『退職時に菓子折りを渡すのは常識?』
『菓子折りを渡さいとどうなるの?』
『どんな菓子折りを渡せばいい?』
菓子折りを渡すのは日本特有の習慣であり、古風な風習でもあります。
そんな退職時の菓子折り模様を常識に当てはめてお話していきますね。
菓子折りは誰まで渡すのか?
- 本社(本部)
- 事務
- 所属部署
- 関係があった部署
基本的にこの4つに絞ります。
しかし、就業場所から本社や他部署が遠い場合は、菓子折りなどは除外して結構です。
基本的に、退職時の菓子折りは『お世話になった近しい仲間への感謝のしるし』なので、就業場所以外の人達には渡す必要はありません。
しかし、管理職として本社に出入りしていたり、社長や他管理職の人達と交流があれば、菓子折りを渡した方が、今後の為になると思います。
菓子折りを渡すタイミングは?
- 出勤最終日の帰り
- 退職日の昼前、昼後
有給消化がある場合は、最終出勤日の帰りに、無い場合は退職日に渡します。
基本的に、退職の挨拶と共に渡すのが一般的ではありますが、その時の状況によって渡すタイミングがズレても非常識にはなりません。
有給消化後に、保険証などを返しに会社に出向くのであれば、消化後に渡すこともアリです。
菓子折りの金額相場は?
- 所属部署のみ :2000円~3000円
- 他部署、本社込み:5000円
菓子折りは気持ちがメインなので、そこまでお金をかける必要はありません。
上記の金額より低くてもまったく問題ありませんが、贈り物用のラッピングはしてもらいましょう。
せっかく高い菓子折りを買っても、裸で渡すと『あれ?手抜いた?』と思われるかもしれません。
菓子折りにメッセージは必要か?
- 挨拶済み:必要なし
- 未挨なし:必要
退職の挨拶をしており、菓子折りを手渡ししている場合はメッセージの必要はありません。
しかし、退職の挨拶もなく、郵送で菓子折りを送る場合はメッセージを添える事で、相手も自分も気持ちよく終わることができます。
しかし、特に親しかった同僚や、これからも関係を築いていきたい相手には別にメッセージを添えるのはOKです。
甘くない菓子折りはアリ?
もちろんアリです。甘くない菓子折りは
- せんべい
- おかき
- コーヒー
などがあります。
甘いものが苦手な人が多い部署や、健康に気を付けている社長などには喜ばれる菓子折りになります。
洋菓子になると、甘くないラスクなどがありますので、洋菓子から探すものアリかもしれませんね。
個別で菓子折りを渡すのはアリ?
嫌いな人には渡さず、仲の良かった人に渡すのはNGです。
渡された人と、渡されなかった人が今後トラブルを起こすかもしれないからです。
菓子折りを渡した人が喋るかもしれませんし、どっかから見られてる可能性もあります。どっから情報が洩れるかわかりませんので、菓子折りを渡すなら全員に、渡さないのであれば、全員に渡さないようおにしましょう。
菓子折りの選び方
菓子折りは『感謝のしるし』なので、気持ちが入っていればどんな菓子折りでも失礼にもなりませんし、きっと気持ちよく受けとってくれるはずです。
しかし、どういった菓子折りを渡せばいいのかわからない時は、これから紹介するカテゴリから選ぶといいでしょう。
無難な菓子折り
一番無難な菓子折りは、せんべい系や饅頭系の和菓子です。
好き嫌いがあまりなく、賞味期限も比較的長いですし、価格も抑える事ができるのでおすすめです。
饅頭系は、少し意味合いがある饅頭があるので、店員さんと相談しながら買うと間違いありません。
比較的良い菓子折り
洋菓子を選ぶと比較的良いイメージの菓子折りになります。
洋菓子になると、見た目が明るく、甘いイメージがあるので、比較的和菓子よりも喜ばれることが多いです。
しかし、洋菓子は賞味期限が早いものが多いので、できるだけ日持ちが良い洋菓子を選びましょう。
人と違う高級な菓子折り
人と違う高級な菓子折りを選ぶなら、チョコレート系が一番です。
あまり手の入らないチョコレート系を渡すとかなり喜ばれます。しかし、あまり気合を入れすぎると大きな出費になってしますので気を付けてください。
チョコを選ぶ時はmy recommendさんの高級チョコレートはセンス良く!世界に名だたる人気ブランドを参考にしてみてください。
甘くない菓子折り
甘くない菓子折りと言えば、せんべいやおかきですが、それ以外なら、コーヒーなどでも大丈夫です。
菓子折りにコーヒーを選ぶ人は少ないですが、意外とコーヒーは喜ばれます。
日持ちはいいですし、会社としてもお客に出すことができ、重宝できる菓子折りになります。
今の時代は菓子折りを渡さない?
今の時代は菓子折りを渡さない。という訳でなく、退職時に菓子折りを渡す風習を知らない人が増えただけです。
しかし、会社の規則で菓子折りの受け渡し自体を禁止している企業もあります。どういった経緯で禁止にしているかは企業によりますが、必要以上な物品の受け渡しはトラブルの元になるので、トラブル回避のために禁止している企業があります。
なので、あなたの会社にそういった規則や方針がないか確認して、菓子折りを用意するようにしましょう。
菓子折りを渡しなくない時
会社や同僚、上司に良い思い出がない場合は、無理して菓子折りを渡す必要はありません。
『社会人のマナーなんだから、菓子折りくらい渡せよ』
『立つ鳥跡を濁さずって言うだろ!』
と言われるかもしれませんが、物品を要求する輩には渡さなくて結構です。
今後付き合う気のない人にお金を使っても何のメリットもありません。
菓子折りを渡さなくていい時
- 会社の規則、方針がある場合
- 菓子折りの風習がない場合
- 上司からいらないと言われた時
- 渡したくない時
会社によって、菓子折りの受け渡しが禁止している場合や、風習がない場合は必要ありません。というか渡さないほうがいいでしょう。
さらに、菓子折りの事を上司から『菓子折りは大丈夫だからな』と言われたら、渡さない方がいいでしょう。
後日、菓子折りを発送するのはアリ?
何らかの事情で、菓子折りを後日郵送するのはOKです。
その場合は、事前に菓子折りを送ることを伝えるか、菓子折りの中にメッセージを添えておくことが前提になります。
どんな渡し方であれ、相手を思う気持ちがあれば、なんら問題はありません。
まとめ
菓子折りは、感謝の気持ちを表現する物です。
渡すタイミングや菓子折りの種類など気になる点は沢山ありますが、これまでのあなたと会社の関係が良好であれば、どんな菓子折りでも気持ち良く受け入れてもらえます。
しかし、残念にも、あまり良好とは言えない関係で終わるのであれば、無理して菓子折りを渡さなくても何の影響もありません。
何度もいいますが、菓子折りは気持ちです。