一つに向かってはっきりしていますよね。
すこし物足りなさを感じると思いますが、それはスタッフ側の意見です。お客からすれば十分な情報量になります。
では、この例文のポイントを話していきましょう。
POPに当たり前の情報は書かない
POPに当たり前の情報はいりません。
なぜならお客様が求めているのはそこではないからです。
悪い例のように「着痩せ効果があり、美脚効果がある」なんて大半の人は知っていますよね?それよりもお客様が求めているのは「それを着ることによって他に何が生まれるか」です。
美脚効果以外にどんな効果があるのか…?
それは美脚効果があるパンツを履くことで「理想とする人物になれる、あるいは近づける」という効果が生まれるんです。
だから、良い例のように”あのモデルのような足が手に入る”と書いたわけなんですね。
[char no=”6″ char=”人差し指”]なので、POPを書くときには必ず一歩先のベネフィットを与えるようにしましょう。[/char]
POPには連想させるフレーズを書く
文字数が限られるPOPには、想像させる言葉を書くと効果的です。
たとえば、先日ドラックストアの化粧水コーナーで見かけたキャッチコピーにはこんなことが書かれていました。
「お肌がごくごく飲むような化粧水」
この「ごくごく飲む」というフレーズは最高ですね。
なぜなら肌に水分が入っていくイメージが凄まじいからです。
このように、フレーズを見ただけで良いイメージを連想させることができれば、商品は勝手に売れていきます。
これはアパレルショップでも同じです。
たとえば「あのモデルのような足」というフレーズ。これは「その人が一番憧れているモデルのような足になれる」という良いイメージを持たせることができます。
しかも「あの」と明確にしないことで”その人だけの憧れの人を連想させられる”ことができるんです。
なので、POPを書くときにはお客様の良いイメージを連想させるような言葉を書くようにしましょう。
POPには次の行動(ゴール)までしっかりと書く
POPには次の行動(ゴール)までしっかり書きましょう。
なぜなら、お客様は行動を促さないと行動しないからです。
悪い例を思い出してみてください。
悪い例の最後には「 他にもたくさんの新作パンツがあるので、試着の際はスタッフにお声がけください! 」と書いてありましたよね?
これは最悪です。
なぜなら選択肢が増えていますし、ゴールが試着で止まっているからです。
POPで商品を購入させたいなら、一つの商品を紹介し、その商品をレジに持っていくように行動させましょう。
これが原則です。
【アパレル専用】売れるPOPのテンプレ
簡単に書けるようにテンプレを用意しました。
下のテンプレに沿って書くだけで効果的なPOPを書けるようになるので使用してください。
(実際に使っているテンプレです。キャッチコピー、セールスレターを考えるときにも使えます)
- One Market(ワンマーケット)
どんなブランドの、どんな商品を入荷、おすすめしたのか書く
ここに記入↓
[ ] - One Message(ワンメッセージ)
伝えたいことを一つだけ書く
伝えるのはお客様が連想しやすく、一歩先のベネフィットを書く
ここに記入↓
[ ] - One Outcome(ワンアウトカム)
どう行動してもらいたいかを書く
単刀直入過ぎる言葉は引かれるので、すこしオブラートに包んだ言い方が好ましい
ここに記入↓
[ ] - 使えるフレーズ集
「つい鏡で見たくなるようなシルエット」「女性ウケを狙うならこれ」「街中のおしゃれセンサーが集中するTシャツを先取り!」「1日10本売れてるデニムパンツ試したくないですか?」「どこで買ったの?と言われるパンツがここにある!」「何も言わなくても自慢になるこのデザイン!」
ここに入力してつなぎ合わせるだけで効果的な売れるPOPが完成します。
まとめ
- POPの文章は「3つのone」を意識する
- 一歩先のベネフィットを提示する
- 未来を連想させるフレーズを使う
- どう行動するかを明確に書く
POPは商品の広告です。
お客様にどれだけ魅力的な商品なのか、どれだけ価値ある商品なのかをアピールするものです。
単なる商品の説明ではPOPの意味はありません。
効果的で売れるPOPを目指すなら、かならず「3つのone」を意識して作っていきましょう。